中谷元の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(中谷元君) 先週末行われました日米防衛首脳会談及びフレシェット国連副事務総長との会談について御報告申し上げます。
まず、日米防衛首脳会談においては、ラムズフェルド長官より国防見直しについて説明があり、私から有事法制、集団的自衛権の最近の状況を説明しました。また、戦略的観点からの対話の枠組みについて、私から、審議官級による意見交換の場の設置を提案したのに対し、ラムズフェルド長官より、好ましいことであるとの発言があり、事務レベルに詳細に検討させることで意見の一致を見ました。また、私から、米国のミサイル防衛計画に対する日本政府の立場を確認しつつ、仮に我が国が弾道ミサイル防衛システムを保有する場合、我が国の防衛のために我が国が主体的に運用するシステムを保有する考えである旨発言いたしました。
次に、普天間飛行場代替施設の使用期限につきましては、地元首長より政府に対し強い要請があり、これを重く受けとめており、この点を伝達しました。さらに、在沖縄海兵隊の一部訓練の移転について検討を要請したところ、米側より、地域社会の懸念に十分配慮する姿勢の表明がありました。
このほか、多国間協力について意見交換を行った後、朝鮮半島問題については韓国の立場に十分配慮することが必要であることで意見が一致しました。
次に、国連本部においては、フレシェット国連副事務総長との間で防衛庁長官として初めての本格的な政策的対話を行い、私から、PKF本体業務凍結解除、我が国の武器使用の現状等を説明いたしました。武器使用の現状については、先方から、これの見直しによりPKO参加が促進されればありがたいが、他方、過大に懸念する必要もない旨の発言がありました。また、東ティモールの新たなPKOに関する日本の関心につき先方から質問があり、私から、任務、規模等が明らかになった段階で国連のニーズ等を踏まえつつ検討してまいりたい旨伝えました。
さらに、今後の我が国によるPKOへの取り組みについては、私から、国連PKO局への自衛官の派遣、UNDOFの充実、停戦監視要員や人道的救援活動への前向きな取り組み、国連等への意見交換のためのミッションの派遣等に関し提案したところ、副事務総長から、これら幅広い検討に対する謝意の表明等がありました。
今回の訪米は、防衛首脳会談において二十一世紀においても日米同盟の重要性は不変であるとの認識で一致することができ、また、国連本部訪問については国際貢献への取り組み等に関する認識を深めることができたという点で、いずれも非常に意義深いものでありました。
以上、私の報告とさせていただきます。