外交防衛委員会
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会
会議録情報#0
平成十三年六月二十六日(火曜日)
午前十時一分開会
─────────────
委員の異動
六月十二日
辞任 補欠選任
川橋 幸子君 佐藤 道夫君
長谷川 清君 齋藤 勁君
六月十三日
辞任 補欠選任
今井 澄君 小山 峰男君
木庭健太郎君 高野 博師君
益田 洋介君 山本 保君
吉岡 吉典君 市田 忠義君
六月十四日
辞任 補欠選任
小山 峰男君 今井 澄君
山本 保君 益田 洋介君
市田 忠義君 山下 芳生君
小泉 親司君 緒方 靖夫君
六月十五日
辞任 補欠選任
森山 裕君 井上 吉夫君
緒方 靖夫君 小泉 親司君
山下 芳生君 吉岡 吉典君
六月十八日
辞任 補欠選任
井上 吉夫君 森山 裕君
佐藤 昭郎君 大野つや子君
須藤良太郎君 橋本 聖子君
矢野 哲朗君 魚住 汎英君
益田 洋介君 福本 潤一君
六月十九日
辞任 補欠選任
魚住 汎英君 山崎 力君
大野つや子君 佐藤 昭郎君
月原 茂皓君 鶴保 庸介君
橋本 聖子君 須藤良太郎君
福本 潤一君 益田 洋介君
六月二十日
辞任 補欠選任
鶴保 庸介君 月原 茂皓君
森山 裕君 釜本 邦茂君
山崎 力君 尾辻 秀久君
益田 洋介君 木庭健太郎君
六月二十一日
辞任 補欠選任
尾辻 秀久君 長谷川道郎君
釜本 邦茂君 森山 裕君
佐藤 昭郎君 西田 吉宏君
須藤良太郎君 竹山 裕君
今井 澄君 朝日 俊弘君
広中和歌子君 小川 勝也君
六月二十二日
辞任 補欠選任
竹山 裕君 須藤良太郎君
西田 吉宏君 佐藤 昭郎君
長谷川道郎君 矢野 哲朗君
朝日 俊弘君 今井 澄君
小川 勝也君 広中和歌子君
木庭健太郎君 益田 洋介君
六月二十五日
辞任 補欠選任
月原 茂皓君 金石 清禅君
広中和歌子君 石田 美栄君
六月二十六日
辞任 補欠選任
須藤良太郎君 岩城 光英君
石田 美栄君 広中和歌子君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 服部三男雄君
理 事
佐藤 昭郎君
鈴木 正孝君
海野 徹君
益田 洋介君
小泉 親司君
委 員
岩城 光英君
金石 清禅君
須藤良太郎君
森山 裕君
矢野 哲朗君
今井 澄君
佐藤 道夫君
齋藤 勁君
広中和歌子君
吉岡 吉典君
田 英夫君
国務大臣
外務大臣 田中眞紀子君
国務大臣
(防衛庁長官) 中谷 元君
副大臣
防衛庁副長官 萩山 教嚴君
外務副大臣 杉浦 正健君
事務局側
常任委員会専門
員 櫻川 明巧君
政府参考人
警察庁刑事局長 五十嵐忠行君
警察庁警備局長 漆間 巌君
防衛庁防衛局長 首藤 新悟君
防衛庁運用局長 北原 巖男君
防衛施設庁長官 伊藤 康成君
外務大臣官房長 飯村 豊君
外務省総合外交
政策局長 谷内正太郎君
外務省北米局長 藤崎 一郎君
外務省経済協力
局長 西田 恒夫君
農林水産省総合
食料局長 西藤 久三君
経済産業大臣官
房審議官 仁坂 吉伸君
海上保安庁長官 縄野 克彦君
─────────────
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○外交、防衛等に関する調査
(外務大臣の訪米に関する件)
(防衛庁長官の訪米に関する件)
(米国のミサイル防衛構想に関する件)
(自衛隊F4型機機関砲発射事件に関する件)
(世界文化遺産の保護に関する件)
(在日米軍の劣化ウラン弾に関する件)
(ODAに関する件)
(在日米軍基地の返還に関する件)
(松尾元外務省室長事件に関する件)
(中古漁船の対北朝鮮不正輸出に関する件)
(小泉総理の靖国神社参拝に関する件)
(北方四島周辺における韓国漁船操業問題に関
する件)
(普天間飛行場代替施設に関する件)
(戦没者の国立墓苑造営に関する件)
─────────────
この発言だけを見る →午前十時一分開会
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委員の異動
六月十二日
辞任 補欠選任
川橋 幸子君 佐藤 道夫君
長谷川 清君 齋藤 勁君
六月十三日
辞任 補欠選任
今井 澄君 小山 峰男君
木庭健太郎君 高野 博師君
益田 洋介君 山本 保君
吉岡 吉典君 市田 忠義君
六月十四日
辞任 補欠選任
小山 峰男君 今井 澄君
山本 保君 益田 洋介君
市田 忠義君 山下 芳生君
小泉 親司君 緒方 靖夫君
六月十五日
辞任 補欠選任
森山 裕君 井上 吉夫君
緒方 靖夫君 小泉 親司君
山下 芳生君 吉岡 吉典君
六月十八日
辞任 補欠選任
井上 吉夫君 森山 裕君
佐藤 昭郎君 大野つや子君
須藤良太郎君 橋本 聖子君
矢野 哲朗君 魚住 汎英君
益田 洋介君 福本 潤一君
六月十九日
辞任 補欠選任
魚住 汎英君 山崎 力君
大野つや子君 佐藤 昭郎君
月原 茂皓君 鶴保 庸介君
橋本 聖子君 須藤良太郎君
福本 潤一君 益田 洋介君
六月二十日
辞任 補欠選任
鶴保 庸介君 月原 茂皓君
森山 裕君 釜本 邦茂君
山崎 力君 尾辻 秀久君
益田 洋介君 木庭健太郎君
六月二十一日
辞任 補欠選任
尾辻 秀久君 長谷川道郎君
釜本 邦茂君 森山 裕君
佐藤 昭郎君 西田 吉宏君
須藤良太郎君 竹山 裕君
今井 澄君 朝日 俊弘君
広中和歌子君 小川 勝也君
六月二十二日
辞任 補欠選任
竹山 裕君 須藤良太郎君
西田 吉宏君 佐藤 昭郎君
長谷川道郎君 矢野 哲朗君
朝日 俊弘君 今井 澄君
小川 勝也君 広中和歌子君
木庭健太郎君 益田 洋介君
六月二十五日
辞任 補欠選任
月原 茂皓君 金石 清禅君
広中和歌子君 石田 美栄君
六月二十六日
辞任 補欠選任
須藤良太郎君 岩城 光英君
石田 美栄君 広中和歌子君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 服部三男雄君
理 事
佐藤 昭郎君
鈴木 正孝君
海野 徹君
益田 洋介君
小泉 親司君
委 員
岩城 光英君
金石 清禅君
須藤良太郎君
森山 裕君
矢野 哲朗君
今井 澄君
佐藤 道夫君
齋藤 勁君
広中和歌子君
吉岡 吉典君
田 英夫君
国務大臣
外務大臣 田中眞紀子君
国務大臣
(防衛庁長官) 中谷 元君
副大臣
防衛庁副長官 萩山 教嚴君
外務副大臣 杉浦 正健君
事務局側
常任委員会専門
員 櫻川 明巧君
政府参考人
警察庁刑事局長 五十嵐忠行君
警察庁警備局長 漆間 巌君
防衛庁防衛局長 首藤 新悟君
防衛庁運用局長 北原 巖男君
防衛施設庁長官 伊藤 康成君
外務大臣官房長 飯村 豊君
外務省総合外交
政策局長 谷内正太郎君
外務省北米局長 藤崎 一郎君
外務省経済協力
局長 西田 恒夫君
農林水産省総合
食料局長 西藤 久三君
経済産業大臣官
房審議官 仁坂 吉伸君
海上保安庁長官 縄野 克彦君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○外交、防衛等に関する調査
(外務大臣の訪米に関する件)
(防衛庁長官の訪米に関する件)
(米国のミサイル防衛構想に関する件)
(自衛隊F4型機機関砲発射事件に関する件)
(世界文化遺産の保護に関する件)
(在日米軍の劣化ウラン弾に関する件)
(ODAに関する件)
(在日米軍基地の返還に関する件)
(松尾元外務省室長事件に関する件)
(中古漁船の対北朝鮮不正輸出に関する件)
(小泉総理の靖国神社参拝に関する件)
(北方四島周辺における韓国漁船操業問題に関
する件)
(普天間飛行場代替施設に関する件)
(戦没者の国立墓苑造営に関する件)
─────────────
服
服部三男雄#1
○委員長(服部三男雄君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十二日、川橋幸子君及び長谷川清君が委員を辞任され、その補欠として佐藤道夫君及び齋藤勁君が選任されました。
また、去る十三日、木庭健太郎君が委員を辞任され、その補欠として高野博師君が選任されました。
また、昨日、月原茂皓君が委員を辞任され、その補欠として金石清禅君が選任されました。
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この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
去る十二日、川橋幸子君及び長谷川清君が委員を辞任され、その補欠として佐藤道夫君及び齋藤勁君が選任されました。
また、去る十三日、木庭健太郎君が委員を辞任され、その補欠として高野博師君が選任されました。
また、昨日、月原茂皓君が委員を辞任され、その補欠として金石清禅君が選任されました。
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服
服部三男雄#2
○委員長(服部三男雄君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
服
服
服部三男雄#4
○委員長(服部三男雄君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に外務大臣官房長飯村豊君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省北米局長藤崎一郎君、外務省経済協力局長西田恒夫君、防衛庁防衛局長首藤新悟君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛施設庁長官伊藤康成君、警察庁警備局長漆間巌君、農林水産省総合食料局長西藤久三君、経済産業大臣官房審議官仁坂吉伸君、海上保安庁長官縄野克彦君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に外務大臣官房長飯村豊君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省北米局長藤崎一郎君、外務省経済協力局長西田恒夫君、防衛庁防衛局長首藤新悟君、防衛庁運用局長北原巖男君、防衛施設庁長官伊藤康成君、警察庁警備局長漆間巌君、農林水産省総合食料局長西藤久三君、経済産業大臣官房審議官仁坂吉伸君、海上保安庁長官縄野克彦君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
服
服
田
田中眞紀子#7
○国務大臣(田中眞紀子君) 私は、六月十六日から十九日まで米国を訪問し、パウエル国務長官との間で日米外相会談を行いました。そのほか、ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官及びゼーリック米国通商代表と会談を行いました。また、ライス補佐官との会談の途中にブッシュ大統領とチェイニー副大統領ともお会いしました。
日米外相会談においては、日米同盟関係の重要性を再確認した上で、ミサイル防衛構想の検討につき我が国政府の理解を伝えたほか、沖縄問題、地球温暖化対策等の問題につき率直な意見交換を行い、非常に有意義な会談を行うことができたと考えております。
また、ライス大統領補佐官及びゼーリック通商代表とそれぞれ安全保障問題や経済問題を議論いたしました。ブッシュ大統領からは、小泉内閣総理大臣の訪米を楽しみにしている、その際、安保、経済、京都議定書等、幅広い問題につき話し合いをしたいとの発言がございました。
私は、これら一連の会談において、それぞれの方々と大変和やかな雰囲気でお話をする機会を得、個人的信頼関係を築くとともに、当初の目的であった小泉総理大臣訪米の地ならしを行うことができたと考えております。
今後とも、米国政府との間の率直かつ忌憚のない対話による緊密な政策協調を通じ、日米同盟関係強化に努めていく所存でございます。
以上です。
この発言だけを見る →日米外相会談においては、日米同盟関係の重要性を再確認した上で、ミサイル防衛構想の検討につき我が国政府の理解を伝えたほか、沖縄問題、地球温暖化対策等の問題につき率直な意見交換を行い、非常に有意義な会談を行うことができたと考えております。
また、ライス大統領補佐官及びゼーリック通商代表とそれぞれ安全保障問題や経済問題を議論いたしました。ブッシュ大統領からは、小泉内閣総理大臣の訪米を楽しみにしている、その際、安保、経済、京都議定書等、幅広い問題につき話し合いをしたいとの発言がございました。
私は、これら一連の会談において、それぞれの方々と大変和やかな雰囲気でお話をする機会を得、個人的信頼関係を築くとともに、当初の目的であった小泉総理大臣訪米の地ならしを行うことができたと考えております。
今後とも、米国政府との間の率直かつ忌憚のない対話による緊密な政策協調を通じ、日米同盟関係強化に努めていく所存でございます。
以上です。
服
中
中谷元#9
○国務大臣(中谷元君) 先週末行われました日米防衛首脳会談及びフレシェット国連副事務総長との会談について御報告申し上げます。
まず、日米防衛首脳会談においては、ラムズフェルド長官より国防見直しについて説明があり、私から有事法制、集団的自衛権の最近の状況を説明しました。また、戦略的観点からの対話の枠組みについて、私から、審議官級による意見交換の場の設置を提案したのに対し、ラムズフェルド長官より、好ましいことであるとの発言があり、事務レベルに詳細に検討させることで意見の一致を見ました。また、私から、米国のミサイル防衛計画に対する日本政府の立場を確認しつつ、仮に我が国が弾道ミサイル防衛システムを保有する場合、我が国の防衛のために我が国が主体的に運用するシステムを保有する考えである旨発言いたしました。
次に、普天間飛行場代替施設の使用期限につきましては、地元首長より政府に対し強い要請があり、これを重く受けとめており、この点を伝達しました。さらに、在沖縄海兵隊の一部訓練の移転について検討を要請したところ、米側より、地域社会の懸念に十分配慮する姿勢の表明がありました。
このほか、多国間協力について意見交換を行った後、朝鮮半島問題については韓国の立場に十分配慮することが必要であることで意見が一致しました。
次に、国連本部においては、フレシェット国連副事務総長との間で防衛庁長官として初めての本格的な政策的対話を行い、私から、PKF本体業務凍結解除、我が国の武器使用の現状等を説明いたしました。武器使用の現状については、先方から、これの見直しによりPKO参加が促進されればありがたいが、他方、過大に懸念する必要もない旨の発言がありました。また、東ティモールの新たなPKOに関する日本の関心につき先方から質問があり、私から、任務、規模等が明らかになった段階で国連のニーズ等を踏まえつつ検討してまいりたい旨伝えました。
さらに、今後の我が国によるPKOへの取り組みについては、私から、国連PKO局への自衛官の派遣、UNDOFの充実、停戦監視要員や人道的救援活動への前向きな取り組み、国連等への意見交換のためのミッションの派遣等に関し提案したところ、副事務総長から、これら幅広い検討に対する謝意の表明等がありました。
今回の訪米は、防衛首脳会談において二十一世紀においても日米同盟の重要性は不変であるとの認識で一致することができ、また、国連本部訪問については国際貢献への取り組み等に関する認識を深めることができたという点で、いずれも非常に意義深いものでありました。
以上、私の報告とさせていただきます。
この発言だけを見る →まず、日米防衛首脳会談においては、ラムズフェルド長官より国防見直しについて説明があり、私から有事法制、集団的自衛権の最近の状況を説明しました。また、戦略的観点からの対話の枠組みについて、私から、審議官級による意見交換の場の設置を提案したのに対し、ラムズフェルド長官より、好ましいことであるとの発言があり、事務レベルに詳細に検討させることで意見の一致を見ました。また、私から、米国のミサイル防衛計画に対する日本政府の立場を確認しつつ、仮に我が国が弾道ミサイル防衛システムを保有する場合、我が国の防衛のために我が国が主体的に運用するシステムを保有する考えである旨発言いたしました。
次に、普天間飛行場代替施設の使用期限につきましては、地元首長より政府に対し強い要請があり、これを重く受けとめており、この点を伝達しました。さらに、在沖縄海兵隊の一部訓練の移転について検討を要請したところ、米側より、地域社会の懸念に十分配慮する姿勢の表明がありました。
このほか、多国間協力について意見交換を行った後、朝鮮半島問題については韓国の立場に十分配慮することが必要であることで意見が一致しました。
次に、国連本部においては、フレシェット国連副事務総長との間で防衛庁長官として初めての本格的な政策的対話を行い、私から、PKF本体業務凍結解除、我が国の武器使用の現状等を説明いたしました。武器使用の現状については、先方から、これの見直しによりPKO参加が促進されればありがたいが、他方、過大に懸念する必要もない旨の発言がありました。また、東ティモールの新たなPKOに関する日本の関心につき先方から質問があり、私から、任務、規模等が明らかになった段階で国連のニーズ等を踏まえつつ検討してまいりたい旨伝えました。
さらに、今後の我が国によるPKOへの取り組みについては、私から、国連PKO局への自衛官の派遣、UNDOFの充実、停戦監視要員や人道的救援活動への前向きな取り組み、国連等への意見交換のためのミッションの派遣等に関し提案したところ、副事務総長から、これら幅広い検討に対する謝意の表明等がありました。
今回の訪米は、防衛首脳会談において二十一世紀においても日米同盟の重要性は不変であるとの認識で一致することができ、また、国連本部訪問については国際貢献への取り組み等に関する認識を深めることができたという点で、いずれも非常に意義深いものでありました。
以上、私の報告とさせていただきます。
服
金
金石清禅#11
○金石清禅君 私は、去る十三日に、不思議な御縁で十三日の期間をいただきまして登院させていただいておる金石でございます。
きょうがちょうどその十日目でございますので、伝統あるこの委員会で質問させていただくことを先輩諸兄に心から感謝申し上げる次第でございます。
今、外務大臣から、お忙しい中、アメリカを訪問された報告をいただきましたが、この書面だけでは感じ取れない部分がちょっとありまして、お許しいただければ少し教えていただきたいと思うんです。
一つは、このたびの訪米の中で、外交、なかんずく安保問題等々についてどのような発言をなさってこられたか。特に、この書面には載っておりませんけれども、アーミテージさんとの会談の中で、外相はアーミテージ・レポートを評価するというお言葉を使っておられましたけれども、この評価というのは、アーミテージ・レポートの中には、国連の安全保障理事会に入るのなら集団的自衛権を認めることは当然であるということが書いてございます。このことについて、まず外相のお考えをお伺いしたいのでございます。
この発言だけを見る →きょうがちょうどその十日目でございますので、伝統あるこの委員会で質問させていただくことを先輩諸兄に心から感謝申し上げる次第でございます。
今、外務大臣から、お忙しい中、アメリカを訪問された報告をいただきましたが、この書面だけでは感じ取れない部分がちょっとありまして、お許しいただければ少し教えていただきたいと思うんです。
一つは、このたびの訪米の中で、外交、なかんずく安保問題等々についてどのような発言をなさってこられたか。特に、この書面には載っておりませんけれども、アーミテージさんとの会談の中で、外相はアーミテージ・レポートを評価するというお言葉を使っておられましたけれども、この評価というのは、アーミテージ・レポートの中には、国連の安全保障理事会に入るのなら集団的自衛権を認めることは当然であるということが書いてございます。このことについて、まず外相のお考えをお伺いしたいのでございます。
田
田中眞紀子#12
○国務大臣(田中眞紀子君) アーミテージさんと直接お話ししたのは、本当にパウエル長官がもう話をほぼ一〇〇%やっておられまして、わきに座っておられて、パウエル長官から促されて私がこの話をしましたときにちょっと発言なさった程度でございました。
私がこのレポートについていい点があると思いましたことは、例えば沖縄の負担。日米同盟はまず大事である、これは基軸であるということをもちろん述べておられることが一つですね。それで、途中で、アメリカのプレゼンスは必要であるけれども、さらに沖縄の負担というものを軽減するという方向でしっかりと考えなければいけないということを述べておられるということが二点目。それから三つ目は、やっぱり訓練の移転とか、訓練というものがすべて集中しないように、そういうことについても具体的に触れておられる箇所がございます。
ですから、私は具体的にこれこれということは申しませんでしたけれども、アーミテージ・レポートという表現も私はしないで、二〇〇〇年の十月でしたか何月でしたかに出た、アメリカの国防大学の何か施設で出された特別レポートという言い方をいたしましたらば、パウエル長官が、それはアーミテージ・レポートですねと言われて、アーミテージさんに何かコメントはあるかというふうに振られたので、アーミテージさんは、そこのところ、大変光栄だという言い方をなさったのでございますけれども、ただ、アーミテージさんが言われたのは、これについては日本に自分で決めていただく、日本のイニシアチブでもちろん決めることであって、自分は問題点を整理しただけであるとおっしゃっておられました。ですから、集団的自衛権について云々というふうな話は一切ございません。
この発言だけを見る →私がこのレポートについていい点があると思いましたことは、例えば沖縄の負担。日米同盟はまず大事である、これは基軸であるということをもちろん述べておられることが一つですね。それで、途中で、アメリカのプレゼンスは必要であるけれども、さらに沖縄の負担というものを軽減するという方向でしっかりと考えなければいけないということを述べておられるということが二点目。それから三つ目は、やっぱり訓練の移転とか、訓練というものがすべて集中しないように、そういうことについても具体的に触れておられる箇所がございます。
ですから、私は具体的にこれこれということは申しませんでしたけれども、アーミテージ・レポートという表現も私はしないで、二〇〇〇年の十月でしたか何月でしたかに出た、アメリカの国防大学の何か施設で出された特別レポートという言い方をいたしましたらば、パウエル長官が、それはアーミテージ・レポートですねと言われて、アーミテージさんに何かコメントはあるかというふうに振られたので、アーミテージさんは、そこのところ、大変光栄だという言い方をなさったのでございますけれども、ただ、アーミテージさんが言われたのは、これについては日本に自分で決めていただく、日本のイニシアチブでもちろん決めることであって、自分は問題点を整理しただけであるとおっしゃっておられました。ですから、集団的自衛権について云々というふうな話は一切ございません。
金
金石清禅#13
○金石清禅君 ありがとうございます。
次に、ブッシュ大統領はいわゆる同盟国重視の姿勢を鮮明になさっておられますけれども、昨日の委員会でも外相は、弾道ミサイルが、かつては二カ国しか持っていなかったものが四十一カ国にもう拡散しているということをおっしゃいました。
日本にとりましては、この問題にどう対応するかということについては、ヨーロッパ諸国とも違いますし、中国ともまた違う。こういった中で日本独自の考え方を持たなければいけないと思いますし、アメリカ頼りの、本当に日本の立場というのが微妙な立場にあるんですが、理解するとか、こういった言葉だけではなかなか防衛に対する問題、なかんずく日本はテポドンとかああいった日本の領土の中にまで落とされた経緯もありますし、こういったものに対する、迎撃に対する考え方というのはもうちょっと積極的に出てもいいのではないかという考え方を持っておりまして、その辺について外相の所見をお伺いできればと思います。
この発言だけを見る →次に、ブッシュ大統領はいわゆる同盟国重視の姿勢を鮮明になさっておられますけれども、昨日の委員会でも外相は、弾道ミサイルが、かつては二カ国しか持っていなかったものが四十一カ国にもう拡散しているということをおっしゃいました。
日本にとりましては、この問題にどう対応するかということについては、ヨーロッパ諸国とも違いますし、中国ともまた違う。こういった中で日本独自の考え方を持たなければいけないと思いますし、アメリカ頼りの、本当に日本の立場というのが微妙な立場にあるんですが、理解するとか、こういった言葉だけではなかなか防衛に対する問題、なかんずく日本はテポドンとかああいった日本の領土の中にまで落とされた経緯もありますし、こういったものに対する、迎撃に対する考え方というのはもうちょっと積極的に出てもいいのではないかという考え方を持っておりまして、その辺について外相の所見をお伺いできればと思います。
田
田中眞紀子#14
○国務大臣(田中眞紀子君) できる範囲でお答え申し上げますが、金石委員に申し上げますが、これは通告がない問題を先ほど来聞いていらっしゃいますので、ちょっとそこを御認識いただきたいというふうに思います。
今のお尋ねに対してでございますけれども、今おっしゃったとおり、四十一の弾道ミサイルを有する国が地球上にあるという事実を考えまして、アメリカのミサイル防衛構想の中で、大量破壊兵器ですとかあるいは弾道ミサイル、そうしたものの核の拡散といいますか、そういうことを防止するために考えていくというようなことの重要性について、私どもはその方向性というものに共感をしているということでございます。
そして、パウエル長官も、やはり関係国の理解が必要であるということは何度もおっしゃっておられましたけれども、無責任な国家の存在というものを意識していなければいけないし、それから、防衛と攻撃の両方から考えていく抑止というものの枠組みを検討していくことが重要であるということをお述べになりました。
この発言だけを見る →今のお尋ねに対してでございますけれども、今おっしゃったとおり、四十一の弾道ミサイルを有する国が地球上にあるという事実を考えまして、アメリカのミサイル防衛構想の中で、大量破壊兵器ですとかあるいは弾道ミサイル、そうしたものの核の拡散といいますか、そういうことを防止するために考えていくというようなことの重要性について、私どもはその方向性というものに共感をしているということでございます。
そして、パウエル長官も、やはり関係国の理解が必要であるということは何度もおっしゃっておられましたけれども、無責任な国家の存在というものを意識していなければいけないし、それから、防衛と攻撃の両方から考えていく抑止というものの枠組みを検討していくことが重要であるということをお述べになりました。
金
金石清禅#15
○金石清禅君 ありがとうございます。
次に、防衛庁長官にお伺いしますが、昨日発生いたしました北海道の自衛隊機の事故でございます。何か撃っていないということをパイロットが言っているにもかかわらず誤射という事件になっておりますけれども、今わかっている範囲で結構でございますけれども、あってはならない事故が起きておりますけれども、こういったことについてどのようにお考えでございましょうか。
この発言だけを見る →次に、防衛庁長官にお伺いしますが、昨日発生いたしました北海道の自衛隊機の事故でございます。何か撃っていないということをパイロットが言っているにもかかわらず誤射という事件になっておりますけれども、今わかっている範囲で結構でございますけれども、あってはならない事故が起きておりますけれども、こういったことについてどのようにお考えでございましょうか。
中
中谷元#16
○国務大臣(中谷元君) この事故につきましては、昨日の十時五十五分ごろでございますが、北海道千歳市の島松射撃場におきまして、航空自衛隊のF4型ファントム戦闘機がロケット弾による訓練を実施していたところ、搭載している二十ミリ機関砲から訓練弾百八十八発が不時発射をされまして、その一部が射撃場の外部に落下して、北広島市のリハビリセンターの施設や民間の車両に被害を与えたことでございます。
この件につきましては、私としてはこのような事故はあってはならないと考えておりまして、重ねて、地元の自治体、そして被害に遭われた施設の方々、そして御心配、御迷惑をかけました周辺住民の方々に深くおわびを申し上げる次第でございます。
防衛庁としては、昨日、直ちに調査チームを現地に派遣しまして原因の調査を開始いたしました。加えまして、航空自衛隊全機につきまして、弾薬、ミサイル等を搭載しての訓練をすべて中止する措置をとったところであります。
なお、夜になりまして平沢防衛政務官を現地に派遣しまして、直ちに部隊に対して改めて事故原因の究明について指示するとともに、予断、予見、私見を入れずに、人的物的を含めまして、この原因の徹底的解明や安全対策に全力を挙げる次第でございます。
平沢氏は、本日は、北海道の知事、北広島市長を初めとする自治体の長、また被害を受けた方々のもとに赴きまして謝罪を申し上げると同時に、事故現場におきまして原因の解明にも参加する予定でございます。
現状は以上でございます。
この発言だけを見る →この件につきましては、私としてはこのような事故はあってはならないと考えておりまして、重ねて、地元の自治体、そして被害に遭われた施設の方々、そして御心配、御迷惑をかけました周辺住民の方々に深くおわびを申し上げる次第でございます。
防衛庁としては、昨日、直ちに調査チームを現地に派遣しまして原因の調査を開始いたしました。加えまして、航空自衛隊全機につきまして、弾薬、ミサイル等を搭載しての訓練をすべて中止する措置をとったところであります。
なお、夜になりまして平沢防衛政務官を現地に派遣しまして、直ちに部隊に対して改めて事故原因の究明について指示するとともに、予断、予見、私見を入れずに、人的物的を含めまして、この原因の徹底的解明や安全対策に全力を挙げる次第でございます。
平沢氏は、本日は、北海道の知事、北広島市長を初めとする自治体の長、また被害を受けた方々のもとに赴きまして謝罪を申し上げると同時に、事故現場におきまして原因の解明にも参加する予定でございます。
現状は以上でございます。
金
金石清禅#17
○金石清禅君 ありがとうございました。
自衛隊に絡みまして、私、かつて海部内閣当時に、湾岸の大きなトラブルの中で自衛隊の掃海艇を出しまして、さらに、いろいろかんかんがくがくの論議の中で、半年後横須賀へ私も出向きまして、軍艦マーチでお迎えしたという経験を持っております。
そういった意味で、これからの自衛隊に対してどのようなことを考えておられるか。あるいは、最近、相次ぐ天災とか国民に対する大きな危機が参っておりますけれども、こういった天災のときに自衛隊が果たした役割というのは極めて大きいものがございます。この辺について、本当の意味で今のような状況でどのように自衛隊を位置づけていくのがいいというふうにお考えなのでしょうか。
この発言だけを見る →自衛隊に絡みまして、私、かつて海部内閣当時に、湾岸の大きなトラブルの中で自衛隊の掃海艇を出しまして、さらに、いろいろかんかんがくがくの論議の中で、半年後横須賀へ私も出向きまして、軍艦マーチでお迎えしたという経験を持っております。
そういった意味で、これからの自衛隊に対してどのようなことを考えておられるか。あるいは、最近、相次ぐ天災とか国民に対する大きな危機が参っておりますけれども、こういった天災のときに自衛隊が果たした役割というのは極めて大きいものがございます。この辺について、本当の意味で今のような状況でどのように自衛隊を位置づけていくのがいいというふうにお考えなのでしょうか。
中
中谷元#18
○国務大臣(中谷元君) 基本的には、昭和三十二年に国防の基本方針が定められましたけれども、日本国憲法のもとに我が国は、外交の努力及び内政の安定に努めて、安全保障の基盤の確立を図りつつ、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とならないとの基本理念に従いまして、日米安全保障体制を堅持しつつ、文民統制を確保し、非核三原則を守りつつ、節度ある防衛力を自主的に整備するという方針に変わりはございません。
ただ、冷戦が終わりまして、非常に世界が不安定、不透明になっておりまして、新たな脅威というものができつつあります。この新たな脅威というのは、災害であったりテロであったり、海賊等、事件事故等、国を超えた国家の脅威というものがあらわれるようになりましたので、我が国の自衛隊といたしましても、国を守る組織といたしまして、このような新たな脅威にも対処できるようにすべく態勢の整備に努めてまいりたいというふうに思っております。
この発言だけを見る →ただ、冷戦が終わりまして、非常に世界が不安定、不透明になっておりまして、新たな脅威というものができつつあります。この新たな脅威というのは、災害であったりテロであったり、海賊等、事件事故等、国を超えた国家の脅威というものがあらわれるようになりましたので、我が国の自衛隊といたしましても、国を守る組織といたしまして、このような新たな脅威にも対処できるようにすべく態勢の整備に努めてまいりたいというふうに思っております。
金
金石清禅#19
○金石清禅君 今の答えで私も納得がいくんですけれども、この春一番に、二十一世紀が始まって役所の統廃合が行われました。その中に防衛庁という形で、特殊な形で省への昇格ということがなされなかったんですけれども、大臣はこのことについてどのようにお考えか。
私は、これだけ国民の生命と財産を守っている自衛隊を抱え、そしてまた、本当の意味でこれから防衛省となってもいいのではないかということを強く考えている一人でございますけれども、その辺に対して、御出身の立場もございますから、ぜひ勇気ある御発言をしていただきたいと思います。
この発言だけを見る →私は、これだけ国民の生命と財産を守っている自衛隊を抱え、そしてまた、本当の意味でこれから防衛省となってもいいのではないかということを強く考えている一人でございますけれども、その辺に対して、御出身の立場もございますから、ぜひ勇気ある御発言をしていただきたいと思います。
中
中谷元#20
○国務大臣(中谷元君) ありがとうございます。
国の安全保障、国家の防衛というものは、国民の生命、財産をつかさどる国家にとって大変重要な部分でございまして、いかに国がそれを位置づけるかということは、ひとえに命がけで働いている自衛官の士気にも影響することでございます。私は、自衛官が自信と誇りを持って我が国の防衛に当たれるように一日も早く防衛省に昇格するように願っているところでございますが、この件につきましては、何といっても国民の皆様方の合意とそして御了解が必要でございます。国民を代表される国会の場でその点につきまして積極的に御議論をいただきまして、一日も早く国防省もしくは防衛省に昇格をさせていただくということは私の願いでございます。
事務的にどういう不都合があるかと申しますと、災害派遣とか緊急事態で、閣議にかけまして総理の御承認をいただかなければなりませんが、直接閣議に私が提案をすることはできません。内閣府の事務手続を経て閣議にかけられるということもございますし、また人事や予算につきましても同様な事務手続がございますが、そうなりますと、時間の経過並びに意思の伝達の処理もございますので、そういう物理的な面も含めまして、国防省もしくは防衛省に昇格を願いたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →国の安全保障、国家の防衛というものは、国民の生命、財産をつかさどる国家にとって大変重要な部分でございまして、いかに国がそれを位置づけるかということは、ひとえに命がけで働いている自衛官の士気にも影響することでございます。私は、自衛官が自信と誇りを持って我が国の防衛に当たれるように一日も早く防衛省に昇格するように願っているところでございますが、この件につきましては、何といっても国民の皆様方の合意とそして御了解が必要でございます。国民を代表される国会の場でその点につきまして積極的に御議論をいただきまして、一日も早く国防省もしくは防衛省に昇格をさせていただくということは私の願いでございます。
事務的にどういう不都合があるかと申しますと、災害派遣とか緊急事態で、閣議にかけまして総理の御承認をいただかなければなりませんが、直接閣議に私が提案をすることはできません。内閣府の事務手続を経て閣議にかけられるということもございますし、また人事や予算につきましても同様な事務手続がございますが、そうなりますと、時間の経過並びに意思の伝達の処理もございますので、そういう物理的な面も含めまして、国防省もしくは防衛省に昇格を願いたいというふうに考えております。
金
金石清禅#21
○金石清禅君 もう一問だけ。
最近の北朝鮮の動向というのがいろいろ報道されてはおりますけれども、遅々としてなかなか進まない問題があります。防衛の立場から、あるいはこれからの専守防衛という立場から、北朝鮮の脅威というものはもうないんでしょうか。どのように受けとめられているか、北朝鮮情勢についてお伺いできればと思います。
この発言だけを見る →最近の北朝鮮の動向というのがいろいろ報道されてはおりますけれども、遅々としてなかなか進まない問題があります。防衛の立場から、あるいはこれからの専守防衛という立場から、北朝鮮の脅威というものはもうないんでしょうか。どのように受けとめられているか、北朝鮮情勢についてお伺いできればと思います。
首
首藤新悟#22
○政府参考人(首藤新悟君) 北朝鮮につきましては、南北対話や米朝協議が進展しまして朝鮮半島の緊張が緩和することが期待されるわけでございます。しかしながら、朝鮮半島におきましては、韓国と北朝鮮を合わせて百五十万人程度の地上軍が非武装地帯を挟んで対峙しておりまして、この軍事的対峙の状況は現在も変化しておりません。なお、最近では、朝鮮半島の海の軍事境界線でございます北方限界線あるいは韓国の領海を北朝鮮の艦艇が侵犯する事例が頻発しております。
北朝鮮は、経済が困難な状況にありながら人口の約五%が現役の軍人と見られているなど、依然として軍事面にその資源を重点的に配分しまして、南北首脳会談後も近年にない大規模な演習を初めとする各種の訓練その他の所要の活動を行い、また、長射程砲の前方配備の増強、地上軍部隊や航空部隊の再編成など、即応態勢の維持強化に努力いたしております。
また、核兵器の開発疑惑を持たれているだけでなく、スカッドB、Cの生産、配備やノドンを配備している可能性も高いと判断されますほか、さらに弾道ミサイルの長射程化のための研究開発を行っていると考えられるなど、弾道ミサイルの開発、配備を行い、さらには約十万人に達して世界有数の規模であると考えられます大規模な特殊部隊を保持していると考えられます。北朝鮮のこのような動きは朝鮮半島の軍事的緊張を高めておりまして、日本を含む東アジア全域の安全保障にとって重大な不安定要因となっております。
アメリカは今月の六日、北朝鮮政策の見直しの完了を発表いたしました。このようなアメリカによる対北朝鮮政策の見直しが朝鮮半島の緊張緩和、ひいては東アジアの平和と安定の促進につながることを期待しております。
同時に、南北対話の進展や米朝協議の進展が朝鮮半島の軍事的対峙の緩和にどのように結びついていくのか、また北朝鮮の核兵器開発疑惑や弾道ミサイル開発、配備問題などの解決にどのように結びついていくのか注意深く見きわめていく必要があると考えている次第でございます。
この発言だけを見る →北朝鮮は、経済が困難な状況にありながら人口の約五%が現役の軍人と見られているなど、依然として軍事面にその資源を重点的に配分しまして、南北首脳会談後も近年にない大規模な演習を初めとする各種の訓練その他の所要の活動を行い、また、長射程砲の前方配備の増強、地上軍部隊や航空部隊の再編成など、即応態勢の維持強化に努力いたしております。
また、核兵器の開発疑惑を持たれているだけでなく、スカッドB、Cの生産、配備やノドンを配備している可能性も高いと判断されますほか、さらに弾道ミサイルの長射程化のための研究開発を行っていると考えられるなど、弾道ミサイルの開発、配備を行い、さらには約十万人に達して世界有数の規模であると考えられます大規模な特殊部隊を保持していると考えられます。北朝鮮のこのような動きは朝鮮半島の軍事的緊張を高めておりまして、日本を含む東アジア全域の安全保障にとって重大な不安定要因となっております。
アメリカは今月の六日、北朝鮮政策の見直しの完了を発表いたしました。このようなアメリカによる対北朝鮮政策の見直しが朝鮮半島の緊張緩和、ひいては東アジアの平和と安定の促進につながることを期待しております。
同時に、南北対話の進展や米朝協議の進展が朝鮮半島の軍事的対峙の緩和にどのように結びついていくのか、また北朝鮮の核兵器開発疑惑や弾道ミサイル開発、配備問題などの解決にどのように結びついていくのか注意深く見きわめていく必要があると考えている次第でございます。
金
金石清禅#23
○金石清禅君 ありがとうございました。
次に、外相にお伺い申し上げたいと存じます。
最近、アフガニスタンにおけるイスラム原理主義の勢力がバーミヤン遺跡を破壊したということが大きく報道されております。いわゆる世界文化遺産というのは最近いろいろ評価されておるんですけれども、この問題についてはその国の事情とかそういった形で随分いろいろなものが変わっております。
東南アジアにおいては、戦争というのは仏像の取りっことか、あるいは寺院、仏閣の破壊等々の争いから始まったとされるぐらい、遺跡とかそういったものがどんどんどんどん葬られていきます。ユネスコやNGOが救済に乗り出すといってもなかなかこの問題を解決することはできないんですが、文化的遺産というもの、民族の遺産というものをどのように持っていくのが一番よろしいか、外交ルートにこれは乗らないものかどうか、そういった意味で外相の文化豊かなお考えをお伺いできればと思いますが、いかがでございましょうか。
この発言だけを見る →次に、外相にお伺い申し上げたいと存じます。
最近、アフガニスタンにおけるイスラム原理主義の勢力がバーミヤン遺跡を破壊したということが大きく報道されております。いわゆる世界文化遺産というのは最近いろいろ評価されておるんですけれども、この問題についてはその国の事情とかそういった形で随分いろいろなものが変わっております。
東南アジアにおいては、戦争というのは仏像の取りっことか、あるいは寺院、仏閣の破壊等々の争いから始まったとされるぐらい、遺跡とかそういったものがどんどんどんどん葬られていきます。ユネスコやNGOが救済に乗り出すといってもなかなかこの問題を解決することはできないんですが、文化的遺産というもの、民族の遺産というものをどのように持っていくのが一番よろしいか、外交ルートにこれは乗らないものかどうか、そういった意味で外相の文化豊かなお考えをお伺いできればと思いますが、いかがでございましょうか。
杉
杉浦正健#24
○副大臣(杉浦正健君) 大臣からあれば後に御発言いただくとして、アフガニスタンのタリバン、極端なイスラム原理主義をとっておる勢力ですが、彼らがあの貴重なバーミヤンの遺跡を破壊したということはまことに遺憾なことだと政府も考えておりますし、日本国民もみんなそう思っておると思います。
そもそもイスラム教というのは偶像崇拝はしないという立場をとっておるわけです。しかし、マレーシアにしてもインドネシアにしても、イスラムにもいろいろあって、そういう偶像の中でも資産の価値のあるものについては大体最近のイスラムの方々も異教の偶像を破壊しないという姿勢をとっておることでして、このタリバン一派の人たちがイスラムの原理原則に最も忠実に破壊活動を実行したということだろうと思うんですけれども、甚だ残念なことだと思います。
国際社会でもこのような破壊活動をやめさせようといろいろ努力しておりますけれども、我が政府としても、河野前大臣時代だったわけでありますが、イスラム諸国の外務大臣あてにタリバンに対する説得をするように書簡を出させていただきました。とりわけパキスタンがタリバンに近い立場におって同じ回教国でありますので、パキスタンの方にはお願いしましたし、今もやっておるところであります。与党代表団お三方をアフガニスタンに与党として派遣したことも御案内のとおりでございます。
我が国としても、これら貴重な国内、国際的な文化遺産については、それを保存するように今までも努力してまいりました。例えば、東南アジアでしたらアンコールワットもそうでございますし、あのユネスコに文化遺産保存のための信託基金も設立して巨額の支出もいたしております。松浦さんがユネスコ事務局長に就任いたしまして以来、特にこの活動には力を入れておるところでございます。
今後とも、これらの信託基金を通じるなど、文化遺産の保護、もう世界じゅうのいろいろなところにございますが、積極的に貢献してまいりたいというのが私どもの考えでございます。
何か大臣ございますか。
この発言だけを見る →そもそもイスラム教というのは偶像崇拝はしないという立場をとっておるわけです。しかし、マレーシアにしてもインドネシアにしても、イスラムにもいろいろあって、そういう偶像の中でも資産の価値のあるものについては大体最近のイスラムの方々も異教の偶像を破壊しないという姿勢をとっておることでして、このタリバン一派の人たちがイスラムの原理原則に最も忠実に破壊活動を実行したということだろうと思うんですけれども、甚だ残念なことだと思います。
国際社会でもこのような破壊活動をやめさせようといろいろ努力しておりますけれども、我が政府としても、河野前大臣時代だったわけでありますが、イスラム諸国の外務大臣あてにタリバンに対する説得をするように書簡を出させていただきました。とりわけパキスタンがタリバンに近い立場におって同じ回教国でありますので、パキスタンの方にはお願いしましたし、今もやっておるところであります。与党代表団お三方をアフガニスタンに与党として派遣したことも御案内のとおりでございます。
我が国としても、これら貴重な国内、国際的な文化遺産については、それを保存するように今までも努力してまいりました。例えば、東南アジアでしたらアンコールワットもそうでございますし、あのユネスコに文化遺産保存のための信託基金も設立して巨額の支出もいたしております。松浦さんがユネスコ事務局長に就任いたしまして以来、特にこの活動には力を入れておるところでございます。
今後とも、これらの信託基金を通じるなど、文化遺産の保護、もう世界じゅうのいろいろなところにございますが、積極的に貢献してまいりたいというのが私どもの考えでございます。
何か大臣ございますか。
田
田中眞紀子#25
○国務大臣(田中眞紀子君) 付言させていただいてよろしいでしょうか。
私は、文化遺産というものは、レプリカをつくったり何かやったり、あるいは大変近代的な科学技術を導入しても絶対つくれないもの、復元不可能なものだと思います。
今、バーミヤンの話がありますけれども、ほかの、例えば中国の文革のときのものもありますでしょうし、彫刻だけではなくて、ほかの例えばアスワン・ハイダム、エジプト、これによって埋没してしまうラムセス像がありますとか、それから今カンボジアのクメール文化の遺跡のこともおっしゃいましたけれども、アンコールワット、アンコールトムもそうですけれども、そういうものというのは、この間もフン・センさんが来られてお話をしましたときに、ぜひアンコールワットを見に来てくださいとおっしゃいましたけれども、やっぱりその国の誇りであると同時に人類の本当にかけがえのないものであって復元不可能なものだと思うんですね。
そういうものを守るためにも、やはり戦争というものはしてはならないわけですし、それぞれの国の都合やら宗教やらいろいろ対立はあるでしょうけれども、要はやっぱり外交努力、それから外交努力以前に、人間同士が地球市民として理解をし合って平和に共存していくためのそういうポジティブなエネルギーと知恵を出していくということをすることによって守られていくというふうに思います。
ただ、その途中で、今、委員もおっしゃったユネスコの問題ですとか資金の問題はあるかと思いますけれども、根本にあるのは、やっぱりほかの文化も過去のものも将来に引き継いでいくという意思、そういう心がけを持った人間を地球上に一人でもふやす努力をすることではないかというふうに考えます。
この発言だけを見る →私は、文化遺産というものは、レプリカをつくったり何かやったり、あるいは大変近代的な科学技術を導入しても絶対つくれないもの、復元不可能なものだと思います。
今、バーミヤンの話がありますけれども、ほかの、例えば中国の文革のときのものもありますでしょうし、彫刻だけではなくて、ほかの例えばアスワン・ハイダム、エジプト、これによって埋没してしまうラムセス像がありますとか、それから今カンボジアのクメール文化の遺跡のこともおっしゃいましたけれども、アンコールワット、アンコールトムもそうですけれども、そういうものというのは、この間もフン・センさんが来られてお話をしましたときに、ぜひアンコールワットを見に来てくださいとおっしゃいましたけれども、やっぱりその国の誇りであると同時に人類の本当にかけがえのないものであって復元不可能なものだと思うんですね。
そういうものを守るためにも、やはり戦争というものはしてはならないわけですし、それぞれの国の都合やら宗教やらいろいろ対立はあるでしょうけれども、要はやっぱり外交努力、それから外交努力以前に、人間同士が地球市民として理解をし合って平和に共存していくためのそういうポジティブなエネルギーと知恵を出していくということをすることによって守られていくというふうに思います。
ただ、その途中で、今、委員もおっしゃったユネスコの問題ですとか資金の問題はあるかと思いますけれども、根本にあるのは、やっぱりほかの文化も過去のものも将来に引き継いでいくという意思、そういう心がけを持った人間を地球上に一人でもふやす努力をすることではないかというふうに考えます。
金
金石清禅#26
○金石清禅君 ありがとうございます。
力強いお話をいただいて私も感動しておりますけれども、もう一つ、中国との関連でちょっとお伺いしたいんですけれども、特にいろいろ文化遺産が数多いチベットですね。これは今、中国の自治区になっているので、なかなか外交ルートもしっかりした形ではつくれないんだと思いますが、チベットというものの今後の展望というのはどのようにお考えでございましょうか。
この発言だけを見る →力強いお話をいただいて私も感動しておりますけれども、もう一つ、中国との関連でちょっとお伺いしたいんですけれども、特にいろいろ文化遺産が数多いチベットですね。これは今、中国の自治区になっているので、なかなか外交ルートもしっかりした形ではつくれないんだと思いますが、チベットというものの今後の展望というのはどのようにお考えでございましょうか。
杉
杉浦正健#27
○副大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のチベットの地をめぐる問題でございますが、我が国は従来より、これは中国の内政問題であるという立場で一貫をいたしております。
ちなみに、国際社会においても、アメリカを含めまして、チベットは中国領土の一部とする中国政府の主張が受け入れられておるところでございます。ダライ・ラマさんを中心とするチベット亡命政府というのがあるわけでございますが、それを承認している国家は今のところございません。
しかし、チベットについては、先生も御案内のとおり、いろいろな人権問題として報道されておるところでございます。いろんな方面からの指摘もございます。チベットの実情についてはつまびらかにされていない部分も非常に多いわけでございますが、いずれにいたしましても、私どもとしては、チベットにおいても人権は保障すべきであると考えておりまして、関心を持って状況を注視しております。中国の自治区となっておるわけですが、大分漢人といいますか中国人もチベットに入り込んでおるようなんですけれども、中国がこの問題への国際社会の関心に十分配慮して施政を行ってほしいということを希望しておる次第でございます。
この発言だけを見る →ちなみに、国際社会においても、アメリカを含めまして、チベットは中国領土の一部とする中国政府の主張が受け入れられておるところでございます。ダライ・ラマさんを中心とするチベット亡命政府というのがあるわけでございますが、それを承認している国家は今のところございません。
しかし、チベットについては、先生も御案内のとおり、いろいろな人権問題として報道されておるところでございます。いろんな方面からの指摘もございます。チベットの実情についてはつまびらかにされていない部分も非常に多いわけでございますが、いずれにいたしましても、私どもとしては、チベットにおいても人権は保障すべきであると考えておりまして、関心を持って状況を注視しております。中国の自治区となっておるわけですが、大分漢人といいますか中国人もチベットに入り込んでおるようなんですけれども、中国がこの問題への国際社会の関心に十分配慮して施政を行ってほしいということを希望しておる次第でございます。
金
金石清禅#28
○金石清禅君 ありがとうございました。
隣の国ですけれども、これは外交ルートがあるんですが、ネパールも今、国王が殺されたり、いろんな形で動いておりますが、その後の近況がもし外相に届いておりましたらお知らせいただければと思います。
この発言だけを見る →隣の国ですけれども、これは外交ルートがあるんですが、ネパールも今、国王が殺されたり、いろんな形で動いておりますが、その後の近況がもし外相に届いておりましたらお知らせいただければと思います。
杉
杉浦正健#29
○副大臣(杉浦正健君) 六月一日に起こりました王宮内の事件、衝撃的でございました。ビレンドラ国王、王妃両陛下、その他の多くの王族の方々が亡くなられたわけでありますけれども、私ども日本にとっても、国民にとっても大きな衝撃でございました。改めて哀悼の意を表したいと思う次第でございます。
事件が起こった直後は、ネパール国内はもう大混乱に陥ったことは御案内のとおりでございますが、その後、事件の事実関係につきまして、向こうの最高裁の長官とか国会議長を初めとする調査委員会が設置されまして調査が行われました。その結果は、御案内のとおり、当時のディペンドラ皇太子が王族王家一族の集まりの席で銃を発砲されて、その結果十名が死亡した、ディペンドラ皇太子も自殺されたというような要旨の報告がなされまして、現時点では、主要な政党はその報告内容を基本的に受け入れるということでございまして、国内的な混乱はおさまったような状態であるというふうに思っております。
日本と非常にいい関係にあったネパール、日本の皇族とも非常にいい関係にあった王族のおられる国家でございますので、事態が沈静化したままで推移することを期待しておりますし、引き続き動向を注視していきたい、こう思っておる次第であります。
この発言だけを見る →事件が起こった直後は、ネパール国内はもう大混乱に陥ったことは御案内のとおりでございますが、その後、事件の事実関係につきまして、向こうの最高裁の長官とか国会議長を初めとする調査委員会が設置されまして調査が行われました。その結果は、御案内のとおり、当時のディペンドラ皇太子が王族王家一族の集まりの席で銃を発砲されて、その結果十名が死亡した、ディペンドラ皇太子も自殺されたというような要旨の報告がなされまして、現時点では、主要な政党はその報告内容を基本的に受け入れるということでございまして、国内的な混乱はおさまったような状態であるというふうに思っております。
日本と非常にいい関係にあったネパール、日本の皇族とも非常にいい関係にあった王族のおられる国家でございますので、事態が沈静化したままで推移することを期待しておりますし、引き続き動向を注視していきたい、こう思っておる次第であります。