岩本荘太の発言 (憲法調査会)
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○岩本荘太君 無所属の会の岩本荘太でございます。
今回、私は我が会派の水野誠一委員の差しかえということで参加させていただきまして、そういう意味で今まで憲法調査会、参加したのがございません。今回初めてでございますので、ある意味で的外れがあるかもしれませんが、その辺は御容赦を願いたいと思います。
それで、今まで団長以下大体詳細に御報告いただいておりますので、その辺はもう私が申し上げるまでもないと思いますので、私自身の参加した感想といいますか、その点について申し述べさせていただきたいと思っております。
ひとつ、これはちょっと言いづらいんですが、私は積極的に参加させていただいたんですけれども、参加させていただいて実際現地に行った場合に、どういうスタンスでこの調査をといいますか、視察をするのかということに自分自身思い悩んだわけでございます。先ほど、団長の御報告でもいろいろ憲法、アメリカの憲法等を勉強するというようなことでございましたが、それはそれでいいんですけれども、アメリカの憲法を学んでそれをまねすると言っちゃおかしいですけれども、ただ学びに行くということなのか、あるいは日本の憲法についてアメリカの方々のいろんな御質問を受けることなのか、その辺が非常にわかりづらい。
先ほどもございましたが、憲法、日本のものであれば日本人がつくればいいんじゃないかということでございますので、そういう意味で少々私自身が迷ったところがございますが、結論、自分自身の結論としては、やはり今の世界の情勢、これを皆さんの御支援をいただいて視察させていただいて、そういう中からこれからの日本の像を探し出すのがということかなということで参加させていただきました。
そういう意味で感じたことなんですが、これはひとつ、先ほど来から重複していることでございますけれども、いわゆるアメリカの憲法は非常に変えづらいと。しかし、憲法に、本来憲法でやるべきような判断、そういうものが最高裁等の判断でしっかりと決められていくということは、ある意味ではこれは国民の総意というものが非常に尊重されているんじゃないか、その時々の多くの方々の御意見が尊重された上での物事の決定の仕方というのではないのかなというような感じがいたしまして、そういう方法も一つあるんではないのかなという印象を受けたわけでございます。その場合には、したがって憲法というのは非常に根源的なものだけを取り扱うものであるのかなというような印象を受けました。
それともう一つは、これとも似ているんですけれども、いわゆる憲法の条文ありきでなくて、まずこれからの日本、特に二十一世紀に向けての日本がどうあるべきかというビジョンといいますか、国民総意のこういうビジョンというものがあって、それを、そのうちの根源的なものを明文化、成文化するというようなものが本来の姿ではないのかなというような点を感じたわけでございます。そのためには、今申し上げましたことにつきましては、いわゆる情報公開等を積極的に図って国民的な議論をさらに盛り上げる必要があるんじゃないのかなというような気がいたしました。
それともう一つ、これは我田引水的なところがございますが、やはり息の長い検討というものも必要かと思いますので、そういう意味では、衆参両方に憲法調査会というのがございますが、参議院の使命といいますか、一定期間の任期が定まっているわけでございますので、参議院の審議というのが非常に大きな意味を持つんじゃないのかな、その辺を心して私どもも議論しなきゃいけないんじゃないかな、こんなふうな印象を受けた次第でございます。
大変雑駁でございますけれども、以上で報告を終わらせていただきます。