今井澄の発言 (国際問題に関する調査会)

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○今井澄君 済みません、ほかに手を挙げておられる方がいたように思うので、後の方でもよかったんですが。
 外交問題、そして当然のことながら防衛問題が含まれてくるこの分野というのは、やはりこういう超党派の議論ではなかなか難しいところだと思うんですね。私も、おととい予算委員会で質疑をさせていただいたときに、あの場でも申し上げたんですが、事社会保障問題に関しては私は小泉さんとは大体同じ考えを持つ改革派だと思っていたんですが、何で去年ああいう態度をとられたのか聞いたら、野党とは外交、防衛の方針が違うから、政策が違うからだと言われまして、これはかなり溝が深いなと思ったんです。
 それはそれとして、そういう中でも、きょうもいろいろ御意見を伺ってみても、それから、これまでの議論あるいは参考人のいろいろな御意見を伺ってみても、私は共通する点は幾つかあるんだと思うんですね。例えば、東アジアにおける集団的な安全保障機構ができるかできないか。それについての評価は、例えば山本先生のようになかなか難しいんだという、だからそれが第一位のランクには来ないという先ほどのお話があったにしても、やっぱり皆さん共通しているところだと思うんですね。お互いに個別的にいがいがを張っていがみ合うよりは、やはり共同で安全保障システムをつくっていこうと。やっぱりそれはかなり長期的な努力が要ると思うんですけれども。
 だから、そういう意味では、やっぱり何か共通する課題で少し方策を探っていく、もちろんその比重の置き方が違うにしても、そんなことができないかなということを私は感じますし、先ほどからの御意見をお聞きしていましても、情報の問題もまさにそうですよね。それから、今の国連何とか議員団の話もそうだし、本田先生の、外国に行ってきたら報告はしましょうよと。そういうのを集約するところがないんですよね、全然。
 本当に、もうこれは言わずもがなだと思いますが、私などもいろいろ外国の社会保障制度を勉強してわかったつもりでいても、向こうへ行って話を直接聞くと、全然実は発想が違っているということに気がついたり、形だけ見ていたんじゃわからないということがありますから、そういう意味では、せっかくこれだけのお金や人材を使ってやっている国会活動、もしここに集約できるならば、そういう情報の集約も含めていいと思いますし、また、国会の外に研究所をつくっていくという先ほどの提案、あるいは国連の、そういうことについても今後やっぱり具体化に向けて少し議論ができれば大変いいんじゃないかなと思います。
 ただ、その点で一点、これは各党それぞれの問題があるわけですし、国会運営の問題があるわけですが、私もかつて一回ここに参加させていただいて、また出戻りでというか希望してここへ来させていただいたんですが、三年間継続してといいながら、やっぱり委員会配属の問題で変わっちゃうんですよね、人が。そうすると、何か三年間の実績が蓄積されない。何とかこれはそれぞれが会派に持ち帰って、この調査会については、もちろん全員がというわけにいかないと思うんですけれども、メーンの人がやはり三年間継続できるようなことを考えたらどうかなというふうなことを思います。
 最後に一点、感想ですが、過日、議運の報告を聞いて非常に悲しかったことは、チョンさんですか、世界的な指揮者が国会へ来て演奏してくださるというのを、今そんな時期じゃないとかというので議運で断ったという話があって、私はここに日本の国会議員のレベルが疑われることがあると思うんですよね。そういう意味では、ソフトパワーと言うからには、やはりもう少し我々自身が文化という面で、せっかくこの国会でチョンさんが指揮をしてくださるということ自体が本当に、北東アジアの平和についてどれほどかはわからないけれども、非常に大事なことだったと。それが、忙しいからということで断るような国会はやっぱり反省しなきゃならないな、恥ずかしいなと思った感想を一つ申し上げて、私の意見とさせていただきます。

発言情報

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発言者: 今井澄

speaker_id: 9960

日付: 2001-05-23

院: 参議院

会議名: 国際問題に関する調査会