速水優の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(速水優君) 安定的にと申しますと、今、実際のCPIは前年比全国でマイナス〇・四でございます。これはかなり動くだろうと思います。CPIの指数についても、こういうふうに改革が起こり、特に流通面での改革が起こったり、それから技術革新が起こったりしておりますときには、かなり供給サイドでの価格の変化というのは起こると思います。
 そうやって内外価格差が縮小していくところは、これはそれなりに望ましいことでありますけれども、しかし一方で、やはり需要が弱くてデフレ現象が起こってくるということも、これは余り安心しておれない面があるわけでございまして、そういう意味から、CPIが安定的に〇・〇%を超えるというふうになっていけば、それでいい、そのときにこの制度を見直すと。先に対して、いつまで続くのか、いつまでこういう政策でやってくれるのかという不安が市場や企業や家計の中にあるだろうと思いますので、そういう意味での私どもの政策の時間軸といいますか、時間的なコミットメントをさせていただいた次第で、このことは安定化への一つのファクターになり得るというふうに思っております。
 消費者物価指数の前年比の上昇率というものが、一たんゼロになってもすぐマイナスに後戻りする可能性はないかといったような点について、消費者物価指数自体の動きに加えて、卸売物価指数とか他の物価指数とか、物価の動きの背景にある需給動向などを見ながら慎重に判断していきたいと思います。
 ただし、現在の日本のように、先ほど申したように需要の弱さがございますし、規制緩和や流通合理化といったような供給面での要因が作用している状況の中では、中長期的に望ましい何%といったような物価上昇率を数値で示すことは非常に難しいと思っております。
 そういう意味で、私どもはいわゆるインフレターゲティングといったようなことは十分検討、研究もさせていただいておりますけれども、今それを採用するのは早過ぎるというふうに思っております。したがいまして、前年比、同じ水準に安定的に達したという判断ができましたときにこれをやめたいと、それまでは続けるということをコミットさせていただいた次第でございます。

発言情報

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発言者: 速水優

speaker_id: 13832

日付: 2001-03-22

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会