植村正治の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(植村正治君) ただいま二百海里時代の漁業の展望と申しましょうか、要諦と申しましょうか、そのことにつきましてこの水産基本法が大きな役割を果たしていかなければならない、法文化されても魂が抜けておったのでは意味をなさないという思いが一層強くいたしております。
これはなぜかというと、この資源管理に徹した実態というものがなければいけない。沿振法もございますし、いろいろな法律もございます。資源管理型漁業を提唱してほど遠いけれども、この資源管理型漁業の実態というのは非常に希薄なものであったと、こういうふうに言わざるを得ない面があると思います。これからはそれに徹すると、そのためには漁場の生産力といいますか資源力というか、それをはっきり見きわめた中での操業体制というものをつくっていく、そのことが非常に大事であります。
先ほどからすみ分けの問題がございますが、決して排他的な考えでなくて、いずれの業態においても共倒れをするような、資源の枯渇を招くような状況を容易に判断できる漁法というものがいっぱい混在しているわけですから、そのことについてお互い意見を交わし、行政的に、政治的に一定の方向を見きわめて決断をしていただきたい、このことが二百海里のあり方としては極めて重要だと思います。資源については、今申し上げた判断によって持続可能な状況をつくり上げられると。
先ほどから言われておりますとおり、非常に海での資源の回復は早いわけでございます。早いがゆえに、それをねらい撃ちする枯渇型漁業というものが思いを残すとすればこれは相反するものだというふうに考えられるので、その点を徹底してやっていきたい、こう思っております。