渡辺好明の発言 (農林水産委員会)

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○政府参考人(渡辺好明君) 資源管理を進めていく上で、密漁の取り締まりというのが大事なことは言うをまちません。よく浜で聞く資源管理ができない言いわけとして、外国の漁船が来る、密漁がある、隣の浜が協力しない、この三つをよく言うわけでありますけれども、外国との関係でいえば、日中、日韓協定もできました。そして、密漁もしっかり取り締まれば、全体として資源管理をしていこうという機運も高まるわけであります。
 十一年の沿岸での違反件数は千百三十四件、前年に比べて十七件の減となっております。取り締まりは、水産庁や都道府県だけではなくて、海上保安庁、それから陸上における所持、販売の禁止というふうな漁業調整規則なりをつけますと警察も協力をしてくれますし、それに毎日浜にいらっしゃる漁業協同組合の方々、この連係プレーが大事なんだろうと思います。
 三陸沿岸では、平成四年からアワビの密漁撲滅連絡協議会というものを設けまして、県の境目を越えても追跡をし、取り締まりをする、陸上に行っても取り締まりができるというふうな体制をとっているところでございます。こういったことを有効に使いまして密漁対策の実効を上げる、さらに私どもといたしましても、レーダーであるとか監視船であるとか、そういった点についての助成もいたしたいと思っております。
 なお、暴力団が関与したと言われる大規模な密漁事件は、検挙件数自身は年間数件ということで少ないんですが、十二年では北海道の十勝沖で二トンのケガニを無許可で漁獲をしたケース、これで暴力団員ら九人が検挙をされております。それから、四月には宮城県で体長九センチ未満のアワビを所持していたということで、その背後に密漁の実行指揮に関与していた暴力団員を含む十三人が検挙をされたという事例がございますが、なかなか巧妙になってきておりまして、相当現場と海上保安庁あるいは警察との連係プレーがうまくいきませんと、こういったことを撲滅することができない。
 さらには、こういったことに使われる高速漁船といったようなものについて、この改造を手伝うような造船会社等については、むしろ積極的にこういうことに関与したということで名前を挙げて社会的な圧力をかけていくというふうな工夫も必要だろうと思っております。

発言情報

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発言者: 渡辺好明

speaker_id: 4822

日付: 2001-06-19

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会