須藤美也子の発言 (農林水産委員会)

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○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、三案のうち漁業法等の一部を改正する法律案に対して反対討論を行います。
 反対の理由の第一は、指定漁業の承継に関する規制緩和には大きな問題があるからです。これは、条件次第では大規模な漁業会社による漁業の再編、支配につながるものであり、また、資源管理より利益優先になりがちな外部企業の参入を排除できず、漁業者にとって利益になる方向とは言えません。承継自由化を盛り込むより、現在の漁業経営への支援策こそ強化すべきであります。
 第二の理由は、定置網漁業権免許の見直しに関する問題であります。
 一人一議決を要件とする団体経営の上位優先を変更し株式会社まで上位に加えることは、前浜の資源を公平に分配するという民主的立場の後退にほかなりません。また、機械的にみなし法人規程を削除し、いわゆる人格なき社団の優先順位を引き下げることは、関係漁村に混乱をもたらすことが明らかです。企業化、株式会社化の方向は、利益の上がる漁場において外部資本の支配力を強め、零細な漁業者への切り捨てにつながりかねません。
 本法案には、賛成できる当然の措置もありますが、ただいま申し上げました理由で反対するものです。
 最後に、水産基本法等の制定に当たって重要なことは、開発優先、市場原理優先の政治を転換し、基本法の積極的な条項を豊かな施策にしていくことを強く申し添えて、漁業法等の一部を改正する法律案に対する反対討論といたします。

発言情報

speech_id: 115115007X02120010621_003

発言者: 須藤美也子

speaker_id: 24973

日付: 2001-06-21

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会