森巖夫の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(森巖夫君) 国民共通の財産と、大変文学的な表現のようになってしまうわけでございますけれども、森林がもたらしておりますさまざまな機能は、特定の人が独占するという経済的な側面もありますけれども、それ以上に特定の者が独占し得ない公益的な機能があるわけでございます。そういう機能が国民全体に利益を与えるという意味で国民共通の財産と、こう考えるわけですから、もう少し言いかえますと、単なる所有の問題ではなくて、それらがもたらす効果、利用の面で国民に開かれていなければならない。ですから、森林所有者も国民共通の財産を預かっているという立場から対応しなければいけない、それが森林所有者の責務であると考えるわけです。
もう少し具体的に申しますと、所有と利用あるいは恩恵を受けることとの分離の方向を考えなければいけないわけでありますけれども、それがどういう形で分離できるか。先ほどもちょっと最初の意見陳述の際申し上げましたけれども、分収とかあるいは信託とか受委託とかいう方式が考えられますが、しかしそれが本当にどういう形なら森林所有者も納得し、国民全体もその費用を負担するという形になるかという点についてはまだまだ詰め方が足りないのではないかなという気がしております。今後の課題ではないでしょうか。