中越武義の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(中越武義君) 檮原町では昨年、国際認証機関でございますFSCの認証取得をすることができました。これは団体取得でございまして、非常に森林の所有形態が零細な方が多い。特に三ヘクタールから五ヘクタールの森林所有者が全体の七〇%を占めるという地域でございまして、そういった中では、地域の皆さん方がこれからの林業経営をしていくのにどうすべきかということを考えたときに、やはり四万十川の源流域であるということ、あるいはこれからの水保全や環境保全を考えた中でどう生き残っていくかといったようなことを考えたときに、適正な管理をし、これからの時代に即応した対応を図るためには、こういったラベリングをするあるいは地域特性を生かすということで生き残らなければならないんではないかという考えのもとに、森林組合が認証申請をしていただいて、そして認証取得をすることができました。
その中では大変厳しい意見もございましたし、この山村地域で、現在植栽された植林が果たして適正な管理がされておる山林なのかどうなのかという現地調査もしていただいた中で、全体的には今で言うゾーニングといいますか、そういった面での林層ができておる。このことを考えると、やはりこれに適しているのではないかということから認証制度を受けることになりました。
そこで、受けた中で、今後この山をどういうふうに生かすかということになりました。ちょうど檮原町は坂本龍馬の脱藩した地でございまして、坂本龍馬が船中八策を立てられ、その中で、山から脱藩をしていったので、山の山中八策はやはりこの檮原町からということで、せんだって少しお回しをした資料の中にそういったことが載っておろうかと思います。
これは、それぞれ参考人から話が出ましたように、私は所有者の責任、市町村の責任、あるいは国、県の責任といったものを明確化する、あるいは事業主体も明確にして、その山の持つ多面的な機能を発揮させるために努力をしていく努力目標でございまして、こういった面に邁進をしていきたいと思っております。
そしてさらに、この認証を受けたことによりまして、皆さん方が非常に木材あるいは山に対する関心が高くなってまいりました。その中で、ラベリングをした品物が欲しい、あるいはモデル住宅も建てて、さらにそれを拡大していきたいという話も入ってきておりまして、ことしはモデル住宅を一棟、高知市で建築いただくことになりました。さらに、その大黒柱はこの認証を受けた柱を町として皆さんに寄附をする。さらに、来年度は八棟ほどの申し入れがございまして、そういったものに対しても主となる大黒柱については町として認証木材を寄附して、そして、それでさらに皆さんに知らしめていただけるという方策をとっていきたい、こう考えております。
今後、このFSC認証の個人や団体の方々がふえて、さらにそれがグループ化をされて皆さんの要求にこたえられるような方策を考えていかなければならないといったことがこれからの大きな問題になってくるのではないかというふうに考えております。