遠山敦子の発言 (本会議)
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○国務大臣(遠山敦子君) 三重野議員の御質問にお答え申し上げます。
まず初めに、出席停止に関するお尋ねでございますが、児童生徒の問題行動につきましては、学校として児童生徒の悩みを十分に受けとめて、内面の理解に努めるなどして、教師との信頼関係や友人関係のもと、自己達成感でありますとか存在感を味わわせる指導に努めることが大切と考えております。
しかしながら、学校がこのような指導に最大限の努力を行っても解決しないで他の児童生徒の教育が妨げられている場合には、出席停止とすることも必要であります。
今回の法改正は、こうした考え方に立って、出席停止の要件及び手続の明確化、学習支援の充実を図って、その適切な運用を期するものでございます。
次に、教育委員会は学校を支援していくのかとのお尋ねでございますが、教育改革を実現してまいりますためには、学校が児童生徒の状況などに応じて創意工夫を生かした教育活動を行うことが重要でありまして、このためには、教育委員会が学校をさまざまな面において十分に支援してまいることが重要でございます。
直接、児童生徒の教育をつかさどる教員について、採用や研修を通じて資質能力の向上に努めますことや、指導が不適切な教員に対し、本法律案の措置も含めて、人事上適切な対応をすることも、この支援として行われるものでございます。
さらに、体系的な改革、改善についてのお尋ねでございますが、教育改革につきましては、本年一月に、今後の教育改革の全体像を示すものとしまして、主な政策課題や具体的な施策とそのタイムスケジュールを明らかにした二十一世紀教育新生プランを作成したところでございます。
我が省といたしましては、現在、このプランに基づき、学校がよくなる、教育が変わるという実感が持てるような教育改革を実行しているところでございます。
今回の三法案は、子供たちがよりよい環境で学ぶことができるようにするためのものでございまして、教育改革施策の一環として位置づけられる重要なものと考えております。
最後に、学習がおくれている子供に対する支援措置についてでございますが、これからの学校教育におきましては、一律主義を改め、児童生徒一人一人の理解や習熟の程度に応じたきめ細かな指導を行っていくことが重要でございます。
このため、新しい学習指導要領におきましては、全員が一律に学ぶべき教育内容を厳選する一方、選択学習の幅を拡大し、個に応じた指導を一層充実させているところでございます。また、特に高等学校の学習指導要領におきましては、学習のおくれがちな生徒に対して、生徒の実態に応じて指導内容や指導方法を工夫することを学校に求めております。
我が省としましても、少人数によるきめ細かな指導を行うことができますように、新たな教職員定数改善計画を策定しまして、本年四月から実施しているところでありまして、新しい学習指導要領のもとで、すべての児童生徒の基礎学力が向上するように努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣坂口力君登壇、拍手〕