小泉純一郎の発言 (予算委員会)

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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 改革の視点として、目先だけよければいいというのはもう通じないと思います。中長期的に今よりもよくなる、その視点から今何をすればいいかということが必要だと思います。
 そういう点から、余り目先だけにとらわれて、あとはどうでもいいという考え方を厳に戒めなければならない。そういう点から中長期的視点が大事だと。そこから、現在をどうしようかということから考えれば、最初に言いました新世紀維新並びに中長期的な考え方から今どうするか。
 当面の予算編成を考えますと、今まで、現状維持でいいはずはない。国債発行も三十兆円以下に抑制しようという目標を立てる、かといって増税はしないというんならば、必然的に予算の配分構造を改めていかなきゃならない。今まで当然だと言われていた道路特定財源も、これも見直していこうということから、必然的に予算の配分構造を変えざるを得ませんね。これも現実的に具体的な改革として動き出している。
 さらに、これからは男も女も、家事も育児も仕事も一緒にやっていこう、二十一世紀にふさわしい男女共同参画時代を男も女も協力することによって実のあるものにしていかなきゃならない。そのために、仕事も家事も育児も両立するためには何が必要かと。一番今働いている女性が要望することは、保育所の待機児童ゼロ作戦、あるいはいろいろな地域において学童保育、これは整備を拡充していく、これが一番強い要望だ。所信表明で具体的にこの問題に対して、男女共同参画時代を実のあるものにしようとはっきりと実施時期と目標を明示してやるという。
 さらに、これからは自然と共生していかなきゃならない。ごみの問題、これは人類の知恵で地球環境保全と、人間が自然と一緒に生活していく、自然を大事にするという考え方から、ごみをいかに再生資源として有効に活用しようか。そのためには科学技術の研究開発投資も必要だろうという観点から、私はかなり具体的に踏み込んで所信表明をして、今後の予算編成に生かしていきたい。
 さらには、経済改革といたしましては、これから景気回復、経済再生を考える上において、不良債権の最終処理を二、三年で手がけていかなきゃならない。後ろ向きの金の使い方よりも、新たな産業の前向きの仕事に対して資源を使っていこうじゃないかということから、不良債権の最終処理を目指して、この二、三年で何とかけりをつけて、新しい産業に向かう意欲を持ってもらおうという形で経済の構造改革にも踏み出した。
 私は、総理大臣として一つの方向を明示するということが必要だと思いまして、かなりはっきりした目標を立てて、あと全閣僚、全省庁の協力によってこれを少しずつ、一歩ずつ具体化していきたいと思っております。

発言情報

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発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2001-05-22

院: 参議院

会議名: 予算委員会