グレゴリー・クラークの発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(グレゴリー・クラーク君) ぜひもう一つつけ加えたいことがあったんです。留学生問題。
今、優秀なアジアの学生は日本へ行かないんです。日本を飛び越えてアメリカへ行きます。オーストラリアへもかなり入っています。中曽根元総理大臣の目標は十万人の留学生。今五万だけです。文部省、一生懸命お金ばらまいています、奨学金とか奨励金を。にもかかわらず、人数が余りふえていない。それで、質、抜群とはちょっと言えないんです。
日本は、特にこれからの日本と中国の関係を考えれば、中国の一流学生はほとんどアメリカへ留学しているんですよ。昔は、オーストラリアの場合は、マレーシアからよくオーストラリアへ留学して、インドネシアの場合はドイツ。トップの人たちは随分そういう経験を持っている。マレーシアとオーストラリアはよくけんかしていますけれども、個人の次元ですごく仲よくしています。
これから日本はどうやっていくか、まあ確かに日本の場合は問題が二つある。まあ二つ、三つ。
一つは、もちろん言葉の問題。優秀な学生はみんな英語を勉強しています、アジアでは。もう一つ、お金の問題。学費が高い。もう一つ、ちょっと言いにくい問題なんですけれども、大学の教育、余り外国で評価されていないです。
しかし、にもかかわらず優秀な人は、チャンスがあれば日本で勉強したいんです。だけではなくて、少子化問題を考えればもっとふやすべきです。あとは文化の問題、日本の文化の中で、この言葉は余り使ってはよくないかもしらぬが、物づくり文化なんですよ。これから優秀なインド人とか中国人、情報革命を本当に起こしたければ、彼たちの才能も必要ではないかと思います。
私、法務省の入国問題を考える委員会のメンバーになって、私あそこで提案したんですけれども、まだ十分協力を得ていないですけれども、入学準備ビザ制度を導入すればどうですか。今ワーキングホリデービザあります。大成功です。ただ、ほとんど白人ばかりです。二年間自由に、二十六歳以下、自由に日本で行動できる、お金稼ぐとか。優秀なアジアの学生も同じようなチャンスを与えられれば、日本語学校じゃなくて自由に二年間ぐらい日本で行動できれば、もちろん優秀じゃないと困ります。それで、暫定入学制度を使って向こうの方から推薦されれば、どうですか。日本の大学、特に私立大学、定員割れの心配があれば暫定入学許可出しやすいんです。それで法務省はビザも出しやすいんです。大学はある程度スポンサーになる。それで、二年終わって大学入って、一年入学試験の問題はなくて、弊害はなくて、一年終わって試験を受けて、特に中国の学生は一生懸命勉強します。いろいろな意味で日本にとってプラスになる。
私、外大の中嶋学長と最近話し、あそこは留学生が多くて、授業を英語でやっているんです。日本人は普通できれば怠けたいですけれども、隣に一生懸命勉強している中国の学生あるいは台湾の学生が座っていればインセンティブになりますよ。だから、留学生はぜひ何らかの形でふやして、日本のためにふやすべきではないかと思います。
以上です。