グレゴリー・クラークの発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(グレゴリー・クラーク君) これは永遠のジレンマなんです、平等主義か能力主義でいくか。外国でも結論はまだ出ておらない。だから、日本でまだ盛んに議論するのは当然のことなんです。両方プラスとマイナスあります。日本はもうちょっと能力を重視すればいいなと思いますけれども、ただ、今までの平等主義は一〇〇%マイナスだと言えないと思います。日本の経済発展の一つの原因なんです。会社に入ってから適時必要な教育を受けるとかいろいろ言われています。
 一つ、具体的なアイデアを提案させていただきたいのですけれども、日本は明らかに進学率が高過ぎます。中学校から高校、高校から大学。学問的な能力のない子供は大体物づくりの能力を持っているとかね。アメリカ、特にドイツの場合は専門学校に入って一つの技術を身につけて、無理に大学とか入ろうとしないんです。日本の場合は、これをなくすというのは非常に難しいんです。自分の愛子はどうしても大学へ入れておきたいんです。それだけではなくて、子供たちは、十八歳は就職、働きたくないんですよ。大学へ入って四年間ぐらいのレジャーランド生活が欲しいんですよ。これも進学率が高い大きな原因なんです。
 暫定入学制度、全部みんな暫定にすれば、オーストラリアも高いんです、日本と同じなんですけれども。一年終わって試験落ちて反省するんです。自分はやっぱり大学教育に向いていないです。それで、大学を出て、仕事をやって、それで後で、二十五歳になってとか三十歳、さっきの先生の話と同じなんです、もう一回大学に戻れる、あるいは十八歳になって就職して夜間大学に入る、授業を受けるんです。
 私は日本をあちこち回っているんです。私にとって一番しっかりしている青年たちは郵便局で勤めている若者なんです。本当にしっかりやっている。難しい仕事をぱきぱきとやっている。調べてみると、ほとんど高校卒、大学行かなくて十八歳で郵便局へ入って、それで現場でいろいろ実践的な教育を受けて、それで後で夜間大学に入ることがよくあるらしいんです。大いに勧めさせていただきたいんですね。

発言情報

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発言者: グレゴリー・クラーク

speaker_id: 312

日付: 2001-03-15

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会