森岡正宏の発言 (憲法調査会)

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○森岡委員 武者小路先生、いろいろな御示唆に富んだお話をいただきまして、ありがとうございます。私も大変参考にさせていただきたいお話でございましたけれども、先生と考えを異にする面も幾つかあるなと思いながら聞かせていただいたわけでございました。
 まず、武者小路先生が先ほどおっしゃいましたように、ことしの夏に南アフリカ共和国のダーバンで開かれました人種主義に反対する世界会議に、日本政府の一員として、またNGOの代表として参加されたと聞いております。
 この会議のスローガンは、「ユナイテッド ツー コンバット レイシズム イコーリティー、ジャスティス、ディグニティー」「人種主義と闘うために団結しよう 平等、正義、尊厳」ということだったと伺っております。
 このときに、アフリカや中南米諸国から、私たちの国は過去において欧米先進国の植民地だったんだ、そして搾取されて、奴隷となって大変な迫害を受けてきた、だから貧しくなったんだ、したがって途上国が先進国から援助をもらうのは当たり前なんだ、先進国は援助する義務を負っているんだ、そういうお話があったということも聞きましたし、中東におけるアメリカやイスラエルの姿勢にアラブ諸国が不満をぶちまけられたということも聞きました。会議の途中で米国とイスラエルの代表団が引き揚げる事態になったということなども聞きましたけれども、そういうことで、その宣言文の取りまとめに先生も御苦労されたと伺っております。
 私たちの国を考えましたときに、我が国は、世界で一番の経済援助をしている国でございます。途上国から、当然の義務だ、こう言われますと、日本のタックスペイヤーは納得できないんじゃないかなというふうに思うわけでございまして、人権問題と南北問題をごちゃまぜにしてしまうのは不毛の議論だと私は思います。
 武者小路先生はこの点どんなふうに思われますでしょうか。日本のODAのあり方も含めて、簡潔にお答えをいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 森岡正宏

speaker_id: 5295

日付: 2001-11-29

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会