竹本直一の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○竹本委員 お三方の知事さんにちょっと簡単にお聞きをしたいんですが、先ほどの話を聞いておりますと、三重・畿央がなぜいいかという理由の一つに都市の集積があるということを述べておられましたけれども、私はそれを前から言っておる人間の一人でありまして、何もない野っ原にある日突然にローマが一日にしてできるわけがないわけでありまして、都市の温かみ、わい雑さ、そういったことも含めますと、やはりいろいろな候補地の中であえて選ぶとすれば三重・畿央の方がいいのではないかなとは思っておりました。
ただ、今時点に立って新しい首都を建設するにはどういう意味があるのか。効率だけを考えれば石原知事の言うように東京都がいいんだろうと私は思いますけれども、しかしながら、国のあり方、先ほど閉塞感の打破という言葉が出ておりましたけれども、そういうことを考えるのであれば、やはり私は文化のフロンティアをつくる必要があると思うんです。それをこの新首都建設という一つの方法で実現する方法があるんじゃないかなというふうに思います。
アメリカの歴史を見ましても、やはり、若者よ西部へ行けというキャッチフレーズのもとに、アメリカの建設が二十世紀初頭からどんどん進んでまいりました。こういう目標があるときは国家は繁栄し栄えるものであります。今の日本はその目標を失っているわけでありまして、新しいところに首都を建設し、そしてそこにいろいろの人知を尽くした新しい文化をつくっていこうという気になりますと、国は改めてまた活力を取り戻すのではないか、そのように思うわけであります。
ところが、現時点の大変な不況の中、そして十年に及ぶこの国会移転論議の中で、私は、より現実的な方法として、一つは、諸外国にあって日本にないもの、それはやはりアメリカでいえばキャンプ・デービッドのような国際会議場、そういうものがなくて、サミットのたびごとに大警備を投入しなきゃいけない、こういう現実を見ますと、外国の国賓を迎え、あるいは国際的な会議をやる場を首都機能の一部として東京都外に求めるのがいいのではないかというふうに思います。
いろいろな計画の中では、国会も移転し、その関連施設も移転するという計画になっておりますけれども、現実的な対応としてそういうことをまずやるのがいいのではないかなと私は思っておりますが、三人の知事さんの御意見を簡単にお聞きしたいと思います。