扇千景の発言 (国土交通委員会)

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○扇国務大臣 おはようございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 委員長からお話のありました九州南西海域の不審船事案について御報告を申し上げます。
 去る十二月二十二日土曜日午前一時十分、防衛庁から海上保安庁に対しまして不審船発見の連絡がございました。
 海上保安庁としては、防衛庁からの情報を入手後、直ちに巡視船艇、航空機並びに特殊警備隊に発動を指示し、二時五分に海上保安庁警備救難部長を室長とする九州南西海域不審船対策室を設置いたしました。
 現場には、まず航空機が到着して当該船舶を確認し、その後、巡視船も現場に到着したことから、十二時五十分、海上保安庁長官を本部長とする九州南西海域不審船対策本部を設置して、現在も対応しているところでございます。
 巡視船の再三にわたる停船命令を無視し、蛇行する等悪質な抵抗を繰り返しながら当該船舶は逃走したことから、射撃警告を実施した上、十四時三十六分から、逃走防止のため上空及び海面に向けて威嚇射撃を開始いたしました。
 しかし、なおも当該船舶は逃走を続け、停船する気配を見せなかったため、十六時十三分から、人に危害を与えない範囲で威嚇のための船体射撃を実施いたしました。
 このような巡視船による射撃を実施したにもかかわらず、当該船舶は停船、航走を繰り返し、逃走を続けたため、二十二時零分、巡視船二隻により当該船舶を停船させるべく接舷を開始したところ、二十二時九分、銃撃及びロケット弾様のものの発射を受けたことから、巡視船が正当防衛として射撃を行ったものでございます。
 その後、当該船舶は、二十二時十三分、原因はいまだ明らかではございませんけれども、爆発して沈没いたしました。
 また、当該船舶からの銃撃によって、職務を執行しておりました海上保安官三名が負傷しております。
 現在は、行方不明となっております当該船舶乗務員の捜索とともに、本事案につきまして必要な捜査等を鋭意進めているところであり、引き続き事実関係の解明に向けて全力を尽くしていくことといたしております。
 今回の海上保安庁による一連の対応は正当なものであったと考えておりますが、今回の事案を教訓として、海上保安庁の装備、体制、制度及び関係省庁との連携等の充実強化について検証するよう海上保安庁長官に指示をいたしまして、関係省庁とも今後十分に検討していくことといたしております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 扇千景

speaker_id: 27625

日付: 2002-01-10

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会