扇千景の発言 (国土交通委員会)
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○扇国務大臣 私は、ともあれ、これだけ日本の近海に重装備した漁船らしきものが徘回しているということ自体が日本にとっては重大なことであると認識しておりますし、今から思えば、一昨々年になりますか、あの不審船追跡で、我々は何の手出しもできないで、スピードも追いつけないまま逃走してしまったという苦い経験もございます。
そういう意味で、我々の日常生活の安全と安心のためにも、しかも、これは後でわかったことですけれども、ロケット砲まで装備している船であるということがわかりまして、私も行ってまいりましたけれども、船を見ると、日本の船の被弾状況というものはひどいものでございます。ですから、そういう意味でも、我々は、どこの国の船なのか、その原因を究明する上にも、私たちはできる限りこれを徹底して調査したい。
ただ、ロケット弾まで装備しているということは、なぜ沈没したかという原因がまだわかりませんけれども、船内爆破したのではないかという疑いもあるわけでございますので、近寄ったら何らかの形で爆発物が装置してあるのではないかというようなこともありますし、船底で爆発が起こったということですので、もしも引き揚げようと思ったら、船体がばらばらになるのではないかという懸念もなきにしもあらず。
そういう意味で、あらゆる点で、私どもはこれを、どこの国の船であるかということを鮮明にするためには、徹底的な究明のために引き揚げたいという気持ちは十分持っておりますけれども、それに近づいて二次災害が起こらないように、例えばサルベージの皆さん方にも危害が起こってはいけないということで、これをどのようにしていったらいいかということを今考えておりますけれども、何しろ沈没しておりますので、その沈没の水域を監視することも怠ってはならないと私は思っております。
途中で私ども一度銃撃をやめましたのも、中国の旗を船員が上げたんですね。ですから、中国の船ではないかということで一たん銃撃をやめたこともございます。中国にとっても、中国の旗を上げられたということは、私は、もしも中国の船でないなら大変失礼な話だと思いますので、中国の排他的経済水域の中ですけれども、お互いに情報を交換し合って、そして一刻も早くどこの国の船籍であるかということを明快にする手段を、慎重に取り扱いながらも、なおかつ迅速にしていきたいと思っております。