扇千景の発言 (国土交通委員会)
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○扇国務大臣 今、法改正に関しまして明快に申し上げるよりも、何よりも自衛隊と海上保安庁との連携を密にして、そして今回のことをよく検証し、もっと早く、なぜという疑問もございます。
それともう一つ、相手の船がどうもエンジントラブルを起こしていたのでスピードが出ていなかったらしいという話もあります。ですから、たまたま海上保安庁の「あまみ」等々が追いつきましたけれども、一昨々年のようなスピードで逃げられたのではとても追いつけなかったかもしれない。たまたま相手がエンジントラブルか何か、スピードが、追いつけたスピードであったから、自衛隊と海上保安庁の間の九時間の連絡の空白時間がありますけれども、それでも、追いつけたということだけでも、私は、今回、現実を把握する上の大変な成果であったと思います。これ、そのまま知らないでいれば、また何度も同じことが繰り返されるであろうということは想像できるわけでございますので、少なくとも、今後二度とこういうことがないようにしなければなりません。
また、私、十二月の二十七日に奄美大島に飛びまして見てまいりました。そして、お見舞いもしました。
私は、鹿児島へ飛んで、鹿児島のドックに入っております「あまみ」、「いなさ」という両方の日本の海上保安庁の船を見ましたときに、「あまみ」という船は座って操縦しておりますけれども、その前面のガラスが、もうクモの巣状況と言った方がいいでしょうか、もう射撃で百数十発受けています。そして、よく死者が出なかったな、操縦士がよく死ななかったと思うぐらいの、前面ガラスが防弾ガラスでなかったということから被害を受けておりますので、私は、軽々に海上保安庁が相手がどういう武器を持っているかわからないで一方的に威嚇といえども近寄るということも今後は大いに検討しなければならないし、海上保安庁の職員の生命ということから考えれば、今回の教訓として、一刻も早く、ロケット弾ではとても、どんな防弾ガラスにしてもだめですけれども、今回の百数十発の射撃を受けたのを私が見たときには、少なくとも防弾ガラスにしてあげなければ生命が守れないなというぐらいなことを実感しております。
何よりも、攻撃をするのが目的ではなくて、そういうものが来たときには日本は毅然とした態度で対応する、そしてまた、それに対応できるような装備をするということが私は重大であろうと思っておりますので、両方の、自衛隊と海上保安庁等々と国民の皆さん方、国会での御論議を得て、法整備をしなきゃいけない点が出てくれば、これは法改正をするということもぜひ皆さんと一緒に考えさせていただきたいと思っております。