柳澤伯夫の発言 (本会議)
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 私に対しましては、新生銀行等を例に挙げられまして、資産査定の適正さということに関してお尋ねがございました。
資産査定が変化するということがあるわけですが、その要因といたしましては、一般論ではありますが、主に査定基準そのものが変更になるということ、それから、債務者の財務経営状態の認識が変更される、それから、債務者の業況の変化によって生じる、こういうような大枠三つの要因があろうかと考えております。
金融当局といたしましては、平成十年六月の金融監督庁の発足以来、金融機関あるいは検査に携わる者に対しまして、特に債務者の財務経営状態を的確に認識するということに努めさせてまいりまして、全体として適正な資産査定の確保に努力してきたところであります。
御指摘の新生銀行の資産査定の変化につきましては、当局といたしましては、査定基準の明確化というか、これも変更の一種なんですが、そういうことの影響や、債務者の業況の変化によるところが大きいのではないかと考えておりますが、いずれにいたしましても、金融再生委員会の判断がいいかげんであったとか政治的であったとかいうことは全くありませんで、御指摘は当たらないと考えております。
なお、債務者の財務経営状態の認識をよりタイムリーなものとするという見地から、先般の改革先行プログラムにおきまして、市場の評価をも適時適切に勘案し、適切な資産査定を行う体制を整備させることとしたところであります。
具体的には、主要行に対し、通常の検査を補完するため、借り手企業の信用力が市場で急速に低下した事例をも踏まえまして、市場の評価に著しい変化が生じている債務者等に着目した特別検査を導入するとともに、市場の評価に適時に対応した引き当てを確保することとしたところであります。
私としては、このような施策の実施に全力を挙げて取り組むことが私の責任を果たすゆえんである、このように考えております。
なお、新生銀行以外に御指摘になりました個別具体的な銀行の問題につきましては、当該銀行からそのような事実が公表されたとは承知いたしておりませんので、コメントは差し控えたいと思います。
次に、特別検査についてお尋ねがございました。
対象となる債務者の選定基準につきましては、検査内容そのものに関する事項でありますし、また、特別検査は、先ほど総理が仰せられたとおり、一定の条件に該当する債務者に着目して実施するものでありまして、対象となる債務者を風評リスクにさらすことはぜひとも避けなければならない、このように考えておりまして、コメントすることは差し控えさせていただきます。
また、特別検査の結果につきまして、私あるいは当局としても何ら予断を持っておりません。厳正かつ的確な特別検査の実施によりまして、通常検査を補完し、市場の評価をタイムリーに反映した、適正な債務者区分及び償却、引き当てを確保してまいりたい、このように考えております。
最後に、RCCの機能強化についてお尋ねがございました。
これにつきましては、先般、金融再生法の改正案が議員提出法案として国会に提出されたと承知をいたしております。RCCの買い取り価格が時価によるものとされておりますことから、いわゆる国家的飛ばしというような御指摘は当たらないと考えますが、本件については、今後、同法案をめぐって国会において御議論が行われると承知いたしておりますので、これ以上に具体的なコメントを行うことは差し控えたいと考えております。
いずれにせよ、同法案をめぐる今後の国会における議論を注視してまいりたいと考えております。
以上でございます。(拍手)
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