小泉純一郎の発言 (予算委員会)

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○小泉内閣総理大臣 現下の経済情勢は厳しいものがありますけれども、もう破綻に向かっているとか、そう余り悲観的になる必要はないんじゃないかと私は思っております。
 各国、状況を見ますと、それぞれ難しい問題を抱えておりまして、そういう状況を見ますと、日本というのはまだまだ成長の潜在力は強い。幾度か危機を克服してきましたし、今回も、いろいろな難問を抱えながらも、いわば新しく大きな転換期に向かって成長するための、一つの産みの苦しみを味わっているというふうにとらえた方がいいのではないか。
 まず、成長するために、伸びるためには縮むことも必要だ、そういう言葉もあります。改革しないで成長するにこしたことはないと思いますが、やはり今までの行き方に行き詰まりがあったのではないかということからいろいろ改革に取り組んでいるわけでありまして、その改革に向けてのマイナス面をいかに和らげていくか、そして希望を持って新しい世界に対応できるような、新しい経済体制に対応できるような体制をとることが必要ではないか。
 いろいろ日本も今まで、先進国に向かって、追いつこう、追い抜こうということで一生懸命やってきました。その目標は成功したんです。今や、むしろ追われる立場に立つ方が多い。かつての先進国の悩みを日本も今味わっている。後進国が、ある面においては日本を目指して、発展途上国の中には日本みたいになりたい、日本を見習えといったこともあるんですから、そういう面においては余り悲観的にならずに、一つの成長の過程であると。成長の過程にはある程度の改革をしなきゃなりませんし、その改革に伴う痛みをいかに和らげるかということが、今雇用対策等を初め一つの大きな目標に向かって準備をしていこうという期間と受けとめて、私はむしろ前向きの体制をとっていく、余り悲観的、自虐的にならずに進む必要があるのではないかと思っております。

発言情報

speech_id: 115305261X00420011112_005

発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2001-11-12

院: 衆議院

会議名: 予算委員会