塩川正十郎の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○塩川国務大臣 三十兆円の枠いかがという御質問でございまして、私は思いますのに、現在の日本のいわゆる公的債務というものが六百六十六兆円ということになっております。そのうち国債が約四百兆円近くございます。そういう状況から見まして、第一に、日本のいわば国勢全体等を見た場合に、一千四百兆円の貯蓄があるから六百兆円はいいではないか、そういう議論も一方ではあると思いますけれども、しかし、その認識は非常に危険だと私は思っております。
第一、我々のこの予算を見ましても、平成十三年度、予算規模で八十兆円でございますが、そのうち、税金で賄うのが五十兆円で、国債で賄うのが約三十兆円、こうなってまいります。どこの家庭で考え、あるいはどこの企業で考えましても、収入の六割近くを借金で賄って世帯をやっていくということは、これは考えられないことだと思っております。これがやはり公的資金であるということで、国債を発行してやっていけるということであるからやってまいりましたけれども、ここらで財政の節度をするということ。
そして今、三十兆円いかがというお話がございましたけれども、この枠を設定いたしまして、厳しく各省と予算の打ち合わせをいたしました。そして今、中央省庁の中では、費用と効果というものを真剣に考える機運が出てまいりました。私は、この国債にこだわったということは、そういう面においても一つの効果が出てきている、これが構造改革の一つのきっかけになってくると思っておりまして、苦しいところでございますけれども、やはりちょっと踏ん張ってやっていくべきだろう、こう思っております。