平沼赳夫の発言 (経済産業委員会)

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○平沼国務大臣 おはようございます。お答えをさせていただきます。
 売り掛け債権担保融資保証制度は、中小企業向けの融資の担保として、従来のような不動産ではなくて売り掛け債権を活用する、そういう面では、ある意味では画期的なものだと思わせていただいています。
 御指摘のように、確かに時間がかかる、これはまた事実でございます。担保管理の必要性から、売り掛け債権の存在を確認するための書類の提出を求めるなど、そういう面で通常の保証とは異なった一定の手続が必要であります。
 金融機関、信用保証協会にとって、ある意味では本制度が全く新しい制度であることもあり、現状におきましては、通常の保証制度の平均審査日数、これは五日間でございますけれども、御指摘のとおり、長い日数が審査にかかっていることは事実でございます。平均審査日数といたしましては、東京信用保証協会を例にとりますと、田中先生よく御承知だと思いますが、根保証方式で二十日間今かかっています。それから、個別保証方式で十二日間、こういう日数がかかっております。
 ただ、個別事案によっては、債権譲渡禁止特約の解除にさらに時間を要するなどのそういう事情がございまして、これでは本当に緊急を要する中小企業者に対して時間がかかり過ぎるじゃないかと、これは御指摘のとおりでございまして、債権譲渡禁止特約の解除の事例では、例えば最長は、根保証のところで四十一日かかった例があります。それから、個別保証で二十七日、こういうような例があるわけであります。
 そこで、経済産業省といたしましては、今申し上げたように、中小企業者の切実な資金ニーズに一層的確にこたえるために、保証審査の迅速化に最大限今努力を傾注しているところでございます。
 具体的に申し上げますと、まず第一点として、利用してくださる利用者の皆様方の意見を十分お聞きをして、これを踏まえて手続や運用の改善を積極的に進めることにいたしております。
 例えば、現状では、中小企業者と売り掛け先との間で三年間の継続的な取引が行われることを原則として求めておりますけれども、この三年の期間を短縮する。そのことにより、利用してくださる方々の便宜を図って、その上で必要書類の削減を図る、こういう準備もいたしております。
 それから二つ目としては、利用者が申請等の準備を円滑、的確に行えるように、本制度のわかりやすい利用マニュアルを作成いたしまして、これを今積極的に配布をさせていただいています。
 さらに、個別事案によっては、売り掛け先となる国、地方公共団体、大企業におきます債権譲渡禁止特約があるために、今申し上げましたように、その解除に時間を要する例も見られることから、私どもは、関係省庁と協力をしまして、債権譲渡禁止特約の解除の迅速化に今努めているところでございます。
 以上のような取り組みとあわせまして、本制度の積極的活用を図るために、保証協会や金融機関等に、利用者の立場を十分踏まえて前向きに対応してほしい、そういう働きかけをさらに強めているところでございます。
 本制度は、冒頭申し上げましたように、不動産担保主義からの脱却のための第一歩として非常に重要だと思っておりまして、利用実績も、最初はなかなか立ち上がりませんでしたけれども、三月に入りまして、今言ったような措置がだんだん浸透してまいりまして、先月末までの時点で二百件を超える、そういったところにまでなりました。
 しかし、まだまだ、特別保証制度に比べますと立ち上げが非常に遅いものでございますので、御指摘のように、利用勝手がいい、そして迅速にできるように、我々としてはこれからも最大限の努力を傾注してまいりたい、このように思っております。

発言情報

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発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2002-04-05

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会