平沼赳夫の発言 (経済産業委員会)

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○平沼国務大臣 保証協会のトップが自治体の天下りである、そのために、非常にエキスパートもいないし、本来の機能を果たしていない、こういう御指摘であります。
 今回、売り掛け債権に着目したいわゆる保証制度、これは、冒頭からお話ししているように、初めての制度であり、また、なかなかなれていない。それから、いろいろな条件が付されていますから、立ち上がりが非常にスムーズにいっていない、こういうことがあります。しかし、第一次の貸し渋り、貸しはがしが起こったときに、その信用保証協会をいわゆる舞台として特別保証制度というのをやらせていただいたときに、これは三年間で百七十二万社、そういう実績も出てきておりまして、私は、全国の信用保証協会で一生懸命やっている皆様方はそれなりに頑張ってくだすっていると思っています。
 信用保証協会の業務運営は、私企業から独立した公正中立の立場で行うことが必要でありまして、そして今御指摘のように、地域経済のニーズに即した対応が求められている。そういった事情から、地域経済の実情に精通をしました地方自治体関係者が協会の役員として登用されるケースが御指摘のとおり多々あります。
 一方、信用保証協会の専門性を確保しまして、適正、公正な業務運営を行うことが当然のことながら重要でありまして、当省と金融庁は、平成十年六月に策定した、信用保証協会の監督に当たっての事務ガイドラインの中で、都道府県関係者からの理事就任数は最小限にとどめるものとする、こういう規定をして指導を行っています。
 さらに今後、特殊法人等の整理合理化に関する閣議決定における主管省庁から特殊法人等への直接の就任者数等の制限に関する内容に準じて、この保証協会の常勤役員について、当該都道府県関係者の就任を半数以下に抑える、こういうことを三月十五日付で指導しております。
 これらの取り組みによりまして、今後とも、信用保証協会の公正かつ適切な業務運営の確保を図りまして、中小企業者の信用力の補完を通じて、円滑な資金調達の実現に向けて万全を期していかなきゃいかぬと私どもは思っております。
 もう一つ、御提案の、競争のインセンティブを与えるために、もう一つ同類のものをつくって、そこで競争させてやったらどうだ、こういう御提案です。それは一つの御提案だと思っておりますが、そこをもう一つつくると、さらに資金が必要になる、そういう側面もあります。私は、そういう発想というのは大切なことだと思いますけれども、今非常に厳しい状況の中でそこをやるかどうかということは、ちょっと私どもとしては今問題がある。
 ですから、今申し上げたように、現状の体制で御指摘のような点をいかに払拭しながら、そして天下りというものを排しながら、そして中小企業者の実情に即してきめ細かく対応できる、そういう信用保証協会、そのための指導徹底を私はしてまいりたい、こんなふうに思います。

発言情報

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発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2002-04-05

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会