2002-04-11
衆議院
大石眞
憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会
大石眞の発言 (憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会)
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○大石参考人 おっしゃいましたように、両院制をとる場合に、アメリカのような連邦型上院タイプとイギリスのようなタイプがございます。それぞれの沿革はそれぞれ意味のあるところでございまして、したがって、その沿革の背景にある理由がなくなればそれは変わるものだろうと思うんです。
ただ、私が基本的に両院制だと申し上げたのは、一億二千万というのは、ヨーロッパでいうと三つぐらい国ができてもおかしくない人口でございまして、そういうところを、例えば衆議院なら衆議院の一院で、基本的には直接選挙であり、しかも平等選挙制を非常に強く要求されるということになりますと、そこでいわば代表される者にすべてが、我々の多様な意思とか考え方が集約され得るんだろうかと非常に疑問がございまして、例えば小選挙区をとる場合でも、ヨーロッパでは人口十万人に一人というのが常識でございますけれども、その定石を当てはめると、日本の場合には膨大な数の衆議院議員が誕生するということになるわけですね。
ですから、一般的に思いますのは、衆議院の組織法というのはきちっとはっきりしていますのでそれに従うとして、それとは異なる質の代表、つまり単なる数の問題なのかというとそうではなくて、やはりある種の質といいますか、別の質、数に基づいて成り立つところの質というのは非常にいいものもございますけれども、それとは違った利益あるいは代表、利害というものを反映させる仕組みをあわせて設けるということが大事なのではないか。
ですから、沿革的な理由があって、それがないと一切採用できないということに当然なるかというと、そうではなくて、別の現代的な理由づけというのも十分あり得るのではないかというのが趣旨でございます。