八木秀次の発言 (憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会)

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○八木参考人 植木枝盛についてでありますが、専ら戦後のある時期から、家永三郎さんあたりから始まった議論だと思いますけれども、抵抗権の一項目があるということで非常に先進的である、あるいは人民主権の規定があるということで、その辺を評価するということでありますが、一方、彼の憲法草案の中には、極めて強い皇帝の大権というものの規定があるわけですね。家永さんあたりは、天皇と言わずに皇帝という表現を使っているので、これはきっと天皇をおとしめるためだろうというところで何か評価なさったようでありますけれども。
 しかし、植木枝盛の憲法草案をそのまま見ますと、これは明治憲法よりはるかに強い皇帝の大権を規定しているんですね。これはどうもヨーロッパの皇帝を想定しての規定ではないかという評価が今日ありますけれども、私は多分そうだろうと思うんです。あるいは、何か人権規定とこの皇帝の大権の規定が両立しているというところが、家永さんあたりが語らない彼の思想を表現しているようにも私は見えるわけです。まず、そういうふうなところです。

発言情報

speech_id: 115404190X00520020704_027

発言者: 八木秀次

speaker_id: 12834

日付: 2002-07-04

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会