森田朗の発言 (憲法調査会地方自治に関する調査小委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○森田参考人 お答えいたします。
 市町村合併という形で自治体の規模を拡大してくるというところは、世界的に見てそんなに多くないというふうに私は認識しております。近年、それが一番大規模に行われましたのは、恐らくお隣の韓国ではないかと思っておりますけれども、こちらの方は、日本よりもある意味でいいますともっと急速な近代化を図ったところから、いろいろな格差の問題が出ておりまして、それを是正するために、行財政能力をある意味で均衡化させるという形で合併が行われたというふうに考えております。
 それ以外のところは、ヨーロッパあるいはアメリカのように、どちらかといいますと近代化がゆっくりと進んできた、先頭を切って進んできたようなところでは、先ほど申し上げましたスウェーデンは例外かもしれませんけれども、余り合併ということは言われておりません。むしろ、それぞれの市町村が何をするか、そもそも、市町村に余り大きな役割を期待するのではなしに、それよりも上のレベルという言い方はちょっとあれかもしれませんが、広域的なレベルの自治体において行政サービスを充実させるというのが一般的な傾向ではなかったかと思います。
 したがって、先ほども申し上げましたけれども、我が国の場合も、市町村の規模は変えずに、仕事の中身をむしろ身の丈に応じた形で減らしていくという選択肢もないわけではないと思いますけれども、我が国にとってどちらがいいのかといいますと、必ずしもそうではないのではないかというのが私の考え方でございます。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 115404191X00220020328_026

発言者: 森田朗

speaker_id: 4956

日付: 2002-03-28

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会