山本繁太郎の発言 (国土交通委員会)
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○山本政府参考人 先週末に上海を見てきたことは事実でございますけれども、プライベートに行ってきたわけでございますので、まことに異例の御質問ではございますけれども、委員長のお許しを得て、感じたことを正直に申し上げます。
端的に、印象を受けましたのは三点でございます。それは、都市開発のスケールといいますか規模、スピード、それからそれを進める情熱、熱意といいますか熱気ですね、この三点に非常に印象を受けたわけであります。
地元の方に聞きますと、現在の上海の人口規模、千六百万。レジスターといいますか、戸籍を持っている人口が千三百万、実態は千六百万人。これが二〇一〇年までに五割ふえて二千四百万になる、八年間で八百万ふえる、年平均で百万ふえるということを想定しているということであります。
我が国の都市の発展段階に引き比べて考えてみますと、ちょうどオリンピックまでの十年間の、昭和三十年代の、都市に対する人口、三圏への集中に匹敵するという状況なのかなと思いました。ただ、その規模、スケールとスピードが違うというふうに感じます。
ただ、現地の方々のこの仕事に取り組む姿勢を見てみますと、最初の都市化は西ヨーロッパとか北米で起きたわけですけれども、続いて我が国日本がその都市化を経験しておりますけれども、西ヨーロッパ、北米それから我が国の都市の集中におけるいろいろな失敗は絶対に繰り返さないぞという意識で、一言で言うと、後発優位といいますか、先進、先に進んだ人たちの失敗は繰り返さないという考え方で取り組んでおられるのかなと思います。
その端的な例が、例えば自動車交通でありますけれども、我々の昭和三十年代の頭を考えてみますとそうですけれども、自動車交通が普遍化する直前の段階であります。その段階で、例えば上海ですと、旧市街地で東西南北の自動車専用道路を完成させ、中央環状道路に相当する部分も完成させ、外郭環状道路の半分までを完成させて、一両年中にこれをすべて完成させるというような意気込みで取り組んでおられるというあたりが非常に印象的でした。