扇千景の発言 (国土交通委員会)

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○扇国務大臣 おはようございます。
 松原議員がおっしゃったように、ある意味で、言い方をかえれば、日本全部が島であると言っても過言ではないと。海洋王国日本という、王国という言葉も今やおかしくなるくらい、日本は、改めて、二十一世紀、日本のありよう、また日本として何ができるかというのを考え直さなきゃいけないという意味で、大変貴重な御提言であるし、また、今のお取り上げだろうと思っております。
 今までの離島振興施策によりまして、離島地域におきましては各種の基盤整備が進められてまいりました。それは議員御存じのとおりでございます。生活環境等が改善されるなど、着実に成果は上がっております。
 例えば水道の普及率一つとってみてもどうなんだろう。それは、昭和五十五年に約八八%近くあったものが、平成十年には約九七%と上がってきております。
 国道とか県道とかの改良率、これは昭和五十五年には約二九%ありましたけれども、今、平成十一年度をとってみますと、約五三%に上がってきております。ただ、全国平均には及ばない。
 また、人口約十万人当たりの常勤の医師、この数も、昭和五十五年度から平成十年まで考えてみますと、この間に一・七倍にしか増加していないという意味では、全国平均が一八七%ですから、これは一〇%という程度でございますので、離島の皆さんにとっては、常勤の医師の不足というものもまだまだ解消されていないと言えると思います。
 平成十二年度における汚水の処理施設の準備等々を見ますと、全国の整備率が七一%でございますので、それに対して離島の整備率は大体一四%にとどまっている。
 そういう意味では、今おっしゃったように、離島のこれからの問題は、まだまだ私たちの力不足といいますか、みんなで考えていかなければいけないという、大きな節目に来ていると私は思います。
 離島の人口、おおむね五〇%に減少しているんですね。人口自体考えてみますと、五十五年、本当に、私たちの周りから見ますと、こんなに人口が減ってしまっていいんだろうかと思うくらい人口が減っているというのも事実でございます。昭和三十五年には約百一万七千人ぐらいいたものが、今は平成十二年で約五十万少しになっている。五〇%減っているということに対しては、離島の皆さんにとっては大変だろうと思っています。
 また、一方、すぐれた自然環境を生かした振興策を行っている。御存じのとおり、例を挙げれば、鹿児島県の屋久島のような、私も手元に屋久島のヤクスギランドというのを持っておりますけれども、先生も御存じであろうと思いますけれども、こういうふうに、まさに離島、また水産業等々、島ならではの特性というものを我々はいかに大事にし、そして地域の特有の取り組み方がそれぞれあろうと思いますので、島の特性と、そして、人口が逆に高まっているという島もございます。
 ですから、そういう意味で、今後とも離島地域の活性化に向けて、地域の主体的な取り組みを私たちは支援し、そして皆様と一緒にこれを保存していく大事な役目を担っていると思っております。

発言情報

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発言者: 扇千景

speaker_id: 27625

日付: 2002-06-12

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会