扇千景の発言 (国土交通委員会)

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○扇国務大臣 今、基本的な姿勢で古賀議員からお話ございましたけれども、国土の均衡ある発展をどう考えているか。私は、二十世紀を振り返って、まさに均衡ある国土の発展、国民に平等の生活基準を確保する社会資本整備が欧米に比べて日本はどれほど劣っているかというのは、一々数字を挙げるまでもなく、社会資本整備が、大げさな言い方をしますと、欧米に百年おくれている。スタートも百年おくれているんですから、百年おくれていても仕方がない。だから、せめて五〇%ぐらい欧米先進国に近づくべきであるという目標を持って二十世紀は頑張ってきたと私は思います。それが、均衡ある国土の発展という言葉に象徴されていると私は思います。
 ところが、二十一世紀になって、まだ社会資本整備が欧米先進国の五〇%までいっていないけれども、果たして、このまま均衡ある国土の発展で、限られた予算の配分を均衡にしていたら日本全体がどうなるか。そういうことを考えたときに、欧米先進国に対応して経済大国日本だと言われたものが、地盤沈下が始まったのは何か。それは、欧米先進国の世界のスピードに日本がついていけなくなる、そういうことから、均衡ある国土の発展は一方で大事です、社会資本整備、当然のこと、けれども、では果たして、日本の顔として世界に伍していくためには、この産業の空洞化、経済の空洞化を埋めるには何をすればいいか。
 それが、一方は社会資本の整備ですけれども、空港一つとってみても、都市のあり方のIT一つとってみても整備ができていない。世界じゅうから来てくださいという観光客一つとってみても、あるいは商業一つとってみても、東京にビルがあんなに建っても、IT整備ができていない、あるいは光ファイバーが通っていないから入る外国商社がいない。これでは世界に伍していけない。
 だから、二十一世紀は、社会資本整備も大事だけれども、国際的に日本が、日本の顔として国際舞台に顔を出せるような整備をしなければ日本だけが取り残される、そういう転換期が二十一世紀に来ている。
 そういうことで、我々は、今、世界に冠たる顔を持つ日本、どこをどう整備することが日本として世界に対応できるのか。飛行場をつくっても、着陸料一つとってみても、世界の三倍取っていたのでは客は来てくれません。そういうことも含めて、あらゆる面で、二十一世紀型の日本の顔というものをまずどこから手をつけていくか、それが私は、小泉内閣の都市再生委員会等々が象徴されることだと思っておりますので、ぜひそういうバランスのとれた、おくれているところを何とか追いつくんだ、それが日本全体の、ひいては均衡ある国土の発展の基盤になるということを私は申し上げている次第でございます。

発言情報

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発言者: 扇千景

speaker_id: 27625

日付: 2002-06-12

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会