柳澤伯夫の発言 (本会議)

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○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権問題と特別検査、資本注入に関してお尋ねがございました。
 現在実施中の特別検査は、市場の評価に著しい変化が生じている等の債務者に着目いたしまして、このような債務者に対する金融機関の査定と市場の評価とのタイムラグを解消するために実施しているものでありまして、現段階では、その結果について何らかの予測を持ち得る状況にはないところでございます。
 いずれにいたしましても、私といたしましては、検査にこうした新しい手法をも導入いたしまして、資産査定に遺憾なきを期しまして、そのことを基礎として金融システムの安定を図ってまいることによりまして、責任を果たしてまいりたいと考えております。
 なお、公的資本増強につきましては、現時点でその必要があるとは認識しておりませんが、預金保険法におきましては、信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあると認めるときに、公的資本増強を含む危機対応のための諸措置を講ずることができることとされておりまして、政府といたしましては、必要に応じまして、この制度の適切な運用に努めてまいりたいと考えております。
 それから、市場原理の尊重とRCCによる不良債権の時価買い取り等、最近行われました施策との関係についてお尋ねがありました。
 現在、政府が進めております構造改革は、議員が御指摘になられたとおり、基本的に、市場原理をでき得る限り尊重し、経済の非効率部分を効率化しようとしているものであると考えております。その中にありまして、RCCの不良債権買い取りは、不良債権売買市場の厚みを増そうとするものでありまして、国家的飛ばしとの指摘は当たらないものと考えております。
 また、銀行等保有株式取得機構は、銀行等への株式保有制限の導入に伴う株式の処分が円滑に進められるよう、市場売却を補完するセーフティーネットとして設立されたものであります。設立に当たりましては、役職員の守秘義務や利益相反の排除に十分配慮した制度を整備いたしておりまして、公正な運用を確保しているところであります。
 空売りへの対応につきましては、証券市場への信頼向上のため、規制違反等を行った証券会社に対する厳正な行政処分の実施であるとか、証券取引等監視委員会による重点的な点検であるとか、空売り規制等の見直し等を行っているものであります。
 金融庁といたしましては、このような措置によりまして、公正かつ透明な証券市場を構築し、一般投資家からの信頼の向上にも資してまいりたい、このように考えております。(拍手)
    〔国務大臣竹中平蔵君登壇〕

発言情報

speech_id: 115405254X00920020219_013

発言者: 柳澤伯夫

speaker_id: 6546

日付: 2002-02-19

院: 衆議院

会議名: 本会議