尾身幸次の発言 (予算委員会)

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○尾身国務大臣 今の経済状況を見ますと大変に厳しい状況にありますが、私は三つ要因があると思っております。一つは、いわゆる景気循環の過程における底にある、二つ目が、十年前ごろからのバブルの崩壊があって、まだその後始末がついていない、それから三つ目が、経済のグローバリゼーションに伴いますいわゆる産業の空洞化という問題であります。
 前の二つ、いろいろな関係大臣、関係者、御努力をいただいておりますから、私は、景気循環の問題とバブルの崩壊という問題は時間がたてば解決するような問題であるというふうに考えております。
 ただ、経済のグローバリゼーションに伴います産業空洞化という問題は、これはまさに日本経済の構造的な問題でございまして、我々が努力をして解決をしていかなければならない極めて大事な問題であり、そしてこの問題の解決こそがまさに小泉構造改革の一番のポイントになってくるというふうに考えております。
 このためには、私どもは科学技術を振興させて、新しい産業を起こし、新しいベンチャーを起こし、新しいサービスを起こしていく、そのことによって頭脳で勝負するような国に日本という国をつくりかえていかなければならない、これが非常に大事だというふうに考えているわけでございまして、私は日本経済の再生のゴールデンキーは科学技術の振興にあるというふうに考えております。
 特に、その中で大学の頭脳を産業の活性化に生かす、あるいは地域における科学技術を振興させるということが大きなテーマになっているわけでございますが、十四年度予算につきましてはこの点についてもかなりの金額をふやしていただいておりまして、そういうことを軸として日本経済の活性化を図っていく、それによってこれから二十一世紀に向かっての活路を見出して、一流の経済産業国にしていきたい、こういうふうに考えているわけでございます。そのためにも、この科学技術創造立国を目指して、国挙げて頑張っていくということがどうしても必要であるというふうに考えているわけでございまして、ぜひとも御支援をお願い申し上げます。

発言情報

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発言者: 尾身幸次

speaker_id: 1221

日付: 2002-02-15

院: 衆議院

会議名: 予算委員会