宮本一三の発言 (予算委員会)

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○宮本委員 自由民主党の宮本一三でございます。よろしくお願いします。
 きょうは、総理初め主要閣僚に御出席を賜りまして本当に感謝いたしておりますが、まず最初に、マクロ経済政策についてお伺いしたいと思います。
 振り返ってみて戦後五十年を見ましたときに、日本は確かに世界が驚嘆するような高度成長を遂げてまいりました。未来学者のハーマン・カーンさんは二十一世紀は日本の世紀だというふうに言われましたし、また、ハーバード大学のボーゲル教授は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という本を書きまして、日本こそは間違いなく世界一だ、こう言ったのはまだそんなに遠い昔ではございません。
 事実、日本のすばらしさを勉強したいというアメリカの学者とか、いろいろな方がおりまして、私自身も、ある大蔵次官経験者に随行いたしまして、ワシントン、そしてニューヨーク、ハーバードとか、ずっと回った経験がございますが、それにしてもこのバブル崩壊後の日本の経済、どうしたんだろうかということであります。
 私は思うのですけれども、どんなすばらしいシステムでも、やはり五十年間たちますとどうしても金属疲労が出てまいります。今、日本が直面している一番大事な問題は、こうした金属疲労をした、従来はかつて輝ける制度であったけれども、これは何としても根本的に見直さなければいけない。
 そして、小泉政権が掲げる構造改革、これはまさに歴史的な要請に対応しているすばらしい対応であるというふうに確信をいたしております。小泉政権が発足いたしましてから一年余りが経過いたしましたけれども、ある人は、小泉内閣は大ぶろしきを広げるけれども実績は余りないじゃないかというやゆをする人もおります。しかし、私は正直言って、この一年余り小泉政権がやってきた改革への努力とその成果は、大方の予想を変えるすばらしいものであったと心から敬意を表しております。
 ところで、これから先、一体どうなるかなと。構造改革なくして景気回復なしというキャッチフレーズ、これは本当に構造改革の必要性を非常にわかりやすく強調しているというふうに思います。しかし、構造改革は一朝一夕にはできない、あるいは三年、五年、十年かかるかもしれない。サッチャーの改革は十年かかったと言われるし、アメリカのレーガンの改革は、皮肉なことに民主党に政権が、カーター政権になってから効果が出てきたと言われておる、そんな時間がかかるわけでございます。
 ただ、今度の改革について日本の国民は、どんなことがあっても我慢しよう、出血を伴うことはわかっている、痛みは耐えよう、そういう決意をして今対処しておりますけれども、残念ながら日本の経済、我慢の限界に来ているんじゃないかなという心配を私はいたしております。特に中小企業につきましては、痛みは耐えるけれどもこのままでは死にそうだ、もうだめだという声が聞こえてまいるわけであります。
 総理、ここで一つお伺いしたいのですけれども、最近、十五年度予算編成に関連してかなり厳しい御指示が関係閣僚に出されたような報道を見ておりますけれども、十五年度予算編成に当たりまして、公債発行の三十兆円枠内におさめるというこの考え方は十五年度においても維持されるのでしょうか、それともより弾力的に考えていただけるのでしょうか、お願いいたします。

発言情報

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発言者: 宮本一三

speaker_id: 18184

日付: 2002-07-22

院: 衆議院

会議名: 予算委員会