川口順子の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(川口順子君) まず、開かれた外務省のための十の改革ですけれども、幾つかのことについてそれは私の発想だろうとおっしゃっていただきましたけれども、この紙に書いてありますことは、基本的に全部私の発想でございます。この十の項目も私が自分で考えた項目でございます。
例示として挙げたものの中に、私は外務省の職員の方々から紙を出してくださいということで提言をもらいました。この提言、千枚ぐらいありましたけれども、幾つか非常に私が面白いと思った提案あります。それについては例示の中にできるだけ入れてありますし、それから、かなりの部分が職員の人が考えているアイデア、全員がと、あるいは多数がというふうには必ずしも言えないかもしれませんけれども、私がここに書いてあることは、基本的にだれかあるいは大勢の人がそういうことを書いていらっしゃることばかりです。
その上で、その不当な圧力の排除が、委員がおっしゃられるようにこれは気を付けて取り扱うテーマだというのは、全くそのとおりだと思います。
ですから、実は今日、変える会の第二回目の会合が開かれて、私は残念ながら出席をできなかったんですが、正にこのテーマについて議論をしてもらいました。いろいろな意見、この変える会のメンバーは基本的に様々な意見が代表されるような形でメンバーにお願いをいたしてございますので、恐らくいろいろな意見が出ただろうと思います。
私がここに書きましたことは基本的に例示でございますので、これが一番いいというふうに考えているわけでもなく、このほかにはあり得ないと考えているわけでもないわけです。これは二月の十二日に発表した紙なんですけれども、就任をして短い間に私の頭の中にあることを紙にし、皆さんの意見を見ながら、それでチェックをしながら書いたという、基本的にそういうことです。
それで、何が不当な圧力かということを定義するのは非常に難しいと思います。ここの紙に書いてありますけれども、幅広く謙虚に、「外務省は幅広く謙虚に外交や外務省に関する意見を拝聴します」というふうに書いてありまして、これは総理もおっしゃっていらっしゃいますし、私もいろいろな意見はお聞きすべきであると思っています。これについて、国が違う、外国、違う国では、そういうことをすべきでないというふうに考えている国もありますけれども、私は幅広くお伺いをすべきであるというふうに思っております。
それで、何が適切で何が適切でないかということの判断を外務省が自らきちんとできるということが大事だと思います。外務省はやはり国益を踏まえて、官僚の立場で何を、要するにその政府の立場で何をいい政策かということを考えていくわけですから、その考える根拠はきちんとしていなければいけない、法律に、当然に法律にのっとっていなければいけないということはもう一番の基本でございますし、それから国際情勢をちゃんと踏まえて、それからそれを分析し、それから出る判断というのが将来の光で見たときにも正しくなければいけないということだと思います。それから、国民に支持されるものでなければいけない。そういった様々、ほかにもあると思いますが、そういった様々な要素を踏まえて正しい判断ができる。これは政府としては非常に難しいことだと思いますけれども、それをやるように自ら磨いていき、勉強もし、情報も取るということだと考えています。
その判断に照らして、違う御意見、それは議論をどんどんすべき御意見であり、その議論をする過程で自分が変わるということであれば、それは変わる場合もあるでしょうし、変わって正しい場合もあるでしょうし、これは様々なケースがあると思います。
ただ、幾つかの要素、例えばそれが非常に圧力を伴った形で行われる、議論の結果生み出されることではなくて圧力を伴った形で行われる、例えば人事と絡めるというようなことは、主張の内容がいかに正しいとしても正しいやり方ではないというふうに思いますし、法律にのっとらないということは間違っていると私は思いますし、様々な要素があると思います。それはその時々のケース・バイ・ケースで考えられる話であって、当事者の間での見方も恐らく違うだろうと思います。
ということで、具体的にこういうはっきりした基準があってこれは不当であるということの判断は、様々な人の見方あるいは歴史に照らしてどうかということであって、具体的に一人の個人が判断をするというのは難しいけれども、大事なことは主観的に何が不当であると考えるかということであると思っていまして、ここで私が書いたことは、これがその最終的な決定になるかどうかということは分かりませんけれども、不当だと考えることについては受け入れない。
それをやるための幾つか具体的な案として考えられることがあると思います。ガイドラインというのも一つあると思いますし、ここに書いてあります。それから、日ごろ、この情報公開の時代ですから、できるだけ情報を公開して周りの方に判断をしていただくということも一つの手段としてはあると思います。それから、その指導層に、政治指導層に報告をしてそこでの判断をしてもらうということもあるかもしれません。
これはこれから議論をしていただく話であり、それから外務省だけの問題ではありませんので、外務省、広くその政と官の関係の問題として官全体で考えるべきでありましょうし、政にもお考えいただきたいことだと私の立場から思いますし、国民の立場からはまたいろいろな意見があると思いますし、ただ、非常に大事な問題であるので大勢の方に御議論をしていただいて、少し時間は掛かったとしても、どういう在り方がいい考え方なのかと、いいやり方なのかということをみんなでコンセンサスを出していく過程が私は非常に大事だと思っていますし、もちろんそこから生み出された結果というのもそれは大事だというふうに考えます。
ですから、私は、何がこうであるべきだということをアプリオリに何か決めるということでこれを書いているわけではないということです。ただ、大事なテーマで、是非皆さんに御議論をいただいて、みんなで議論をした結果としていい結論が導かれるというふうに思っています。
ちょっと長くなりまして、失礼しました。