福島啓史郎の発言 (外交防衛委員会)
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。
冒頭、川口外務大臣には、官、民、政と三つの世界を経験されたその貴重なキャリアを生かして御活躍されることを期待しておりますことを申し上げたいと思います。
今日は、先日行われました川口外務大臣及び中谷防衛庁長官の所信に対します質問を行いたいと思います。
まず、外務大臣に対してでございますが、我が国の外交の基本戦略についてお聞きいたします。
我が国の外交の基本戦略でございますが、戦後から冷戦にかけてはこの基本戦略は、我が国といたしましては、西側陣営に属して経済大国であり、かつ軍事小国であるということを目指すということではなかったかと思うわけでございます。このことはおおむね成功したわけでございますが、冷戦消滅に伴いまして、これに代わる基本戦略が求められたわけでございます。
これに代わる基本戦略として外務省が採用したと思われますものは、一つは北方領土の返還であり、二つ目には国際連合安全保障理事会の常任理事国を目指したわけでございます。特に私は、後者につきましては、そのこと自体は基本戦略とは言えない。つまり、常任理事国になって何をやるかということを明確にしない限り基本戦略とは言えないというふうに考えるわけでございます。
経済企画庁長官もなされた堺屋太一氏は、新しい外交基本戦略として、日米太平洋同盟を基軸として難民なき世界を樹立する、そのリーダーとなるというふうに提起をしておられ、かつ具体的に、対外援助は難民解消に集中すると。また、外交人事を一新し、主要大国大使の半分は外務省出身者以外とするということ。さらに、自衛隊につきましては建設・殖産・技術集団を設立するということ。また、国連を安全保障理事会中心から経済社会理事会中心に改組するという運動を行うなどを提言しておられます。
こうした堺屋太一氏の掲げる新しい外交基本戦略及び具体的な提言につきまして、外務大臣のお考えをお聞きしたいと思います。