近藤剛の発言 (外交防衛委員会)

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○近藤剛君 ありがとうございます。おはようございます。自由民主党の近藤剛でございます。
 今日は、気候変動に関する枠組条約、京都議定書について二、三質問をさせていただきたいと存じております。具体的な質問に入ります前に一言、川口大臣にお祝いを申し上げたいと存じます。
 この枠組条約、京都で交渉が行われました。そして一定の合意ができたわけでございますが、その後、必ずしも平たんな道を歩んだわけではないと思っております。特に昨年、大臣が環境大臣に御就任をされてから、まずボンでCOP6の再開会合がございました。そしてまた、昨年十月から十一月に掛けてでございますか、マラケシュでCOP7が開催をされました。その席上、川口大臣は大変御活躍をされたわけでございまして、国益と世界益をいかにバランスさせるのかということで大変御苦労をされたと承知をしております。
 また、私、ヨーロッパあるいはアメリカの交渉に関係した方々から時々お話を伺っておりましたが、川口大臣、大変タフな姿勢で、今申し上げました国益と世界益の調和に向けて御努力をされたということを聞いております。大変、内外で高いタフなネゴシエーターとしての評価、そして大変一方でスマートなネゴシエーターとしての評価も確立されたということでございまして、そのお話を聞くたびに私といたしましても大変誇らしい思いでいたことを今でも思い出しております。
 いずれにいたしましても、明日でございますか、閣議決定ということで批准に向けた手続が完了をしようとしているわけでございまして、御努力に心から感謝を申し上げますし、それからまたお祝いも申し上げたいと存じます。
 さて、具体的な質問をさせていただきたいと存じます。
 京都議定書、これが発効できる見通しがようやく立ったのかなという感じがいたしますが、これが発効いたしたとしても、それは気候変動に関する我々の対応の第一歩にしかすぎないと、そのように私は思います。これから長い道のりが待っているわけであります。そういう意味で、これから今後のその長い道のりを頭に入れながら大臣のお考えを伺いたいと、そのように考えております。
 御承知のとおり、京都議定書、紆余曲折の上合意なされたわけでございますが、その内容は必ずしも当初我々が考えていたものではなかったと思いますし、また完璧なものではないことは御承知のとおりでございます。
 いろいろなことが言われておりますが、まず第一に、この京都議定書の大きな枠組みが少しEUの主張にこだわり過ぎたのではないかなということが言われているわけであります。その結果として目標設定に当たって必ずしも公正なものではないのではないかと、そういうことも言われているわけであります。そしてまた、一方で、残念ながらアメリカがまだ参加するに至っていないという深刻な事態もあるわけであります。そしてまた、これから温室効果ガスの排出国として大変な重要性を帯びるであろう中国あるいはインドといった発展途上国の国々、主な発展途上国の国々がまだ参加の気配すら見せていないという事実もございます。そういう意味で、これからの交渉が大変重要性を帯びてくるわけであります。
 そしてまた、この条約の第二十条には見直しの規定も入っているということもございます。そしてまた、早速恐らく来年からだろうと、発効いたしますと来年からだろうと思いますが、第一回の締約国会議というものも予定をされているわけであります。そしてまた、二〇〇五年になりますと次期約束期間の交渉も正式に行われるという段取りになっているわけであります。そのような意味で、これからの我が国のこの気候変動に関する枠組条約に対する基本的な姿勢というものが問われてくる場面が多く出てまいろうかと思っております。
 具体的な御質問をまずいたしたいと思いますが、その前提として二つほどお伺いしておきたいことがございます。
 まず一つが、先ほどようやく発効のめどが立ったのかなということを申し上げましたが、これはロシアの批准が本当にできるのかどうかということに掛かってきているということでもございます。現在、ロシア国内では本格的な審議がまだなされていない、ロシアの国会におきましては、DUMAにおきましては本格的な審議が行われていない、その前の報告書作成の段階であると、そのように承知をしておりますが、このロシアの締結手続の現状、そしてどうしてこのように遅れているのか、その理由、そしてDUMAで本格的な審議が始まった場合のその進展の見通し、そしてその間我が国がロシア側に何か働き掛ける余地があるのかないのか、あるとすればどういうことが我が国として可能なのか、それらの諸点につきまして、まず大臣のお考え、お聞かせいただきたいと存じます。

発言情報

speech_id: 115413950X01920020604_007

発言者: 近藤剛

speaker_id: 17234

日付: 2002-06-04

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会