谷博之の発言 (経済産業委員会、環境委員会連合審査会)

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○谷博之君 実はこの問題、この質問は、更にそれぞれの輸入車の相手国、どのぐらいの車が現在入っているかということも含めて、そういうものも詳しく聞きたいと思っておりましたが、ここで一つ私は、これは要望ということになるかもしれませんけれども、いわゆる輸入してくる車が将来、これは当然国内でその車を廃棄処分にするということになると、当然これはリサイクルの対象になり、いろいろそういうことになっていくわけですけれども、ただ、こういうふうな環境という問題から考えたときに、限りなくこういう環境に負荷を与えるようなそういう物質は、自動車のそういういろんな中でやっぱりこれは減らしていくというのは、これは一つの趨勢であろうというふうに思うんですが、これは何も国内だけ、あるいはEUだけの話じゃないと思うんですね。
 したがって、これは今、大臣、率直にまだ調査していないということでありますから、これ以上押し問答してもしようがありませんので、これから是非、そういう意味では大臣の答弁のとおり、しっかりこういう部分についても調査をし対応していくように、そしてまた輸入業者等に対してもそういう点での是非指導をしていただきたいと、このようにこれは要望させていただきたいと思います。
 それから、続きまして、特に先ほど佐藤委員からも廃掃法の問題が出ましたけれども、そういう中で私は、最近の私の実は選挙区の具体的な問題も含めて、廃タイヤの問題について御質問をさせていただきたいと思います。
 これは手元にも新聞があるわけでありますが、今年の六月の十二日に栃木県の真岡市というところで、株式会社高橋タイヤというところで八万四千本の野積みのタイヤ、これが深夜から出火しまして燃え上がりました。全体としては約半分のタイヤが完全に焼却をしたわけですけれども、それについて地元ではもうその火災を止めるために大変な御苦労をされたということであります。そしていわゆる煙が立ち上がり、においがすごくて、そして消火のためにいろんな水を掛けたことによって廃液がすぐ近くの河川、江川という川に流れ込んだということで、これは一つの具体的な例でありますが、こういういわゆる廃タイヤ、野積みのタイヤのいろんな出来事というものはこれはもう枚挙にいとまがないほど全国各地で起きているということだと思うんです。
 そういう中で、先ほども、環境省の中央環境審議会、そして廃棄物・リサイクル部会でこの問題についても検討されているということであります。特に、この廃タイヤというのが資源であるかあるいは廃棄物であるか、こういうことについての議論が今されている、来年にはそういう方向性を出したい。これは自治体と業者が正に綱引きをしているという状態のようにも聞いておりますけれども、そうしますと、その結論を待つまではこういうことがまた起きるかもしれない。
 平成十二年には厚生省の方で通知が出されておりまして、一体、野積みのそういう廃タイヤが廃棄物であるかあるいは有価物、資源であるかということについての違いはどういうことにあるのかということでこの通知が出ているんです。その通知によると、使用済タイヤが廃棄物であると判断される基準は、おおむね百八十日間以上の長期にわたって乱雑に放置されている状態、これをいわゆる廃棄物ということで規定をしております。これでいくと、随分私はこういうケースというのはたくさんあるんだろうと思うんですね。
 そういうことからしまして、私はこの問題は、後ほど質問いたしますが、一つはタイヤのリサイクルの仕方に問題があると思っております。六月七日の衆議院の答弁で経産省の下地政務官は、タイヤはリサイクル率九〇%、現時点でタイヤを今度の法律の対象品目に加えることは考えていない、こういう答弁がありますけれども、少なくとも九〇%リサイクルされていても、残る一〇%はこれ残っているわけですね。そういうものの中にこの廃タイヤが野積みされているということだと思うんですけれども、しからば、そういう廃タイヤのいろんな活用の中の一つとして、いわゆる再生タイヤというのがあります。その再生タイヤが、日本が非常に再生タイヤとして利用する率が低いということでありまして、これは私の手元にも各国のデータが出ておりますけれども、フランスでは二二%、イギリスでは一九%、日本では一〇%と、かなり差があります。しかも、この再生タイヤというのは日本の場合にはバスとか集配用のそういうふうな車とか、そういうところに主に使われていて、ほとんど乗用車にはこの再生タイヤは使われていないというふうなこともあります。
 したがって、まずお伺いしたいのは、こういう再生タイヤの今のそういうふうな取組は非常に低いわけですけれども、今後どういうふうに取り組んでこれを上げていこうとしているか、お答えいただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 115414081X00120020702_019

発言者: 谷博之

speaker_id: 18165

日付: 2002-07-02

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会、環境委員会連合審査会