川橋幸子の発言 (決算委員会)

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○川橋幸子君 私は、民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成十二年度一般会計公共事業等予備費外十一件に対し、承諾を与えることに反対する旨の討論を行います。
 以下、理由を申し述べたいと思います。
 まず、平成十二年度公共事業等予備費五千億円の使用は問題があります。
 憲法第八十七条及び財政法第二十四条は、予備費の目的を「予見し難い予算の不足に充てるため」と規定していることは御承知のとおりであります。予備費は、使途が定められておらず、その配分に当たっては、国会の議決を経ることなく閣議決定、財務大臣決定のみで行われるものであり、それゆえ、例外的、制限的に考えるのが財政法の趣旨であると考えます。また、国会の事前議決の例外である予備費については、この原則を没却させる巨額の計上は憲法の趣旨に反します。公共事業等予備費は、この双方に違反し、認め難いものであります。
 公共事業等予備費は、我が党の再三の指摘によって十四年度予算には計上されませんでしたが、このように使途を特定なものに限定した予備費は、予備費制度の趣旨を逸脱し、財政民主主義の根幹を否定し、憲法違反であると言っても決して過言ではありません。今後このようなことのないよう、予備費本来の趣旨にのっとった措置を求めます。
 次に、十二年度・十三年度一般会計予備費を見ますと、十三年度において牛海綿状脳症、いわゆるBSEの発生に伴う予備費使用があります。BSE問題については、会計検査院からも冷凍格差に関する助成金の半分以上が不適切との指摘がなされ、そのいい加減さが浮き彫りになっております。
 私は、昨年十一月の本会議において、国、特に農林水産省の対応の失態と責任を追及いたしました。国際機関からの警告を軽視し、EUからの助言をも握りつぶし、安全と言い張った農水官僚による畜産行政の失敗と責任を税金で糊塗しようとするもので、断じて容認できるものではありません。
 また、法務省における矯正収容費の不足を補うための経費が使用されておりますが、これは昨年の予備費審査においても指摘したものであり、支出目的自体に異議はありませんが、七年連続の使用となっておりまして、問題があると考えます。同一事項での予備費使用がこのように長く続くという状態は、予見し難い予算の不足と言えるものではありません。政府は、正確な見積りを行って予算に計上し、このような使用を極力避けるべきであると考えます。
 次に、十二年度・十三年度特別会計予算総則の規定に基づく経費増額については、公共事業等予備費の支出に伴う経費などの増額を含んでいることなどから承諾できません。
 以上申し上げた点について、政府に強く反省を求めるとともに、予備費制度の趣旨にのっとった予算計上と厳正かつ適正な執行をすることを要求し、私の反対討論を終わります。

発言情報

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発言者: 川橋幸子

speaker_id: 1047

日付: 2002-07-15

院: 参議院

会議名: 決算委員会