石原慎太郎の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○参考人(石原慎太郎君) 石原でございます。
今日はお招きをいただきましてありがとうございましたと言いたいんですが、衆議院では二回も行きまして、同じ話なんでもういいだろうと言いましたら、参議院の与党の某大幹部が、衆議院と違って参議院ははるかに品がいいし、良識の府であるから、どうもちょっとそう思えない節もあるけれども、このごろ、まあ是非、トーンも違うし話をしたらどうかということでまかり出ました。
当然、私は反対の立場でいろいろ申し上げたいと思いますが、ただこれは、私が都知事であるから東京の利益、都民の声というものを反映するということでなしに、私の自負としては、自負と言うと大げさでありますけれども、意識としては、あくまで世論というものをいろんな媒体通じて私なりに摂取し、いろんな人の意見を多岐にわたって聞きまして、これはほとんど多くの国民の声、ゆえに私は国の利益を代表したつもりで申し上げたいと思っております。
衆議院に最初に呼ばれましたときにも事前に幾つかの質問をいたしましたが、訳の分からぬ返答しか返ってきませんで、何の参考にもなりませんでした。ですから、その問題について、まず私の解釈といいましょうか、私がどういう手だてを講じ、どういう認識を持っているかということを申し上げたいと思いますが。
衆議院に出した質問は幾つかありましたけれども、その一つは、一体首都というのは何なんですかと、首都の定義をしていただきたいということでしたが、訳の分からぬ、公表するのも恥ずかしいみたいな内容のない話でありまして、私なりにこれ要約しますと、いろんな辞書なり辞苑なりを引きましても共通していることは、首都とは国の中枢の機能を備えた都市であるということであります。
しからば、その国の中枢の機能というのは何かといえば、これはいろいろ解釈はあるでしょうが、ごくごく常識的に言えば三権の執行、つまり行政、立法、司法ということでしょうか。しかし、加えて、これは非常に地域的にも分散して機能しているものでありますけれども、やはりその国の中枢の機能の一つは、特に政治と密接に関係のあるものはやっぱり経済だと思います。同時に、後で申しますが、社会の機能的な運営のためにも、私は、文明工学的にも、政治と経済というものは不可分であると思っております。
この首都移転なるプロジェクトでありますけれども、いろいろせんじ詰めますと、担当している政治家によって意見がばらばらでして、これは首都の移転ではないと、首都機能の一部の移転だとか、首都の機能だけの移転だとか、訳の分からない答えが返ってくる。
大方の定義、これは異存がないことだと思いますけれども、首都なるものは国家の中枢の機能というものを備えた都市であるとするならば、その中枢の機能の最たるものを移転する、あるいはその一部を移転するということはすなわち私は首都移転だと思うので、このプロジェクトの名称を首都の機能の移転とするか、あるいは首都機能の一部の移転とするか、首都の移転とするかはまちまちのようですけれども、いずれにしろ、首都というものの定義というものを踏まえて言えば、国家の中枢の機能を移転する、あるいはその一部を移転するということは、首都の移転であり、首都の部分的移転であると私は思いますが、そういう誤謬というものを正さぬままに、確かめぬままに、この問題を論じるということは非常に危うい感じがいたしてまいりました。
私がこの問題に疑義を感じ、反発を感じるのは、今まで、建設省時代でありますけれども、国が構える大きな事業に関しては必ず便益考査というものをしました。つまり、このプロジェクトを遂行することでどれだけの費用対効果があるか。これは非常にずさんな計算でしかなかったのがほとんどですけれども、じゃなかったらあの四国に橋を三本架けるみたいなばかなことはやらなかったと思うんですが、いずれにしろ、プロジェクトに関して便益考査というのをやってきた。ところが、この首都移転なるものについて便益考査というのはないんですね。今になっていろんな数字が出てきていますけれども、最初からこれが、建設省がかつて構えていた方程式で計算された事実はない。このごろになって幾つか数字が出てきて、東京の言う数字は多過ぎるとか少ないとか、いろいろ議論があります。それもプロパーに論じられたことがない。
なぜ首都移転という、結果としてはこういう形になったんですが、これは大きな大きな国家的な事業についての便益考査がなかったかというと、これは皆さん、私も参議院にかつていましたが、割と年次として新しい方がおられるし、その方々は経験しなかったことでしょう。
そもそも、十数年前、これが出てきたときには、ある日だれかが話題にして、官邸はいかにも古いぞと、れんが積んであるだけの建物で、直下型の地震が来たら、マグニチュード幾つだったら崩壊しちゃうだろうと。そうかもしらぬなと。そのとき官邸はどこへ移すのかなと。ホテルに移すのか、どこがいいかなという。そうしたら、そのときだれかが、官邸が崩れたらこの国会議事堂もかなり古いので国会も崩壊するだろうと。官邸と国会が建物として崩壊したとき、どこでその機能を代行してやるかということは、やっぱりバックアップをちょっと考えておかなきゃいかぬなということで、そのとき出た案は、東京もかなり小広いし、八王子辺りなら、この霞が関、永田町に直下型の地震が来たときならば、東京も広いし、八王子ぐらいまでに行ったら向こうは被害が少なかろうと。あそこも結構土地が空いているし、いろいろな建物があるから、どこかで国会やったらどうだという話だった。そのうちに、金丸信さんという、余り好ましからざる、私、評価していませんが、政治家が出てきて、これがどんどんどんどんエスカレートして首都移転というプロジェクトになっちゃったんですよ。その間、私もたしか三回ぐらいこれについての議決に要するに応じたことがありますけれども。
いずれにしろ、最初は国会議事堂と首相官邸をとにかく持っていくだけのプロジェクトとしてこれが始まった。それで、そのうちに、これは非常に大規模な社会事業、国家事業ということになったわけで、東京がまずいなら、どこがいいここがいいということでいろいろ名のりを上げる地域が出てきて、該当地の国会議員たちがそれに飛び付いた形になって、今日、こういう特別委員会が国会が開催されるごとに、そのたびに設置し直されて合議をしてきた。私もそこにも出席もいたしました。
これは、首都を仮に移転するというならば、国家的な事業でありますから、それぞれ、特に衆議院議員は自分の選挙区というものを踏まえてその地域の利益というものを当然代表もしなくちゃいけないでしょうけれども、それ以上のことは申しませんが、やっぱり後でちょっと質問の形でもひとつ申し上げたいと思いますけれども、該当しない地域の国会議員というのはほとんどこの問題に関心がない。
私は、自民党の総務会の大ベテラン議員に、非常に懇意にしている、ほかのことで。あなた方は、今度国会開催またされるそうだけれども、あしたあさって総務会やるんでしょうが、こんな特別委員会、やっぱり国のためにも改めて設置することないんじゃないですかと。極端な言い方、できたらつぶしてくださいよと言ったら、そんなものもうないよ、君と言うんです。ないことない、やっていますよと言ったら、まだやっているのか、あいつらと。
そんな要するに関心の中で、限られた人たちが、悪い言葉かもしれないけれども、要するに利益誘導という形で奔走されるのもそれは国会議員の仕事の一つでありましょうが、国会全体の中でとらえると、この特別委員会の存在そのものがほとんど他の国会議員の関心のうちにないままに、私は首都の在り方というものはその国の命運を左右する大きな問題だと思いますけれども、そういうプロジェクトがどういう形で審議され、その辺について他の多くのほとんどの国会議員がほとんど承知せずにいるというのも、日本の国会の非常に不健全な在り方の一つの証左としてとらえざるを得ないような気がいたしております。皆さん、お気に障るかもしれませんが。
まず、今お答えいただかなくても結構ですけれども、私は、さっき申しましたように、都民の声、国民の声を代表しているつもりで、それはすべてではないかもしれません、今日、この参考人としてまかり出ましたから、国民の声、国民の疑義を代表した形で三つほど質問をさせていただいて、いずれもっと開かれた形で、メディアも当てにならないところもあるけれども、良識の府である参議院の特別委員会の見識というものをお答えいただきたいんですが。
先般も、新しい官邸が誕生いたしました。旧官邸は震度幾つかの地震が来たらもたないだろうと言う。今度の官邸は相当強いんでしょうな、それは。新しく造ったんですから、関東大震災並みの地震でもつものは当然造ったと思うんですけれども、これに掛かった金は幾らですか。六百四十七億、総工費。それから、外務省も、何か耐震性が弱いというので、今どこかへ仮に引っ越しして補強工事を始めている。その前に、六本木にありました防衛庁は、これも膨大な工費を掛けて、四千八百十九億、五千億近い金を掛けて移転いたしました。
それから、皆さんが使っていらっしゃる議員会館も、余りに狭小なのは私も体験しましたので、もっとましなものにしようということで、アメリカの議員会館なんかに行きますと、大体一議員の部屋全体が受付のオペレーターを兼ねた女の子の部屋になっていまして、その奥に数倍の部屋があってうらやましい限りですけれども、その議員会館も限界に来ておるので、これをとにかく建て直そうかということで調査費が付いているようですけれども。
あれやこれや、とにかく国会・政府関係のそういう施設というもののこれから建て替える、あるいは既に終わった経費というのは六千九百億、一兆近い金を掛けて国の中枢の機能を運営するための施設というものをリニューアルした。これは私は別に反対しませんが、このことと、どこかに国家の中枢機能を丸ごとかあるいは部分的に移転するというプロジェクトの整合性というのはどこにあるんですかということを、実はこの間、衆議院の二度目の会合で松本さんという自民党の議員が質問されたら、寂として声がなかった。あの人の私語に終わったけれども、私はこれはやっぱり異常な現象だなと思って眺めていましたが、これは国民はみんなそう考えていますよ。
官邸を直し、外務省を直し、防衛庁は移り、その他の政府の、国家の中枢機能を運営する施設というものを一兆近い金を掛けてこれから直していこうというこの時期に、国の経済というのはかなり疲弊してきた、まだまだ日本は余力を持っていますけれども、その使い方を国が知らないからばかのように国民は見ているけれども、この時期に首都をどこかに丸ごと移転する、あるいは部分的に移転するというプロジェクトの整合性というものをまず私はお聞きしたい。いずれ、その時点で衆議院と参議院の特別委員会の趣旨が違っても、私は良識の府であるこの参議院の委員会としての権威としての回答をいただきたいと思うんです、国民に向かって。
第二は、この間、たまたまテレビを見ていましたら、ユーゴの独裁的な大統領だったミロシェビッチの非人道的な虐殺行為云々についての裁判がハーグの国際裁判所で開かれておりました。私は、ミロシェビッチという人に対する評価そのものは、前後の事情を詳しく知りませんから、ユーゴというのは非常に厄介な国で、これは多民族が集合し、幾つかの宗教が寄り集まってできた地域ですけれども、これはかつていい意味での独裁者のチトーという人がこれを強引に束ねて、言ってみると、小さいけれども一つのエンパイヤーとして存続し、西側にとってみると、ソビエトの目と鼻の先にユーゴというああいう地政学的には重要な拠点が、異民族異宗教というものを超えて強力な軍事力なり政治力で束ねられたということの存在は、冷戦構造の中でも西側にとっては非常に有利な条件としてチトーも評価されていたわけですが、この人が亡くなってそういうくびきというのがばらばらになってああいう内乱が始まった。
その中で、ある民族を代表するミロシェビッチが民族間の抗争というものを巧みに利用して自分のヘゲモニーを続けたわけでしょうが、その中で行った行為が非常に非人道的であると今裁かれていますけれども、ミロシェビッチだけじゃなくて、アメリカの人権運動家も含めて、この裁判は極めて疑義があると。なぜならば、つまりミロシェビッチが非人道的なことをした、つまり彼は有罪というか、これに責任があるということを前提にしてこの裁判が今までなかった形でハーグで組み立てられて行うことは、これはやっぱり人道上の問題として非常に問題があるという、そういう運動もありまして、アメリカの人権運動家たちもこれに反対しているという、そういう報告がテレビでオーディオビジュアルに非常に生々しく分かりやすく報道されていましたが。
それとこれと同じとは言いませんけれども、ちょっと私、この委員会もそういう疑義を感じざるを得ない。つまり、これはいずれの時点にかどこかにともかくも日本の首都を移すんだということをポジティブリーにアプリオリとして大前提として発足しているというなら、私は、やっぱりもっともっと開かれた形で委員会が運営されてしかるべきだと思います。
そうじゃないと言う人もいるかもしれませんけれども、私が手にしました、過去この委員会で同じ方が何度か発言されているのもありますけれども、その回数の中で、私が調べた限り、発言によっては微妙なものがあったかもしれませんが、都庁のスタッフがこれを精読して、マル・バツというんですか、付けた限り、過去、延べ数十人の方が参考人としてここで意見を陳述された中で、首都移転に反対だという人は二人しかいませんでしたな。私はこういう参考人の招致の仕方そのものが非常に、つまり不公平だと思いますよ。アンフェアだと思いますよ。国民にとって私はこれは許容できない運営だと思います。
実は私、最初に衆議院の特別委員会に呼ばれたときに、そのときの委員長は社会党時代から知っていた井上一成君でありました。彼は今、議席にいるんですか、いないんですか。彼が、私がるる陳述した後で、昔から仲間ですから、その終わった後、握手して、いや、石原さん、呼んでよかったわ、あんた、やっぱり反対は一人ぐらい呼ばなあかんなと言った。これは正直な、私は、要するに、どう言うのかな、告白というか言葉だと思うけれどもね。
やっぱり、こういう国家の命運を左右しかねないプロジェクトについての特別委員会が、この委員会がそれをどう規定するというのは非常に難しいことでしょうけれども、とにかく、いつかどこかへとにかく首都を移すんだということをアプリオリとして、大前提として設置されているならば、それは国会の都合でしょうから、そこまで国民は口を挟めないでしょう。それなら、一層これはやっぱり開かれたものにして、ハーフ・アンド・ハーフに近い賛否両論というものを皆さんが聴取されるべきと思いますけれども、衆議院の例を見ても参議院の例を見ても、反対の意見が本当に一割にも満たないというのは、私はこれはやっぱりアンフェアだと思う。こういう議事の運営の仕方というのは民主的じゃない。特に、参議院は良識の府なら、こういう点についての反省というのもしていただきたい。このプロジェクトの是非の問題じゃないんですね。それを一つ申し上げたい。
それから、こういう問題ですから、憲法の問題が絡むか知りませんけれども、この問題について国民投票をしたらどうですか。私は、何回もあるものじゃないから、こういう問題こそ国民が国民投票をして、それは、何というんでしょうね、決めれば、何十年に一回もないイベントですから、そういうことで国民の国に対する一つの参加感というのは出てくると思うし、是非参議院からも諮って国会全体で決めて、この問題を国民投票していただきたい。
というのは、どこどこと言いませんけれども、同じ立場にいる知事さんたちに聞いても、いや、実は私の立場でこの地域で決めているから言えませんけれども、私は反対です、頑張ってくださいという声があちこちにある。それぐらい、千々に乱れている利益といいましょうか、思惑がある。ならば私は、国民全体がこれを決めるということで国民の参加感というものが図れると思うので、こういった三つの問題について是非ひとつ参議院としてお考えをお諮り願いたい。
私の反対の理由というものをるる申しますが、過剰な集積、集中というのがやっぱり非常に東京にいろんな混乱をもたらして、不便をもたらしているからこれをやっぱり分散しようと言われますが、そういうところからこの論は出てきたと思う。
ですけれども、私たちが迎えているこの二十一世紀は、後半はかなり違った文明というのが誕生するかもしれない。私はその前に人間というのはもたないと思いますけれどもね、地球そのものが。ですけれども、その間、私たちは最善を尽くさなくちゃいけないわけでね。この二十世紀の後半から始まったいわゆるコンピューターエージと言われる新しい時間帯の文明というものは、コンピューターエージという言葉が象徴するように、コンピューターの本質的な機能である集中、集積だと思います。
こういう新しい技術体系というものに人間の文明、文化というのは規制されるし、支配されざるを得ない。人間自身が考案した一つの技術体系でありますけれども、私はやっぱり、それに逆行するような、本質的に逆らうような試みというのはやっぱり歴史的に否定されているだろうし、人間にとっても効率のいいものには決してなり得ないと思うのです。
確かに、東京も不便なことが多々あります。私、都知事に就任する前、同じ東京に選挙区を構えていて、東京ですから、あちこち出回ったり、友人もいますし、東京の中で動いてみると、いかにも渋滞が激しくて、東京の中での移動に時間が掛かり過ぎる。これはもう東京の決定的なマイナスでありますけれども、これが何で招来されたかということを考えていただきたい。
それは、美濃部さんが都知事をしているとき、あのコミュニストの知事がすべての要するに社会資本の造成というものに反対して、そのいわれは非常に単純なもので、ゼネコンが利益を上げることが自民党を太らせるんだということで、自分の知事選のときも、ストップ・ザ・佐藤、ストップ・ザ・自民と言って選挙をした。この人を三期ですか、都民は迎えたわけですけれども、そのときに彼がすべての公共事業というもの、ほとんどの公共事業を止めてしまったおかげで、何かあの人が非常に時代をかぶっていた印象があったものですから、私、非常に個人的に親しかったけれども、根本龍太郎なんという威勢のいいおじさん、元気がいいおじさんなんだけれども、この人は何かびびってしまって、環状線の工事というものを凍結宣言したんです。こういう政治家の責任を、私は生きていたら根本さんを知事としても弾劾したいぐらいだけれども、これがいかに東京というものをパラライズしたかということを考えていただきたい。
もし、彼が止めてしまって動かなくなった環状線というものができていたら、もう当然できていたでしょう、スムーズに進んでいけば。かなり時間が、日本の公共事業は時間が掛かり過ぎます、金も掛かり過ぎますが、それにしても完成していたでしょう。そうすると、パリとかロンドン並みに外環状道路が二つ、要するに同心円の形でできていれば、東京の渋滞を招いている、他県から来て東京を抜けて他県に行く自動車の過半はバイパスすることができたんです。
私が住んでおりました選挙区の大田区でも、東さんの時代に、あの多摩川の河川敷を使って、立川を経由して抜ける、北側に抜ける環状線の計画があって、調査費まで付いていましたが、立川の共産党の議員が騒いで、四百人の署名が集まっただけで美濃部知事はこの計画をつぶしました。その後遺症がいかに東京のデータイムの交通渋滞というものを招来して、東京だけじゃなしに国家に大きな損失を与えるかということを私は改めて感じるんですけれども。
同じことがありましたね。大阪でも京都でもありました。特に、京都の蜷川さんというのはスターリンみたいな人で、いや、本当にそうでしたよ。だから、野中なんて、よくあいつ闘ったよ、本当に、一人で。自民党で闘ったのは野中だけだったんだから。彼が何をやったかといったら、とにかく要するに全部公共事業を反対して、あのときから既に北陸新幹線の計画があったけれども、武生止まりで、京都は絶対に通さないと蜷川が言ったために、北陸新幹線の計画というのは武生で止まってしまって、その先、どうやって大阪という、東京の、いや日本の第二のメガロポリスにアプローチするか、いまだに計画がないんです。
こういうばかげた事態というものを、正にあれは共産主義者だったんでしょう、しかし皇室の崇拝者でもあった不思議な人ですけれども、あれがとにかく京都のためじゃなしに日本のためにそういう弊害というのを生んだということでありまして、私はそういうものも思い起こしながら、東京の要するにマイナス点というものは決定的に交通事情でありまして、これが、ならばという話は仮定の仮定でしかありませんけれども、もしああいう知事が登場せずに成就していたなら、東京はもっともっと機能的ですばらしい町になったと思いますし、これからでも私は間に合うと思うから、森内閣時代に私の仲間の亀井君と諮って、五年間で十兆円の予算を組んで東京の再生、大都市再生というのを提言したんですけれども。
いずれにしろ、歴史というものの堆積は、今度要するに堺屋君が、私の論敵が来て何か歴史を云々と説くそうだけれども、歴史は歴史で結構でしょう。しかし、やっぱり歴史のいい意味の堆積というものが、江戸という世界に比類のない中世というものの成熟構造を経て今日の東京を造った。結果、どうなっているかというと、霞が関、永田町に三権の要するに機能というのは集積してある。同時に、つい目と鼻の先、歩いてでも行ける丸の内に日本の経済の、経済界を代表する集積というのが行われていて、この政経不可分の、文明原則の中でこんなに、つまり経済の中枢と、丸の内がすべてではありませんけれども、政治の中枢というものがほとんど肩を接してあるような機能というものを備えている首都は世界にありません。
加えて言えば、その周りに、皆さんお好きかお好きじゃないか知りませんが、これも一つの成熟を明かすあれですけれども、赤坂とか柳橋とか新橋とかいう花柳界があって、つまりこの首都というものに彩りというものを添えているというのは、私はとってもいいことだと思う。
今日、IT化の時代でインターネットでどんな情報も簡単に取れますけれども、大阪に本社のある日本の代表的企業が幾つもあります。この人たち、この幹部、特に社長、会長、知っている人が多いですが、私も大阪へよく用事があって行きますと、行き来の新幹線の中、飛行機の中で多くの人にお目に掛かる。聞いてみると、必ず週に一回は東京に出ると。どういうことですかと言ったら、きちっと情報を取るためだと。情報なんか幾らでも取れるじゃないかと言ったら、石原さんね、やっぱりその情報源である政治家なりあるいは高級官僚なりに会ってフェース・ツー・フェースで自分で確かめない限り、その情報というものは責任者として採択できないと。
私は、これは確かにそのとおり、そこは人間の偉さでありまして、やはりインターネットでどんなに簡単に膨大な情報が取れても、それに目を通した後でフェース・ツー・フェースでその当事者に人間として会って、余計な会話も挟みながら、お茶でも飲みながら、やっぱり自分の情念、感性というものをフィルターにしてその情報をしまったことで初めて情報が情報になる。
これは当然のことであって、なるほどなという感じが私は改めていつもしていたんですけれども、いずれにしろ、東京というのはそういう形の集積、集中があって、それを是として大阪の、日本第二のメガロポリスに居を構える重要な経済人も、ごくごく遠いような近いような距離でありますが、飛行機で一時間足らずのところへ来ておられるということも、政経不可分という文明工学の原理からいって、この東京は非常にいい条件を備えていると私は思います。
どうか皆さんにも、地域の利益もあるでしょうけれども、国会議員なんですから、偉そうなことを言いますけれども、一種の文明論として、社会工学論として首都というものをもう一回考え、東京というものを見直していただきたいと思うんです。
例えば、せめて一部でも他に移そうと、これまた愚の愚でありまして、韓国が一部やりましたら、これはいかにこれが不便をかこっているかということは彼らも誇り高き民族だから言わないけれども、心ある政治家みんな失敗したと言っている。いっそ移すなら全部移せば良かったと言っているぐらいですけれども、そういう例があちこちにあるということも一つ認識いただきたいと思うんです。
皆さんに偉そうなことを言うわけじゃありませんが、物事というのはどんな物事でも複合的、重層的なものですよ、ヤスパースの言葉を引くまでもなく。歴史に限らず物事というのは、歴史が発生してやってくるいろんな出来事、現実もまた歴史でありますから、だから重層的なものなんです。その複合性、重層性というものを考えずに、何というんでしょうか、一元的にそれを切って物を考えると非常に効率が悪い行政にしかならないと私は思います。
私も二十五年間国会にいました。やきもきしながらうんざりして辞めたんですが、その後、東京を引き受けてやってみると、国とのかかわりが非常に多い。それはやっぱり日本あっての東京ですから、ですからこれ、就任してから三人の総理大臣と話し合ってきましたけれども、総理一人の責任じゃありませんが、多大に総理の責任もありますけれども、やっぱりライン化し過ぎた、つまり日本の今の要するに政府の在り方というのは、新憲法が発布される前の、三条何とかが太政大臣やったときの太政官と同じですな。もうとにかく分化したままずっと硬直して、とにかく一元化、ライン化してきた、それがもう更に徹底されたと。
ですから、そういう役人の発想を是正するのはもう政治家の責任ですし、この要するに首都移転の下請というのをどこの役人がやっているか知らないけれども、やっているでしょう、それはやっぱり。それは要するに与えられた仕事で、彼らはただの運営者ですから、その自分の与えられた仕事というものを一元的にしか考えない官僚を、それは実は複合的な重層的な意味が、要因があるんだということを説いて、いろんな形で束ねて使うのは政治家の責任だと思うけれども、私も含めて過去に与党、野党問わずこの国会がそういう、中央集権と言えば格好良く聞こえるけれども、それなりにまた硬直して一元化した、それぞれ一元化した行政機構というものを重層的に、複合的に束ねて使ってきたかというと、私はその努力はいささか足りなかったような気がするんです。
例えば、それは東京なんというのは小さな小さな自治体ですから、国に比べれば。私が決心してみんなを説けば局長たちもすぐ反応してできることでしたけれども、例えばこの間も自動車工業会を呼んで東京のこの劣悪なる大気汚染、皆さんだってこの空気吸っているんです。選挙区のある人は週末帰っちゃうからいいかもしらぬけれども、ずっと東京に住んでいる人間だっているんだ。もう東京で生まれる幼児のほとんどはアトピーであり、ぜんそくですし、アレルギー持っていますよ。こんな状況を放置してきたのは国ですよ、国。尼崎でも負けた。愛知県でも負けた。負けるのは分かってるんだ。東京でも負けますよ。私は東京は負けるに決まっていると言っている。あなた都知事じゃないですかと。おれは負けたら国を告訴すると言っているんです。不作為で来たんだから。
だから、私は自動車工業会呼んでとにかくできる協力をしてくれと言ったら、いろいろ協力してくれている。またそうすると、一部の運送業者がどこか、愛知県辺りからわっと束ねてインターネットで抗議すると戻っちゃった、前倒しが。行ったり来たりしているんだ。
それで、とにかくそれをまた更に巻き戻すためにこの間、自動車工業会の人に集まってもらった。そのとき妙な感謝をされたんです。工業会の代表が、だれでしたか、トヨタか何かの副社長か何かだったかな、とにかくその人が、いや、おかげさまで助かりましたと。これ国へ参りますと同じ環境省なり運輸省行っても大気汚染の問題といったら何局、NOxの問題だといったら何局、ばらばらで四つぐらい行かなくちゃいけない。一緒にやってくれませんかと言ったら前例がないからできないと。それを束ねるのが大臣だろうと思うんですが、なかなかそうはいかない。また、それぞれの部局に族議員がいらしたりしてとにかく、何というのか、省益と族議員の利害関係がとにかく一致してふくそうするものだから非常に国政は進むのに時間が掛かり過ぎるという気がしてならないんですけれども。
そういうことで、この何年もやっている首都移転がめどが付かないならそれは有り難いような話だけれども、いずれにしろとにかく、余計なことまで申しましたが、この日本という先進国の首都というものはそこらの要するに開発途上国の首都といささか違うんだ。
まだまだ何といったって日本は世界第二の経済のグロスを持っていますし、大分日本人このごろ自信なくなってきたけれども、日本の持っている力というのはたくさんあります。それを案外評価しているのは隣の中国であったりアメリカであったりしまして、日本の持っている技術力の先進性というのはなかなかばかにならない。
例えば、皆さん、去年の一月から超鉄鋼という鉄板を日本だけが作れるようになった。これは同じ鉄板、同じ薄さ、同じ重さの鉄板でも粒子が十分の一小さくなったものだから強度が全然違うんです。こんなものは世界じゅうで日本しか作れない。これは付加価値がただ一枚の鉄板なのに二十倍あるぐらい物すごくつまり価値のあるもの、アメリカはそれを知っているから、今度自分の選挙も踏まえて、何というんですかね、鉄板に関する輸入規制というのを仕掛けたみたいですけれども、いずれにしろそういったものまで世界を席巻していくのは間違いない。そんなものを含めて一杯あるわけですよ。
おととしの八月も、クリントンの時代ですけれども、国防総省の次官補代理の一人がヘッドになったデリゲーションが日本に来た。何を調べて行ったかと言ったら、デュアルユーステクノロジー、つまり日本は民間の用途に使っているけれども、アメリカがそれを活用したらアメリカの戦略にとって物すごく効果の出る技術というものを調べに来た。その機械は何かといったら、ソニーが作ったプレイステーション2だ。あそこで搭載されているマイクロチップというのはアメリカの一番進んでいる宇宙船に搭載されている六十四ビットの倍の百二十八ビットに突然なった。これが、もしこの生産技術体系というものが中国なり北鮮に流れたらアメリカの戦略にそごを来すから、これを規制しに来たし、同時にアメリカはいろんなものを調べて行った。
アメリカの戦略、世界戦略の展開のために不可欠なものというのを日本はたくさん作っている。日本人がよく知らないだけなんだ。そういう力というものを私たちはやっぱりもっと活用すれば、まだまだ日本は大国というか存在感のある国家として栄えていくことができるのに、何かとにかくそういったものの活用が、言ってみると国の行政がもうみんなばらばらになって、複合化されないからこういうていたらくになった。
東京がその大事な部分というのをかなり負うているところはあります。だからこそ、私はこの首都というものをもう一回意味合い考え直して、非常に拙劣な形での移転なんてものをやっぱり撤回していただきたいし、都知事だから言うわけじゃありませんが、この東京の世界に比類のない首都としての機能性というものを活用するために、私はだから首都の再生法というのは小渕ちゃんのころから言って、やっとできた、小泉時代になって。これをどう使うかということも考えていただきたい。その大都市再生法というのの主眼というのは、東京であり大阪であり、要するに九州のメガロポリスであるでしょう。しかし、やっぱり首都は首都ですから、私、ここで何も東京の宣伝をしきりにするつもりはありませんけれども。
いずれにしろ、それからもう一つ皆さんに認識願いたいのは、日本の首都は東京じゃありません、東京圏です。日本の首都は神奈川県でもあり、埼玉県でもあり、千葉県でもあるんです。ですから、そういう複合体として日本の首都が、何と、東京の人口は一千百万ですけれども、その首都圏全体を合わせれば三千三百万の人口のヒンターランドがある。この意味合いというものは世界に比類がないんですよ。
それを一番だれが知ったかといったら、日本の役人でも政治家じゃない、ビル・ゲイツだ。ビル・ゲイツは、手突っ込んできて、自分の資本出してここに彼のネットワークの王国作ろうと思って、ソフトバンクの孫君なんかと語らってやってきた。東電もうかつに乗れなくて、僕はちょっとストップしたんだ。僕は小渕総理に言ったんだ。これ、小渕さん、下手するとナショナルセキュリティー、関係出てくるぞ、現にECHELONみたいなことで、あの三沢の基地使われて、日本も西欧の先進国も、アングロサクソンの国が全部つまり盗聴されて、民間のネゴシエーションの情報盗まれているじゃないかと。東京は東京圏としてやられたらかなわぬから、これはやっぱり国家のナショナルセキュリティーとして考えてくれと。
しかし、やっぱりアメリカのビル・ゲイツが三千三百万の、しかも東京から北海道まで青、赤の信号を、ゴーストップのつながっている警察のそういうインフラというものを活用してここに大IT化というものを進めたなら、それはもちろん東京もその恩恵に浴しますけれども、しかしその三分の一の資本を外国が持っていることは非常に危険だと思っているんで、これは東京プロパーでやるつもりでいます。
それから、皆さんに是非理解と力かしていただきたいんです。これやったらシンガポールなんて目じゃないでしょう、こんなものは。東京の十分の一しか人口いないんだから。この三千三百万の要するに人口も、西欧の大国に匹敵する人口を持ったこの首都圏が完全にIT化されたら、これは一種の人間の文明革命になると思う。そういう可能性もやっぱり持っているということ。ですから、それをひとつ皆さん理解して、この掛け替えのない首都としての条件を備えた東京というものをもうちょっと再評価していただきたい。
それぞれ皆さん、故郷もお持ちでしょう。要するに、それぞれのローカリティーがあって、それは美しい皆さんの地域であり、日本の一部であり、掛け替えのなさというのは要するにそれぞれ違った意味であると思いますけれども、東京が既に歴史の堆積の上に培ってきたこの首都としての比類のない可能性というものを、あるものを補修すればこれがもう一〇〇%発揮されるということもひとつ認識していただきたい。これはやっぱり皆さんの社会工学的な、文明工学的な要するに認識によるものだと思います。
それからもう一つ、これも一種の文明工学、社会工学の問題だと思うんですけれども、先進国の首都ですから国際空港というものは不可欠なんですよ。ところが、成田はあのていたらくだ。何だかんだ言いながら、四十年かたったって空港一つできないんだ。しかも、羽田だって国際空港の可能性があるし、キャパシティーあるんだし、もう一本滑走路造って、プラス、東京がある判断をすればもっともっとあそこのユーティリティーが出てくる。だから、僕は亀井君に言って、あれ政調会長しているときに、彼、運輸大臣やって分かっているから、やろうじゃないかと。
皆さん、御認識していただけると思う。御存じでしょう。釈迦に説法かもしれないけれども、日本はあと三年半たったら国際線はパンクします。もう何年も前から言われて、だんだんその日にちが迫ってきた。パンクということは、急用ができてワシントン、ニューヨークに行こうと思っても、そういう人気路線というのは切符がもうフルブッキングで買えない。そうすると、その切符を手に入れている人に、あなたは大して用事がないんだったら、ホテルオークラに泊めますから、二日間待ってください、その代わり飲み食いして結構ですから、インセンティブ付けますから、とにかくその切符売ってよという形じゃなかったら、飛行機に乗れないんですよ。
もう目の前に見えている。私も運輸大臣やってそれ分かっているんです。だんだんだんだん日にちが迫ってきたんだ。国際線だって国内線だって、七年たったら人気の大阪線とか北海道の要するに千歳とかというのは満杯で飛べなくなりますよ、飛びたいときに。分かっていて、国会議員もほとんど何となく数字の上で承知しているけれども、これが日本の社会の命運をどういうふうに決する大事な問題かということを認識せずにここまで来ちゃった。ですから、国際空港というのは首都にとって不可欠なんです。
残っている三つぐらいの土地があるようだけれども、仮にどこかへ移ったときに、国際空港をどこへ造るんですか。この間、岐阜県の知事が常滑と。常滑から今の岐阜まで四時間掛かるよ、自動車の。電車で行くったって金掛かる、別に。それから、スーパーソニックが間もなく、十年たったら飛ぶでしょう、ニューヨーク—東京が四時間で飛来できるときに、日本へ着いてそこからまた数時間掛かって行くんですか、新しい首都のあるところへ。これはもうナンセンスですよね。
私は、やっぱり世界第二のボリュームを持っている経済大国にふさわしい空からのアクセスというのはきちっと作ってもらいたい。いつか、何か、去年ですか、国会というのは時々あちこちでばかなことを言うけれども、アメリカの国会が日本の国際的な空路のアクセスがもう非常に貧困で駄目なのはあいつらが意識して構えている非関税障壁だって、これは言ってもらうのは有り難いみたいな話で、アメリカの外圧で開いてもらいたいんだ、どこかの飛行場でも。
結局、成田があのていたらくですから、だから私が亀井君と諮って、三年半たったらパンクしたらえらいことになるから、とにかく沖合展開やろうじゃないかと東京の案を示したら、彼も、そうだ、やってくれと。今度は、大蔵省のばかが何言っているかといったら、東京が言い出して再展開するなら半分東京に出させろと、金を。どういう発想なんだ、これ。彼らは要するにてめえの預かっている金を守るだけの話でしょう。出したくないから東京に半分出せと。
国家を考えたら、こんなものは、昔は偉い政治家もいて偉い経済人もいたから、よし、分かった、設計図ができたら地盤の問題だけは並行してやったらいいんで、ラガーディア式に上に桟橋を造ってやるんだったら、もう発注しちゃえと。その代わり、政治はちゃんとヘッジしますな、それぐらいあなたが約束しているんだったら、経済界受けますよと。内閣がくるくる替わっても、しっかりした政治家としっかりした経済人が間に入って、こんなものはヘッジし合ってやりましょうということで三年でやれたんだ、昔は。そういう人がいたんだ。皆さんの中からそういう人出てくださいよ、政治家として、国政で。経済界も受け手がなくなってきた。そういう乱暴なようでストレートのキャッチボールというのは昔はあったんだ。それが、やっぱり私は政経不可分の中でも、要するに国益というものの推進の効率のある方法だと思います。
るる勝手なことを申しましたけれども、どうかひとつ、相対的に世界の首都に比べて日本の東京がどれだけのポテンツを持ちながらそれの活用をできずにいるか、それからその認識をかなりの政治家も欠いたままにこういう非常にイージーな案が、しかも時代ががらっと変わって日本が長い経済不況に苦しんでいる中で、実際に幾ら掛かるかということも正式な計量計算もされずに。
それから、もう一つついでに申しますと、東京はいろんな経験を持っているんですよ。例えば、今度どこかの案は、福島の方ですか、クラスターというちっちゃな町を作って、それをつなげる。町から町の遠さを測ってみたら、東京の要するに都心部から八王子ぐらい離れている。そんな町を幾つか作って、それを何でつなげるんだといったら、道路じゃなくてモノレールだと。モノレールの経営ってやったことあるの、何県。こんなに割に合わない、コストが掛かって赤字ばかり出る苦しい事業というのはないんで、東京はもうさんざん苦しんできたんだ。
そういうものもやっぱりちゃんと、要するに民間の持っている知見をしんしゃくして、国民に迷惑掛けない、費用対効果というものを考えながら、この訳の分からぬプロジェクトは国家の利益のためにひとつお考え願いたいということを切に切にお願いいたしまして、終わります。
ありがとうございました。