山本一太の発言 (国際問題に関する調査会)
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○山本一太君 自民党の山本一太です。
まず最初に宮田参考人の方にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど参考人の方も言及されていた、ブッシュ大統領の最近の悪の枢軸発言という中にイランが含まれていたと。これは私にとってはかなり意外なことだったんですけれども、おっしゃったとおり、例の九・一一のテロ以降、アメリカがイランとのある程度関係修復に動くんではないかという見方もありましたし、参考人がおっしゃったとおり、いろいろな意味でイランとの関係をある程度修正していくということがアメリカの国益にもかなうというような見方もある中で、あえてブッシュ大統領がこの悪の枢軸発言、悪の枢軸の中にイランを含めたという背景についてなんですが、先ほど参考人がおっしゃったように、その背景にはアメリカの強力なイスラエル・ロビーがあるということもあるでしょうし、先般発覚した例の武器輸出のこと等もあると思うんですが、ヨーロッパ諸国等々についてもアメリカがイランに対して強硬姿勢を取ることについてはなかなかコンセンサスもないわけですね。先ほど言ったように、石油戦略の中でかなりここのイランもヨーロッパ諸国に対していろんなシグナルを送って関係強化を図っていると。
この中で悪の枢軸発言が行われたということが、本当におっしゃったとおり、本当にイスラエル・ロビーの力だけなのかなという気がするんですけれども、そこのところをちょっとお聞きをしたいということが一点です。
もう一つ、短く申し上げますが、トルコのことをおっしゃっていたんですけれども、私は数年前に外務政務次官だったときにトルコに参りまして、エジェビット首相と三十分ぐらい会談をしたことがありました。そのときにも、先ほど参考人がおっしゃった、トルコはEU加盟を目指して非常に今努力をしているけれども難しいという話があって、これはどうも国際社会から、EUからはイスラム教国ではないかというどうも違和感があるということと、やはりそのときに感じた一番大きな問題はやっぱり労働者の問題だったと。これでトルコがEUに入ってくるときに、何十万、何百万というトルコの労働者が入ってくるということをEUが非常に恐れているというようなお話もされていましたが、かなりその当時もジレンマを感じている、その雰囲気は伝わってきたんですけれども。
そこで、質問は、さっきもちょっとおっしゃいましたが、こういう中で今、トルコの中に極右の政党が台頭していると。特に若い世代にナショナリズムが非常に強くなっているという、このことがトルコの外交政策にどういう影響を与えるとお考えなのかという、今の二点をお伺いしたいと思います。
もう一つ、ちょっと急いで宮田参考人にも伺いたいと思うんですが、示していただいたデータと資料は非常に興味深くて、大変参考になりました。
そんな中で、最近、中東産油国が外資の導入に動いていると。それは、例えば安全保障の確保とか技術力の格差を埋めるためとか、あるいは経済制裁を打破するとかいう政治的な意図もあるという話があったんですけれども、とにかく今、私もその情勢を見ていると、アメリカとかヨーロッパのメジャーがどんどんどんどんこの石油の契約をしていくという中で、特に石油資源に、九〇%以上、ほとんどをこの石油を輸入に頼っている日本がこういう石油外交でこんなに後れていて大丈夫なのかというふうに思っておりまして、その点についてどういうふうなお考えを持っているか、お聞きしたいと思います。
もう一点は、私は、援助の仕事で、特に国連にいたときに中東等々にもかかわっていたんですけれども、日本の援助に対するやはり中東の国々の期待というのはおっしゃったように非常に大きいと思うんです。インフラ整備から含めていろんなことなんですが。
ただ、ここにも書いてあるように、外資、日本の企業の進出が極めて少ないということもあって、今、参考人のおっしゃった「天の時、地の利」があるとすれば、人の和を広げていくことによってこの状況を改善できるのではないかという話がありましたが、アメリカなんかは、確かに向こうの中東諸国のエリートはみんなアメリカに留学していますから、例えばジョージタウン大学にもヨルダンの若い国王とかも来ていましたし、そういう中で日本が人脈を作っていくためにどうすればいいのか。まず例えば具体的に何を始めたらいいのかということについてアイデアがあったら伺いたいと思います。
済みません、ちょっと長くなりました。──今の質問は畑中参考人。申し訳ありません。短くて結構ですから、簡潔にお願いします。