奥田紀宏の発言 (国際問題に関する調査会)
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○政府参考人(奥田紀宏君) お答えします。
新左翼とか、それから社会主義勢力との連帯ということは、今のアラブの草の根の人々とか、それから、先ほど申しましたように、パレスチナの運動をやっている人の間にはもうもはやそれほどの力はないのではないかというふうに思われます。それよりも、やはり、先ほども申しましたイスラム原理主義的な考え方ないしはアンタイグローバライゼーション、反グローバライゼーションのような者たちの力が強いのかなと思います。
例の九月十一日以降、大変脚光を浴びておりますアフガンのアルカーイダの人たち、これはアラブの人たちですけれども、彼たちの出自をたどるとかなり中流から裕福な、オサマ・ビンラーデン自体が大きな日本でいうとゼネコンの御曹子の一人だったということにも象徴的に表れているように、割と経済的にも恵まれた、社会的には割と社会主義というよりは保守的な人たちが自分たちのアイデンティティーのよりどころがなかなか求められずに、一つはイスラム原理主義、それから彼たちの直接のきっかけになったのは反共産主義ということで始まった運動でございますので、そこのところで今やそういう社会の草の根レベルでは社会主義とか左翼、すなわち友達だというような意識を持ちにくい状況になっているんじゃないかというふうに私は思いますが。
以上です。