扇千景の発言 (国土交通委員会)
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○国務大臣(扇千景君) 大変大事なところでございまして、その一つ前の御質問の高速道路整備も含むことですけれども、いろんな地方の皆さんから意見を聞いております。それで、ここに高速道路ができるはずだからといって、都市まではいきませんけれども、中都市といいますか、核といいますか、ここに来るはずだからといって、その地域で整備をし、そしてまちづくりをしているところもございます。こんなもの早く来なかったらどうしてくれるんだという声も私もむしろ聞いております。
ですから、そういう意味で、私は、先ほどもう原則としてというふうに申し上げましたけれども、私はこの今の状況、日本の国の人口の減少、そして高齢化、少子高齢化社会、日本全体の形が変わってまいりました。そこでどうするべきか。今、最後に北岡議員がおっしゃいました市町村合併、これも一つの私は大きな少子高齢化社会での大問題だろうと思います。それも一つの手だろうと思います。けれども、社会資本整備が行き届いていないからといって、私、あえて町の名前も言いません、市の名前も言いませんけれども、じゃ平均的な下水道整備をしてあげましょうと、社会資本整備で下水道整備ができていないじゃないですか、今度おたくへ予算を付けて社会資本整備で下水道をしてもらいますよと言うと、いやいや、地方負担分のお金がないから要りませんと、こうおっしゃるところもあるんです、正直申し上げて。
大変私はそういうところは残念だなとは思いますけれども、私は、こういう意味で、何としても地方の声を聞くのが二十一世紀、大事なことだと思いまして、昨年一月の六日から国土交通省、四省庁統合いたしまして、私は、全国を十のブロックに分けまして、各地方の都道府県の知事さん、政令指定都市の市長さん、財界含めて全国十のブロックで九十名の皆さんに直接お会いして生の声を拝聴してまいりました。
それによって、地方の公共工事は地方から声を出してくださいと。そのブロックごと、十のブロックに分けましたので、十のブロックから、ブロックの中で、例えば九州が一つということで、九州の全知事さん、集まっていただいた。だから、九州一つということで公共工事の順位も決めてくださいと、道路も鉄道も空港も決めてくださいと言ったら、九州は一つで分かりましたと。四国もそうです。先生の地元の四国も四県知事さんがお集まりになって、四国は一つ、扇さん、これ四国が一県だったら北海道開発庁と同じように四国開発庁ってできていたでしょうねって四知事さんがおっしゃいました。
そのように、私は、全国の都道府県の知事さんと政令指定都市市長さん、財界と、これだけの声を聞いて、何としても地方分権しなければならないということで、御存じのように、十三年度予算に関しましてはブロックでお使いくださいといって総額四兆一千四百六十六億円、これは各地方自治体で責任持ってしてくださいということで、これは地方に分担金を増額してお渡しする制度を作ったわけでございます。これによって、各ブロックによって、みんなで話し合って公共工事を有効的に使っていただくようにということで、地方公共団体、具体的な事業の箇所あるいは内容を主体的に定めることができる統合補助金についても拡充を図ってきたわけでございますし、今後もその方向でいこうとしております。
そういう意味で、今、議員がおっしゃいましたように、私は十のブロックで、私が出ないときも地方懇談会というのは絶えず連絡し合ってしてくださいとお願いしておりまして、この間も地方整備局、運輸局等々で全部集まってもらいましたら、懇談会を行って今後の予算配分等々にみんなで協力していくという声を聞かれましたので、私は、この姿を国土交通省は今後も続けていきたい、そして地方の声を地方によって自らの手で変えていくという、今、北岡先生御指摘の地方分権というものの一助にしていきたいと思っております。