伊達忠一の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○伊達忠一君 できるだけ、正直言って簡素で分かりやすく私どもはしてもらえれば、そんなに何冊も資料を集めて検討しなきゃならぬということになると非常に難しくなってしまうのでよろしくお願いしたい、こう思っております。
それで、先ほど申し上げましたように、実はこの構造改革と経済財政の中期展望ですか、これの人材大国の実現、いわゆる競争力のある大学の実現に向けた改革と、それからその次のグローバル化の進展の前提に大学改革や規制改革など全般にわたって見直すんだということをここで言っておられますが、このことについてちょっとお聞きをいたしたい、こう思っております。
要するに、これからの大学の改革ということなんですが、いわゆるずっと、学問ですから戦後設置された学部学科というのはこれはずっと踏襲して継承していくことも私は必要だ、こう思っておりますけれども、しかし、戦後五十数年たってやっぱり時代が相当変化してきますし、科学ももう日進月歩でどんどんどんどん進んできている。この状況にあって、私はやはり時代のニーズに合った学科の対応というようなことも私はやっぱり必要だろうと。対応ですとか見直しがやっぱり私はする必要があるんではなかろうか、こう思っております。
一例を挙げれば、大変かつてお医者さんが少ないときに、日本の国民の健康、医療に大変大きな影響を与えるということで各県に医科大学を作りまして、今離島を抜かせば大体充足されたのではないかというような時代にまで迎えておりますが、逆に、一方では今度歯科医さんが、官立でもやる、私立でも教育をするというようなことでどんどんどんどんもうあふれて、今やもう二三%だか四%の、文部省のあれによりますと就職がこの程度になってしまって、もうあふれてしまっているというような状況のようでございます。
それで、また一方では今度、隣に藤井先生おられますが、薬剤師さん、薬学部を出てくる薬剤師さんが少なくて、大変どんどんどんどん調剤薬局だとかなんとか進んでいく中において引き抜き合いをやっているというような、その需要と供給のあれが非常に悪いということがあるようでございまして、私はやっぱりこういう時代時代にあって、今、まして医療改革を抜本的にしようというようなときに、医師だとか薬剤師だとか看護婦だとか、そういう医療技術者がやっぱりしっかりと充足をされた中でやっぱり改革を抜本的にやるんならやっていくというようなことにならないと、いわゆる医療過誤の問題でやっぱり結構大きいのは、薬剤師さんの要するに不足による医療過誤というものが結構起きております。そんなことから、是非ひとつ、私はこういう見直し、学科に対する見直し、大学改革をするときに、特にやっぱりこれを速やかにやれるような、そんな改革というものを私はしていかなきゃならぬのじゃないか、こう思っているんです。
かつて聞いたことがあるんですが、大学の制度を変えるといったら、昔はトラックに一台ぐらい書類を持っていかなかったら大変だったんだというような時代があったようでございますけれども、やはりこういう一律にそれを、すべてを改革を求めるということになると、私立歯科大学なんというのはやっぱり経営を主としてやっておりますから、国がそれまで足りない分を私学が補ってきてくれていたという経緯もあるわけでございますから、その辺の改革に向けた取り組みというのをちょっとお聞かせをいただきたいと思います。