浜田卓二郎の発言 (財政金融委員会)
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○浜田卓二郎君 そういうふうにおっしゃいますが、現実に出てくる政策というのは、補正は組まれました、だからそれを足せばどうかという話は今おっしゃったような数字になるのかもしれません。
しかし、今年度のスタートしたばかりの予算はマイナス予算です。公共事業費も一〇%削っているわけですね。削るのが悪いとは言わないんですよ。つまり、どうしたら政府の経済政策は拡大策だというスタンスをマーケットにインパクトとして与えられるかということです。
分かりやすく言えば、民間の財布のひもが締まっているから景気良くならないんでしょう。併せて政府も財布のひもを締めちゃ駄目ですよということを言ってきたわけでありまして、何も突然、三十兆も公共事業費を追加しろなどという議論をしているわけじゃないわけで、スタンスですよ。つまり、政府も経済に対して拡大的な対応を取っているよというメッセージが出てこないじゃないですか。
ですから、それは竹中さんは、今自分はそうおっしゃっていると言っていらっしゃるけれども、ここで我々は塩川さんとよく議論をしています。ちょうどいらっしゃらないのが都合がいいんでね、うっかりしたこと言うと怒り出されますから議論が途中で止まっちゃうんですけれども、塩川さんがおっしゃっていることは三十兆がありますということだけなんですよ。それで、しかも今度の四兆円も、今、デフレ阻止までは今年に入って言い出されたんですよ。
去年、ここで議論を、補正の議論を私は取り上げてやりました、かなり早い段階。そのときはデフレ阻止などという言葉は出てこなかったんです。つまり、そのときはセーフティーネット議論だけですよ。失業が増えたらそれにどう対応しますとか、転職を容易にしますとかいうような説明だけですよ。さすがに、今年に入ってデフレ阻止に変わられたと思う。
でも、もう一歩踏み込む必要がありますよ。要するに、景気拡大策に政府が転じたという、それが大事なんです。何も三十兆を垂れ流せなどと私は言っているわけじゃありませんで、政策というのはスタンスが大事だということを私は繰り返し申し上げているつもりでありまして、しかも、今年に入ってもう一つの言い方が出てきていますよ。三十兆にはこだわらぬでいいというような言い方が出始めているじゃないですか。それは竹中さんが演出していらっしゃるんですか。小泉さんがそういうことを言われましたよね。じゃ、なぜ去年の暮れまで、あるいは今年度の予算までは三十兆が大事で、予算が成立したら三十兆はもうそんなにこだわらぬでいいという話になるのか、その辺もよく分からない。
もう一回御答弁いただきたいと思います。