速水優の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(速水優君) 中島先生の御質問にお答えいたします。
 昨年来、内外の中央銀行の歴史にも前例を見ない思い切った金融緩和措置を実施いたしました。この結果、一つには、オーバーナイト金利あるいはやや長めの短期金利もほぼゼロにまで低下してきております。また第二には、マネタリーベースの前年比、私どもの方から直接出しています金は、前年比で三割弱の高い伸び、六月末でも二七・五、四月には三六%前年比伸びて、八十五兆円といったような数字になっております。
 このような金融緩和、これは、一つにはIT分野の世界的な調整とか、また米国のテロ事件の発生とか、金融システム不安の高まりなど、我が国経済に大きなストレスが掛かる中で、金融市場の安定を確保していくことを通じて景気の底割れを回避できたというふうに思っております。
 しかし、我が国経済が様々な構造問題を抱える下で、企業の投資や家計の支出、これらは十分活発化するには至っておりません。金融緩和が力強い効果を発揮していくためには、金融システムの強化や経済・産業面での構造改革を進めて民間需要を引き出していくということが不可欠なことではないかというふうに考えております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 速水優

speaker_id: 13832

日付: 2002-07-11

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会