速水優の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(速水優君) 日本銀行は、先ほども申し上げましたように、昨年来、日銀当座預金という量を主なターゲットとする思い切った金融緩和の枠組みの下で潤沢な資金供給を実施しているわけでございますが、現在は短期金利がゼロであり、これ以上低下し得ないということに加えまして、様々な構造問題のために金融緩和の効果が経済全体になかなか浸透していかない状況でございます。こうした状況の下で、インフレターゲティングであれ、物価水準ターゲティングであれ、単に数値目標を発表しても、それだけで物価上昇期待が生まれるわけではなくて、かえって政策への信認を損なう危険が大きいと思います。
 インフレターゲットというのは、申すまでもなく、多くの国々でインフレを抑えるために設けられたターゲットであると思います。日本銀行は、CPIの上昇率が安定的にゼロ%以上となるまで現在の思い切った金融緩和の枠組みを続けるという形で、物価下落の防止に向けた決意を表現しているところでございます。

発言情報

speech_id: 115414370X02420020711_014

発言者: 速水優

speaker_id: 13832

日付: 2002-07-11

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会