武部勤の発言 (農林水産委員会)
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○国務大臣(武部勤君) 御指摘のとおり、先般、スパチャイ氏にお会いいたしまして、我が国のWTO農業交渉に臨む考え方について率直に申し上げた次第でございます。まあ議長という立場でありますので、私どもの考えを十分聞いていただいたとは認識しておりますけれども、今御指摘のように日本の提案は受け入れ難いというようなそういうものではなかったのではないかと、このように考えておりまして、私どもは十分今後論議を尽くすようにということを要請した次第でございます。
昨年十一月に開催されましたドーハ閣僚会議におきまして採択された閣僚宣言におきましては、農業分野については非貿易的関心事項に配慮すべき、あるいは農業交渉の結果を予断すべきでないとの我が国の主張が全面的に受け入れられたと、私ども、かように認識いたしております。これによりまして、多様な農業の共存ということを基本的な目標といたしまして、農業の多面的機能への配慮や食料安全保障の確保等を追求する日本提案の内容を主張し得る交渉の枠組みは確保されたと、かように考えているわけでございます。
しかしながら、これから交渉が本格化する中で各国の立場の違いがそれぞれ鮮明になってくるであろうと、かように思いますし、厳しい交渉が予想されるところでございまして、我が国としては、今回採択されました閣僚宣言を踏まえまして、今後とも、EU、韓国等、我が国との考え方の近い国々との連携を更に強化していくことが必要だと、かように考えておりますし、我が国の考え方を力強く主張してまいりたいと、かように決意を新たにしている次第でございますので、御支援をお願いしたいと思います。