有村治子の発言 (文教科学委員会)
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○有村治子君 自民党の有村治子でございます。
まずもって、やはり教育が日本の国家の大切な大切なプロジェクトであるということを考えるときに、文部科学省や現場の先生方、あるいは教育委員会の皆様、あるいはPTAなど自発的に活動されている皆様に改めて敬意と感謝を申し上げて、私の質問をさせていただきたいと存じます。
基本的には教育というのは、私自身は、精神的、経済的、物理的にも自立して人格と能力を持った人たちを育てる、そのために現場をどう私たちがサポートできるのか、私たちはどういう活動を進めていくべきなのかという視点で質問を作成させていただきました。けれども、質問が初めてでございますので大変緊張しております。どうぞよろしくお願いいたします。
まず最初に、実際に起こった例を御紹介したいんですけれども、ある中学校に入る小学校六年生の父兄を対象にした中学説明会がありました。そこで、当該の中学校から来た副校長先生は、その小学校六年生の保護者に対して、うちの学校は女子トイレのドアがちゃんと付いています、リンチなどないから安心して来てくださいと、そういうことを言ったことがありました。もう古い、実は私が中学時代に、中学に入るときの十七年前のことなんですけれども、そうやって一生懸命中学校の副校長先生がうちの女子トイレにはちゃんとドアが付いていますということを力説されて、むしろ保護者が戸惑ったということがありました。
どうしてこういう例を御紹介申し上げるかというふうに考えますときに、英語のことわざを思い出します。ピープル・ビカム・ホワット・ユー・メジャー、ピープル・ビカム・ホワット・ユー・メジャー。人は測定される物差しに合わせて自分の能力を高めていくということわざがございます。ですから、既にあんたのところの学校はリンチがあるんじゃないかということを聞かれていると、リンチはないよという測定基準に従って人はその能力を伸ばしていくということだと思っています。
例えば、昨日も随分と質疑に出ましたけれども、トップ30の情報がマスコミに出たのを受けまして、動向によっては受験指導も変わる可能性があると大手予備校の河合塾だったり受験出版社の旺文社などが、民間の教育産業の企業が自らの判断でトップ30と思われるランキングの私案を公表しています。これも私たちが何を掛け声にするかということで関係者が反応する例だと思っています。
ですから、私たちがどういう教育の物差しを作るのか、それが重要なんじゃないかというような問題提起をさせていただいて、質問を始めます。
まず、昨日も幾つか出ておりましたが、総合学習についてお伺いしたいと思います。
塾に行く児童や生徒と塾に行かない児童や生徒との学力の格差、又は公立学校と私立学校に通う生徒の学力格差に対する懸念が上がっております。物理的あるいは経済的な理由で塾に行かない、私立学校に行かない人たちから格差に対する懸念が生じているんですが、これに対してどのような認識を持たれているでしょうか、またこれらの懸念に対する対策をどうお考えでしょうか、お答えいただきたいと存じます。