遠山敦子の発言 (本会議)
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○国務大臣(遠山敦子君) 広野ただし議員にお答えを申し上げます。
まず、大学病院等の治験体制の整備についてのお尋ねでございますが、治験につきましては、新しい治療法の進展をもたらし、新薬の開発等を通じ、医学や医療の進展に貢献するものでありまして、高度医療の開発の役割を担う大学附属病院の社会的使命の一つとして実施していく必要があると認識いたしております
文部科学省といたしましては、治験の推進に向けて、被験者への同意文書の説明や被験者のデータ収集を行う治験コーディネーターの存在が重要であると考え、平成十一年度から、治験コーディネーターを東京大学、大阪大学など十六の国立大学病院に順次措置いたしております。また、平成十三年度から、治験を専門的に担当する組織でございます治験管理センター等を群馬大学、山口大学など七国立大学病院に設置したところでございます。
さらに、治験コーディネーターを養成いたしますために、平成十年度から、国公私立大学病院の薬剤師、看護師等を対象といたしました治験コーディネーターの養成研修を実施しておりまして、これまで六百名を超える薬剤師、看護師等が修了したところであります。
今後とも、大学病院における治験の推進が図られますよう、治験体制の整備に向けて努力していきたいと考えております。
次に、近代医学と東洋医学の連携についてのお尋ねでございますが、生命医学の急速な進展や少子高齢化社会の到来など、近年の医学・医療を取り巻く環境は大きく変化しつつございまして、そのような状況下において適切な医療を行いますために、従来の学問領域や診療分野にとらわれることなく、柔軟な視点から医療人の育成や診療体制の充実を図ることが非常に重要であると考えます。
そのような認識から、国立大学におきましては、例えば、富山医科薬科大学の和漢薬研究所や岐阜大学など複数の大学の医学部におきまして東洋医学に関する教育研究が行われております。
また、昨年三月に国公私立大学の医学関係者によって取りまとめられました医学教育モデル・コア・カリキュラムの中でも、近代の薬物治療と併せまして、和漢薬を概説できることは医学生の到達目標とされたところでございまして、文部科学省といたしましても、これを踏まえた教育改革を引き続き各大学に促してまいりたいと考えております。(拍手)
〔国務大臣武部勤君登壇、拍手〕