竹中平蔵の発言 (財務金融委員会)
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○竹中国務大臣 副大臣の御答弁のとおりでございますけれども、後半の、委員お尋ねの、原因か結果かという問題、それと、これで景気がよくなるのかという点に関して、若干の補足をぜひさせていただきたいと思います。
不良債権の問題とデフレというのは、はっきり言いまして、お互いがお互いに影響し合うという関係がある、これはやはり否定できないと思います。むしろ、不良債権問題が深刻であるがゆえにマネーサプライが容易にふえない、だからデフレがより深刻になっている、デフレがより深刻になっていることによって、さまざまな形で不良債権がふえるような状況も出ている、そういう点は認めなければいけないと思います。
したがって、その悪循環をどういう形で絶っていくかということになると思います。これはもう、当然のことながら、両方やらなければいけないと思います。不良債権をなくす、減らすという努力と、それとデフレの他の要因である、デフレは、金融的な側面にプラスして、需要の側面、供給の側面、さまざまな要因で起こっておりますから、それに対しては非常に着実に総合的な対応策を打っていく、やはりその両方が必要だというふうに思います。
今般、金融再生に加えて、総合対応策ということで、全体のパッケージで考えるというのも、まさにそういう発想に基づくものであります。
最後にお尋ねの、不良債権問題を解決すると景気はよくなるかということに関しましては、私はやはり、マネーが正常に回ってこそ初めて正常の経済ができる、正常の経済の中で、当然のことながら、これはまた景気はよくなったり悪くなったりするわけでありますけれども、マネーが十分に社会に行き渡るという状況をつくることが、いわゆる持続的な成長をつくる経済の重要な基礎条件であるというふうに思います。
それだけで経済がよくなるということではない、加えて、例えば技術開発に力を入れるとか、人的資源の開発に力を入れるとか、さまざまな努力を別途もちろんしていかなければいけません。しかし、金融の問題をこのままにしておいて経済をよくするということは、これはできないというふうに思っております。その意味で、非常に重要な必要条件であるというふうに考えております。